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漢方と在宅医療

2014年07月18日(金)

このテーマで年1回くらい講演している。
今夜は医師対象ということもあって伸び伸びと話させて頂いた。
分る人には分るし、分らない人は、今後苦しくなるだろうという内容。
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漢方というと何となく亜流のような気がしている
医療者、市民が99%だろう。

そうじゃない。
日本の伝統医療は、漢方なのだ。

日本医療の歴史の中で、9割以上が漢方。
江戸末期に欄方が入ってきたので漢方となっただけ。

明治7年あたりが、時代の転換点。
西洋医学が日本の医学の主流になって、まだ150年もたっていない。

日本医学の起点をどこにするかによって話は変わっては来るが、
光明皇后を起点とするならば、1500年の歴史を有するのが日本の伝統医学。

明治7年~昭和26年の60数年間が漢方の[失われた歴史」だったのだ。
まあ、言いたいことはそんなことでは無かったが。

言いたかったことは、
・総合医
・総合診療
・プライマリケアケア
・家庭医
・かかりつけ医
などの言葉はどうでもういい。

患者さんを、一人の人間として見る気があるのか、ないのかという点。
全人的とか尊厳なんて言葉もどうでもいい。

要は、漢方的視点があるのかだけ。
あるいはそれを学び続けるモチベーションがあるのか無いのか、その1点のみ。

腰痛、かすみ眼、頻尿、しびれを西洋医学なら多剤投薬になる。
しかし漢方なら、牛車腎気丸、一剤でいい。

漢方とは合剤。
漢方とは、多剤投薬への処方箋。

さて、地域包括ケアとは何か?
それぞれの機能に応じた医療機関が各地域にある。

しかし必ず、その地域ニーズに合わない部分が出てくる。
つまり、非採算部門と採算部門が出て来る。

あるいは、非採算病院と採算病院が必ず出て来る。
実は、牛車腎気丸に相当する統合キーワードは[非営利型HD法人、だという話。

つまり、個別化全人的医療は、社会に置きかえると非営利HD法人になるだろうという話。
漢方という思想が、実は今後の医療界に求めまれているという話をさせて頂いた。

大好きなキードラッグ8種類の、文章に書けない話もここだからこそ話させて頂いた。
多在投薬への最大の処方箋は、「漢方的思考」なのだ。

分ってもらえなくともいい。
要は、在宅医療と漢方は非常に相性がいい、という話。

実は、これからが漢方的思考の時代なのだ。
間違いなく、今、30歳のひとまでこの思考がいずれ必須になるのだろう。

そんなこんなで、自分自身のボケ防止にはいい時間が持てた。
埼玉のドクターたちは、実に真面目なかたばかりだった。





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この記事へのコメント

漢方薬の一部が有効であることは否定しません
ただ、『漢方万歳』は、漢方の考え方は、科学とはなり得ない。訓詁学と同じで形而上学に過ぎない

漢法が、現代医学の余事象を埋めてくれると言うのは錯覚で、過去のどの時点でも、科学的医療の発展に寄与したことはない。

漢法に過剰な期待を寄せるのは、素人が民間療法やホメオパシー、カイロプラクティック等の擬似医療(インチキ)に走るのと変わりない心理状態です

五臓六腑や陰陽のどこに科学的定義や検証可能性があるというのだろうか?

peer reviewを受けない医師の処方がどんどん独善的になっていく前兆に思えてきます

Posted by 漢方が何をしたのかな? at 2014年07月19日 02:07 | 返信

漢方が何をしたのかな?さん。
漢方薬の一部が有効であることは否定しません、とのこと。
私も、化学クスリの一部が有効であることは否定しません。

ただ、素人、シロウト、といわれると、気になります。
先月の日本記者クラブで登壇された、佐倉統教授も。
科学に社会(素人やマスコミ)が口をはさむのは、百害あって一利なし、と。

医療村(叢)にも、原子村(叢)にも、こういう科学者が多いのですね。

Posted by 素人 at 2014年07月19日 05:20 | 返信

私は1953年生まれの漢方大好き女性です(この前も生年を書きましたが、年齢によっても感じ方が異なると思うので)。
私は小青竜湯と柴胡桂枝湯をもう20年以上、症状がひどい時だけ服用しています。いつも手元にあり、残り少なくなると近所の医院で処方してもらっています。西洋薬はめったに飲みません。よく、漢方薬は長期間服用しないと効かない、という人がいますが、私の場合は、即効を期待して服用しています。症状が気にならなくなったら飲むのを止めます。

私の場合には、近隣の医師が、この2つの漢方薬を導入してくれました。その医師は残念ながら亡くなりましたが、医院を継いだ娘さんが、同様に処方してくれます。娘さん医師は、博士様なので、当初は漢方処方に抵抗ある印象でしたが、近頃は気持ちよく処方してくれます。もし、科学的根拠がどうの、とか、検証可能性がうんたらかんたら、とか言われて西洋薬を勧められたら、私は小青竜湯と柴胡桂枝湯を処方してくれる医師を探し回らなければならなかった、あるいは、大阪の〇〇薬局でシンガポール経由で自費でウン万円払って購入したでしょう。

最近の若いお医者様方は、西洋医学一辺倒で、人間の「生き死に」や「病気」や「病気未満の体調不良」について、すべてが科学や化学やデータで証明できるハズだと、考えているかのような「傲慢」な方々が多いです。(傲慢医師の被害者が近藤信者になるのではないかしら。)
そういった「科学的検証大好きお医者様」は、医療発展のために患者が存在しているとお考えのようです。
東京医大の教壇に立たれる長尾先生は、まず第一に「患者のために医療が存在すること」を教えてくださると期待しています。

漢方薬は、科学的定義や検証可能性がなく科学的医療の発展に寄与したことがなくとも、体質に合った使い方をすれば、既成の事実として他の西洋薬よりも安全で有効だから必要とされてきたのです。
特に、この世に長期間存在している人間つまり老人には、漢方薬が第一選択肢だと、私は感じています。

yomiDr.のサイトですが、漢方について書かれています(komachiの投稿もあります)。
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=101639
漢方薬が保険適用からはずれるかも、という心配な記事も。漢方薬買うお金貯めなくちゃ・・・。
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=102075

小青竜湯と柴胡桂枝湯を紹介してくださった最初の医師にとても感謝しています。もちろん、お父上の処方を踏襲してくれる娘さん医師にも感謝です。

小青竜湯は目のかゆみにも即効性があります。柴胡桂枝湯はとにかくしんどい時に即効性があります。漢方薬に即効を期待して服用していると言うと、たいていの人は信用しないのですけれど、漢方薬は長期間服用しないと効かないというのは間違いだと思います。

Posted by komachi at 2014年07月19日 07:10 | 返信

やれやれ、どうしようもない素人さんたちが、漢方薬と漢方を殊更混同して議論を吹っかけるのは、どうしたものでしょうね?

>体質に合った使い方をすれば、既成の事実として他の西洋薬よりも安全で有効だから必要とされてきたのです。

なぜこんな一部の例で、『この世に長期間存在している人間つまり老人には、漢方薬が第一選択肢』なんて言い切れるんでしょうね。無責任だなぁ。(笑)

で、漢方の本を読んだことがおありかな?
理屈として矛盾だらけで、定義は曖昧。漢方薬が効かないのは、脈診の取り間違い?!

科学的であると言うことは、最低限の医師の行動規範であって、漢方万歳では古代、中世の暗黒時代に患者さんを巻き込むことです

西洋薬は飲まないというのに、どうして『西洋薬は効かない』『漢方万歳』になるのか?
その視野の狭さこそが現代医学の否定するものですし、対極にあるものです

漢方薬が何らかの自覚症状の改善に繋がることはあるでしょうが、その説明として使われる『漢方』とは、意味不明の呪術です。呪術で納得して満足して医療を行うのは、現代の医師の責任を果たす能力に欠けていると考えてます

医学知識に欠ける素人が『漢方』を擁護し支援したところで、『漢方』はゴミです
何故なら、現代医学が過去の漢方からどんどん大事なもの、有効なものを削ぎ落とした残りカスだけが『漢方』として残っているだけだからなんですよ

常に変化しないというのは、進化を否定した腐敗に結びつくものであって、医療よる人への貢献とは真逆なものです

典型的な『素人談義』の提供を、お二人に感謝致します

Posted by 漢方が何をしたのかな? at 2014年07月20日 05:42 | 返信

漢方が何をしたのかな?様

漢方や漢方薬に何らかの恨みでもあるのかな、と、あなた様のコメントを読んでいて吹き出してしまいました。きっとあなた様も私の『素人談義』を読んで大笑いなさったことでしょう。

専門家様らしきあなた様にお時間を取らせるのは申し訳ありませんので、あなた様のお気に障るようなコメントは差し控えますが、あなた様が勘違いなさっていることが4箇所、ございます。

①私は「議論をふっかけて」おりません。私は「漢方大好き」と言っているだけです。「議論をふっかけて」いるのはあなた様ではありませんか。そう感じる理由は②です。

②この表題の長尾先生のブログ本文のどこにも「漢方万歳」なんて書いてありません。このブログから「漢方万歳」なんて受け取り方をする人はフツーじゃないと思います。。ニュアンス的にも、「漢方を学ぶ必要がある」とは、受け取れますが、「漢方万歳」とは受け取れません。
にもかかわらずあなた様はいきなり「ただ、『漢方万歳』は」と、最初のコメントに述べられています。なんでそんなに「漢方万歳」にしたいのですか? だれもそんなこと、言ってませんよ。

③私は「西洋薬は『めったに』飲まない」のであって「飲まない」とは書いていません。一昨年、飲みました。抗生物質が必要な場合には飲みます。誰も西洋薬を否定していません。漢方好きです、と言っているだけです。

④私は「西洋薬は効かない」とは書いておりません。「体質に合った使い方をすれば、既成の事実として他の西洋薬よりも安全で有効だから」とは書いております。
しかしこの部分は、「すべての漢方薬がすべての西洋薬より安全で有効である」とは断言できないので「安全で有効『な場合がある』から」と改めるべきだと思います。

私が希望しますことは、お医者様方が、西洋薬同様に漢方薬について謙虚に学び、患者の希望に沿って漢方薬も処方できるようになっていただきたいということです。「漢方薬は科学的エビデンスがないから処方したくない」旨の発言は何人かのお医者様方から聞いております。そういうお医者様は、患者の選択肢を狭めているのではないでしょうか。
おそらくこの点でも、あなた様はムカッとなさるのでしょうね。
私は、医師は治療法や投薬内容を提示するが、それを選ぶのは患者であると思っています。患者は、提示された内容に質問でき、代替案があればそれを求めることができると思っています。
西洋薬しか処方できないお医者様は、漢方薬を選ぶ患者の権利を制限していると思います。

ごめんなさいね、エラそうな患者で。
どうか、あなた様のような医療者に巡り合わずに寿命をまっとうできますように祈っております。
だって、「科学的であると言うことは、最低限の医師の行動規範であって」・・・と考えてる、あるいは教え込まれてきた「医師」なんて、とても恐ろしくて関わり合いになりたくありません。
「患者の幸せ」と「科学的であること」が矛盾した場合、あなた様は「科学的であること」を優先なさるのでしょう。最低限の医師の行動規範を守りたいがゆえに・・・・・何をされるかたまったもんじゃない。桑原くわばら。

あ、結構、気に障ること、書いちゃったかしら。

Posted by komachi at 2014年07月21日 02:59 | 返信

医学の父、医聖、疫学の祖であるヒポクラテスでも、「四体液説」を唱えていたのと、似てると思います。
古代のことですから、全て現代の科学のEBMでは、説明できないのでは?
ヒポクラテスは、詐欺師ですか?

Posted by にゃんにゃん at 2014年07月21日 01:21 | 返信

漢方が何をしたのかな?さま
感謝いただきありがとうございます。
医療は職業医療家に。
科学は職業科学者に。
政治は職業政治家に。
原発は原子力業界に。原発ゴミは10万年後の超生物に。
汝、シロウトが、クロウトのやることに、口を出すのは、百害あって、一利なし。
シロウトは、どこまでも門外漢。
病いを治し癒すのは、主体自身ではなく、他者(クロウト)の職業的。科学的技量なの?
ですね。

Posted by 素人 at 2014年07月21日 02:23 | 返信

漢方が何かしたのかな?様の専門家的上から目線のお説には、ド素人の私はkomachi様、他の方のような理路整然とした文章も書けないので、漢方や漢方薬に怨念がおありな、医療専門家?と、ちょっとびっくりしていました。
素人の浅はかさ?漢方が長く続いて来たのは、人間の長い歴史の中での経験からで、それなりの理由があるのでは?と感じますが。
西洋医学、漢方、良いとこどりをすればいいんじゃね?という気持ちです。
当地では確か、代々続く漢方薬の何代目かの当主で、開業医でもある、という方もおられますし、私が年一回子宮・卵巣癌検診にいく婦人科の先生も、漢方薬処方もなさいます。私は更年期の初め、暫く服用しましたが、合わなかったので、身体の自然の変化に任せてみましょうか、で何とか過ごしてます。
HPに院長は、自分が風邪気味の時など、病状に応じて漢方を処方して飲んでます、とあったような。
要は、病になった時、患者を中心に色々な方法を考えてくれる医療専門家にド素人の私は見ていただきたい訳ですが、どう見分けたらいいんでしょうかね?

Posted by 小畑ふみこ at 2014年07月21日 09:36 | 返信

長尾先生

ここで登場する素人さん達と、放射脳、近藤誠親派との共通点が見えてきませんか?

まず感情から入り、論理や、過去の積み上げとしての事実、検証作業は後回し
素人が根拠のない思い込みで反論した気分になって徒党を組めばなんとかなると思っているようです

長尾先生が『漢方』(漢方薬ではないですよ)を勧めることの危険性をご考慮頂きたいものです

もちろん、放射脳の先頭に立ち、第二の近藤誠になるおつもりなら、私の心配は無益でしょう

Posted by 漢方が何をしたのかな? at 2014年07月22日 08:15 | 返信

漢方が何をしたかな?さま
素人に玄人の医学者、臨床家の方が反応していただいて、まことに恐れ入ります。
とり急ぎ、二つだけ質問させてください。
ひとつ。東京女子大病院のプロポフォール事件における、職業医療家集団の医療処置をどう分析されますか?
ふたつ。東大分子生物学研究所加藤茂明研究室の47もの?論文ねつ造事件をどう評価されますか?
お忙しいところ、まことに恐縮ですが、ご教示いただければ、ありがたいです。

Posted by 素人 at 2014年07月22日 08:10 | 返信

素人さま

ご指摘の問題は、「漢方は何をしたのかな?」とは、全く無関係な議論です
素人の議論は、烏合そのもので、議論が発散してまとまりようがなくなるので、お答えに意義を認めようがないです

敢えて答えれば、「漢方なら起こり得ない事態」であることは、確かです
漢方は、何でもアリの科学的検証作業や進歩と無関係ですから、そもそもの価値判断の価値も見いだせないものです
声の大きい人の言いたい放題、やりたい放題(笑)

江戸期でも、中国、韓国でも、漢方の伝統は、「秘密主義」「流派の門外不出」で、素人さんのお嫌いな権威主義の権化であり、権威主義でのみ権威が守られる蟷螂の斧です

漢方なら論文の捏造ところか、冬虫夏草、オットセイの性器、サイの角。。。
思いつきの印象だけで何でもアリで、流通してますね
中国の漢方といいながら、甲状腺ホルモン、ステロイド、バイアグラ混入。。。
漢方も話題がつきませんね

繰り返して言いますが、漢方が現代医学の穴を埋めてくれる要素はないので、現代医学の批判をしても、漢方が浮かび上がることはありません

繰り返しての素人談義の提供を感謝します

Posted by 漢方が何をしたのかな?  at 2014年07月24日 04:34 | 返信

漢方が何をしたのかな?さま
お忙しいご研究、ご臨床のさなか、ご返事ありがとうございました。
漢方とは、江戸時代以降の蘭学に対するやまと医学のことだと思い違いしておりました。
所詮、シロウトは、クロウトには叶いませんね。
玄人談議に感謝します。

Posted by 素人 at 2014年07月24日 04:54 | 返信

漢方が何をしたのかな?様

まず次の2点をご一読いただければ幸いです。

①漢方薬と漢方についての捉え方の違い

あなた様は、「漢方薬の一部が有効であることは否定しません」と書いておられます。しかしどうやら「漢方」には猛反発・全否定なさっていると受け取れます。

一方、(私だけではないように思いますが敢えて私だけにしておきます)私は、漢方薬だけ漢方医だけ漢方的思考だけが良いとは思っていません。同時に西洋薬だけ処方し、近代医学だけを学んで漢方を全面否定する医師が良いとも思っていません。
『小畑ふみ子』さんが書いてくださっているように『西洋医学、漢方、良いとこどりをすればいいんじゃね?という気持ちです。』・・・これにまったく同感です。

結局、あなた様の主張と私(たち)と、あんまり違わなくないですか? 

あなた様が述べておられる『漢方の伝統は、「秘密主義」「流派の門外不出」・・・・』等々を誰も肯定していないし推奨も歓迎もしていない。

「いいとこどり」してほしいと思うことに、何か問題ありますか?


②長尾ブログへのコメント投稿者について、あなた様は誤認識なさっています。

あなた様の記述ですが、『素人が根拠のない思い込みで反論した気分になって徒党を組めばなんとかなると思っているようです』・・・・・これはあなた様の誤認識です。

私『komachi』は、『素人』さんや『にゃんにゃん』さんや『小畑ふみ子』さんとまったく面識がありませんし、どこのどなたか存じません。直接に電話で話したこともメールをやり取りしたこともありません。
ですからあなた様が、「徒党を組めばなんとかなると思っている」なんて書かれると、私は、「???この人、ちょっとヘン、それとも日本語知らない帰国子女?」と思います。だって、「徒党を組む」ってのは、仲間や同志が相談し合って共に行動を起こすことではないですか? お互い知らない人同士が徒党を組めないですよ。


あなた様がどういう人なのかな~~~とイメージしていますが、
あなた様は何らかの医療を職業になさっている、あるいは志している方と推測します。
あなた様はご自分を「専門家」と見なして、『素人』さんや『にゃんにゃん』さんや『小畑ふみ子』さんや私『komachi』を「素人」と見なしておられる。
あなた様は、ご自分のような「専門家」の言うこと、やることに「素人」がとやかく言うべきではない、「専門家」に任せておきなさい、という持論の持ち主であるらしい。
それでいて「お答えに意義を認めようがないです」と言い放ちつつ、素人の議論にお相手をしてくださる・・・・・
あなた様はけして悪い人ではないし、一生懸命学問をしてきて「専門職」であることに誇りを持っているまじめな方だと感じ得る。

にもかかわらず何がひっかかるのかというと、あなた様の「狭量さ」と「専門家であることの過剰なプライド」を、あなた様の文面から感じるから、かな・・・・
そしてそんな人が医療者であってほしくないと、思うから・・・・そんな人が医療であると患者はたいへん迷惑して困るから・・・かな。

だから、あなた様に少しでも良い方向へ変わってもらいたいと思う、ゆえにこうして時間かけてあなた様へお便りを書いている。

「専門家であることの過剰なプライド」は、素人すなわち大半の患者を卑下すること及びインフォームドコンセント無視につながる危険性をはらんでいます。
だって、めんどくさいでしょ? 素人に説明するのって。それに、説明される方も、「専門家」から卑下されてる、めんどくさがられてるってこと、わかるんですよ。同じ人間だから。そうするとね、医療者と患者の間が円滑に行かないのよ。だから、その医療行為がうまくいかないとトラブルになるの。究極的には訴訟。

今、医療者に一番求められているのは真の意味でのコミュニケーション能力だと思います。

でも、あなた様のような象牙の塔でしか生きれないような人って、また増殖し始めているのもしれない。

今後医療者と関わる時には、あなた様を思い出して、より慎重に腫れ物にさわるように用心深く上手に逃げるように心がけます。よい教材となってくださってありがとう。

Posted by komachi at 2014年07月24日 09:05 | 返信

>ここで登場する素人さん達と、放射脳、近藤誠親派との共通点が見えてきませんか?

放射能。放射脳?
オー、ノー!

Posted by 匿名 at 2014年07月25日 03:34 | 返信

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