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「週刊現代」7月5日号に載っています

2014年06月25日(水)

今、発売中の「週刊現代」7月3日号に私のコメントが載っている。
テーマは、「ゼロになって死にたい」。→こちら
ちなみに、「小保方逮捕の可能性」という記事も載っている。
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毎日、いろんな取材を受けるが、私で無くてもいいものは全て断っている。
私でないと言えないことだけ、協力している。

今日も様々な取材依頼を頂いた。
毎日、いろんなコメントを出しているが責任重大だと思う。

この号には、「小保方逮捕の可能性」との見出しもある。
「ええ?なんで??」と思う人が多いかもしれない。

このブログでは、STAP騒動について最初からそのように書いてきた。
しかしいくら書いても、市民の方は、理解できないようでビックリした。

「長尾先生は何も何もわかっていない」
「小保方さんをいじめて可哀そう」、という声が多かったことに、驚いた。

しかし可哀そうとか、頑張って!というレベルではない。
世界三大捏造事件とさえ言われているのに、それが理解できない人が多い。

犯罪ということは、被害者がいるということ。
それは騙されていた日本国民、市民なのだが。

このブログでは、事の本質を書きたいのだが、理解できない人もいるので
できるだけ分り易く書いている。 それでも理解できない人が多いようだが。

がん医療の全否定を煽る医者も同様。
早期がんを放置して手遅れになった人にどう責任を取るのか。

科学という名をまとった極論本は、インテリ市民ほど騙され易い。
エビデンスという言葉を知っている人だけがその言葉に騙される。

医療費定本を読みながら、抗がん剤治療を受けているのが多くの現実だ。
傍観者は好きなことを言うが、当事者は右往左往しながらがん医療を受けている。

医者に殺されても、医療費定本に殺されてもいけない。
さまざまな医療情報を自分の頭で考えて、賢い患者を目指して欲しい。

とはいえ、デイオバン事件もあるしな・・・・

薬のエビデンスの捏造は氷山の一角だろう。
製薬会社と医学の癒着は今後の大きな課題になる。

いずれにせよ、極論や捏造で、物事は解決しない。
よく考えて、「中庸」を探したい。








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この記事へのコメント

ボクのまわりでは、長尾・丸尾共著のばあちゃん、島田著のゼロ葬など、広く回し読みされています。
終活については、あまりふりまわされないよう、また、部屋の中の片づけも、ほどほどにしたいものです。(危険なサインか?)

今、解剖学者養老孟司の近著も面白そうです。
チョウはさなぎになった時点で、幼虫の時に活動していた細胞を全部一回、スクラップしてしまい、一方で、持っていたけれども、分化させていなかった細胞を徹底的に増やしていって、新しくチョウの体をつくる。もともとチョウの幼虫と成虫は別の生きものだった、という。
ヒトは青酸カリで死ぬのではなく、胃に入って青酸ガスとなったものが、細胞の中に共生するミトコンドリアの呼吸・糖分解を不能にすることで、結果としてヒトが死ぬのだという。
こういう仮説は、30年前は、ダーウインの自然選択説を愚弄するものとして、あちこちで攻撃されたそうです。誰かが感情的な批判をするときは、そのどこかに嘘があると、考えるようにしているそうです。

STAP騒動について、長尾先生の見解が一般市民になかなか理解されないのには、理由がありそうです。
いつも官公庁の報道資料のコピペしかできないマスメディアが、理研の報道資料をそのままコピペしたことについて、いまだに検証したというメディアはありません。
松本サリン事件で、河野さん一家をめった切りにしたことを、昨日のことのように思い出します。

1月30日のこのブログでは、新型万能細胞の衝撃と題され、iPS細胞とSTAP細胞との二項対立(最澄の南都仏教批判の二分法)で論じられ、カプセルに入れられました。
2007年。ヒトの骨髄細胞に消化酵素トリプシンというストレスをくわえることで、多能性幹細胞(Muse細胞)を発見した田澤真理ら研究チームは、6年後の2013年、国際特許のうち日本特許を取得しました。
このMuse細胞に山中4因子をくわえてできたものが、iPS細胞ではないかという指摘もあります。

小保方逮捕、野依逮捕などと、煽り騒ぎ立てる、売らんかなのイエロージャーナリズムに、弄ばれないようにしたいものです。
一般市民は、自分の体内にある未分化多能性幹細胞が解明され、自然治癒力をたかめたいのです。

Posted by 鍵山いさお at 2014年06月26日 03:28 | 返信

STAP細胞については、女性の理系ということで取り上げられて、その後、落とされるという、マスコミに踊らされた悲しい事件に感じています。

私自身は理系出身ではありませんが、最新技術は気になるところであり、情報を多くとりたいと思っています。特許に携わる仕事をしていたことがあるので、知財の大切さと大変さは、それなりに考えるものがあります。

「世界三大捏造事件」ということがどこで問われているのか、勉強不足で知りませんでした。

武田先生のブログで、改革委員会は「科学の三大不正事件の一つ」として理研の大改革を提案・・・とあったので、これに近いことなのかな?と考えましたが、科学と世界では違いすぎですね。 いろいろな見解があるのだと思います。

http://takedanet.com/2014/06/stap_4815.html

私は科学的な論文を書く立場にはありませんが、若くて柔軟な考え方は、貴重であり、こうしたことで、一つの可能性が失われることを私は、悲しく思います。

Posted by よしみ at 2014年06月28日 08:00 | 返信

出澤真理東北大教授(研究者番号50272323)を、田沢真理さんという別人の方と打ち間違ってしまいました。いつもの、おっちょこちょい、いらちグセですみません。

ついでにというわけですが。
近所の開業医さんから、お聞きした話です。
子供の時、祖母があやまって親指を半分切り落としてしまったのに、あわてることなく、親指を拾って、お酢で洗い、自分でくっつけ何かでぐるぐる巻きにしたそうです。しばらくすると、形はいびつでも、ちゃんとなったそうです。

くだんの先生。最近も、ゴミ収集車で指3本切断された労働者に、運よく軍手に残っていた指3本を持ってこさせ、それぞれをくっつけ(血管や神経の縫合をすることなく)、サランラップやアルミホールのようなものでグルグル巻きにしたら、元通りに修復したそうです。これまでに、計100本100%修復に成功しているそうです。

おばあちゃんの知恵もスゴイが、マゴ先生もすごい。
体内には、未分化幹細胞、ミトコンドリア、ウイルス、細菌などが、共存共生しており、自然な生態系をけいせいしているのですね。

そう言えば、小保方晴子の、マウス脾臓細胞への弱酸性ストレス刺激っていうのも、ありましたね。

Posted by 鍵山いさお (訂正) at 2014年06月28日 12:07 | 返信

今年の一月30日の「新型細胞の衝撃」と題するブログの中では、釈文人氏と名乗る方の意見「ちと、はしゃぎ過ぎでは?」が一番当たっていたのでは。

Posted by にゃんにゃん at 2014年06月30日 02:20 | 返信

10年ひとむかしどころか、1年ひとむかしか。
昨年の今頃、笹井さんは生きていました。死亡が報じられると、それまでバッシングの先頭に立っていた某学会は、「犯人探しはやめましょう」と、逃げまくっていましたね。NHKは、今も口をつぐんだままです。
小学生でも、いじめ自殺があると、原因解明がおこなわれるのが、普通なのですが。
ところで、史上最大のバッシングをうけた小保方さんは、今ご健在なのでしょうか。
昨日、国会に座りこんだ寂聴さんのお歳まで、充分すぎるほどの時間がありますよ。

一昨日は、高橋政代チームがすすめていた、2人目の皮膚から作成した網膜色素上皮のためのiPS細胞に、遺伝子の変異が複数見つかり、山中さんの判断でストップがかかったと、報道されています。
素人には、なんのことか分かりませんが、ES細胞の権威笹井さんや、当の山中さんが心配していたように、iPS細胞ががん化する可能性を抑制する方法が数々試されてきたにもかかわらず、やはりがん化したのでしょうか。
ヒトの体細胞は無限増殖するわけではなく、いくつもの方法で増殖をブレーキし、みずから死滅するとか。
そのうちの複数のブレーキをあらかじめ外すことで無限培養されるのがiPS細胞だと、聞いたことがあります。

現代医学は、がんの発生メカニズムも、がんを死滅メカニズムも、諸説あるそうで、最近は、大腸内細菌も、いずれにも、かかわりがあるとされています。
二人にひとりはがんにならないそうですが、その方面の解明も進めてほしいものです。
肋骨にヒビが入っても、包丁で指を切っても、植物の堅い刃先で眼が突かれても、細胞の先祖がえりと万能化、治癒と再生で、生物はしぶとく生きてきたのです。
体表や体内の、ミトコンドリアや、菌、ウイルスなどの助けもかりて。

Posted by 鍵山いさお at 2015年06月19日 07:15 | 返信

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