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介護報酬の不正報道

2014年07月16日(水)

在宅療養は、ケアマネ選びによって天と地ほど変わる。
悪徳ケママネにかかったら、金儲けのエジキにされる。
これは私が言っているののではなく国営放送の報道。
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天下のNHKが、悪徳ケアマネの実態を放映した。→こちら

衝撃映像に思えるかもしれないが、私の日常そのもの。

やっと表に出た、という感じ。

実は、現実はこんなもんじゃない。

窃盗など犯罪のオンパレードを見てきた。

いつもケアマネとヘルパーがグルになってやりたい放題だ。
医療との連携など夢のまた夢。

訪問看護をケアプランに絶対に組み込まないケアマネが多い。
訪問看護師が主役なのだが、ケマネがその登板を許さない。

悪くなれば、自分の事業所のヘルパーが近所の病院に勝手に連れて行く。
地域医療連携も医療制度もまったく知らないケアマネが多すぎる。

こんなんでよくケアマネ、やっているな、という感じの人が多すぎる。
もっとも、ケママネも「こんなんでよく医者やっているな」という感じ。

そんな実態をまったく知らないおめでたい偉い学者や役人さんから
「医療と介護の連携」というテーマの講演をよく頼まれるが、本当に辛い。

連携どころか、完全に相反している。
連携のレの字も無い場面をよく経験する。

舞台は、サ高住や有料老人ホーム。
そこに群がる怪しい人とケアマネと医者の談合で患者はエジキにされる。

たまにサ高住からの「脱北」に成功した人から実情を聞くが、仰天現実ばかりだ。
「ばあちゃん 介護施設を間違えたらもっとボケるで!」は、そんな中から生まれた本。

しかしこれは、ケアマネが悪いわけでもヘルパーが悪いわけでもない。
そんな実態を容認している厚労省の責任だ。

いや、厚労省も悪くない。
巨大な役所は専門分化が著しくて、内部の人間にはとても改革できない。

医療と介護の連携が不可能なのは、厚労省を見れば分かる。
厚労省内部で、医療保険と介護保険が無関係に動いている。

実はそれを放置している政治家の責任なのだ。
しかしそれを選んだのは、国民なのだ。

野ノ村議員のように絶対に議員に選んではいけない人を選んでいるのは市民。
つまり、ケアマネとヘルパーの犯罪を容認しているのはわれわれ市民なのだ。

だからみんなで話合って、政治に託して変えていくしか方法は無い。
もしくは、自分が役人や政治家になるかだが、そんな能力は無い。

介護保険の根本的な間違いに苦労している毎日だ。
答えはすべて自分の頭の中にあるのだが、一生、叶うことがない儚い夢。

ああ、2000年以前の、のどかな在宅医療に戻りたーい!








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この記事へのコメント

社会福祉士河本健二を検索していただき、じぃばぁプロジェクトをクリックしていただくと参考になるような動画が見れますのでよろしくお願いします。

Posted by 社会福祉士河本健二 at 2014年07月17日 02:26 | 返信

プラン立てます、往診します、入院できます、ヘルパー入れます、デイに来なさい、訪リハ入れます、福祉用具買いましょう、おむつも注文できますよ、ショートも使いましょうね。さぁ!高専賃へどうぞ!

でも、厄介な人はお断りよ。

すべて出来ちゃう事業所。そして嵌められる利用者。

そんなところが先生の身近に・・・何とかできません???(笑)

Posted by ままさん at 2014年07月17日 10:15 | 返信

丸岡さんの、仰ったように、ケアマネジャーが、ヘルパー派遣会社や、施設や、病院から、独立したほうが良いのでしょうね。
ケアマネジャーの資格を国家資格にするなんて言う人がいるけど、それは無理なように思えます。
私は、或るクリニックに付属したヘルパー派遣会社に3ヶ月、勤めただけなので、何も分かりません。
特に、経営的に独立できるのかどうか、さっぱり分かりません。
黒字になるまで、若い頃の長尾先生みたいに、道路工事の土方のおっちゃんみたいなことをして、夜だけ、ケアマネ事務所を経営するというわけにもいかないでしょうしね(笑)。

Posted by 大谷佳子 at 2014年07月18日 03:35 | 返信

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