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食べさせない栄養士、食べさせる栄養士

2014年07月27日(日)

昨夜は、関空近くのゲートタワーホテルで講演したあと
在宅NSTの会で勉強させて頂いた。
カリスマ訪問栄養士の奥村圭子さんと胃ろうの権威の丸山道夫先生の講義を拝聴。
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7月27日(日)まだまだ少ない 「食べさせる」栄養士
 
昨日は、第4回在宅NST研究会の司会をしていました。
NSTとは栄養サポートチーム、のことです。
大きな病院にはたいていNSTがあります。
 
栄養士、看護師、医師などがチームで取り組みます。
そうした活動を地域の中で行うのが在宅NSTです。
栄養士さんが主役で自宅を訪問して様々な活動をする。
 
自己負担は500円強なのですが、利用者は少ないです。
ひとつはそのような制度があることが知られていないから。
もうひとつは訪問してくれる栄養士がまだまだ少ないから。
 
昨日は、カリスマ訪問栄養士さんの講演を聞きながら、
いろんなことを考えていました。
彼女が訪問するとなぜ在宅患者さんはあんなに喜ぶのか。
 
ひとつはゆっくり話を聞いてもらえるから。
もうひとつは、食べさせる支援だからかと、想像します。
食べることを支えるのが訪問栄養士の仕事です。
 
外来での栄養指導は、まさしく食べないことの指導。
あれを食べるな、それを減らせ、といった内容です。
しかし訪問栄養士は、反対に食べることの支援です。
 
在宅患者さんは程度の差はあれ、衰弱した方が多い。
沢山の食事をできないようになっている方がメイン。
だから、「食べさせない」ではなく「食べさせる」に。
 
外来と訪問では、方向性が真逆であることに気がついた。
先週は、訪問薬剤師さんの学会で講演し熱気をもらった
ばかりですが、昨夜は栄養士さんに力を頂きました。
 
薬剤師も栄養士も、真面目で大人しい方ばかりです。
彼らの今後の活躍の場は、建物の外、つまり地域や
在宅に大きく変わってくるものと予想しています。

PS)
今日は、これから鹿児島県薬剤師会で講演です

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この記事へのコメント

訪問栄養士の奥村圭子さんのお話を聞きたかったのですが、母が熱中症になって、弱ってしまいまして、クーラーの温度管理が難しいので、行くことができませんでした。
是非また機会があれば拝聴致したいと思います。

Posted by 大谷佳子 at 2014年07月27日 11:08 | 返信

座長お疲れ様でした。綾小路路線を密かに期待しておりましたが・・・真面目路線でしたね。
脳梗塞による、嚥下障害で胃瘻にした父を2年間の在宅療養で、看取ってもうすぐ3年です。あの時胃瘻の選択をしたことが、正しかったのか?心の隅に小さく引っかかっていました。私は看護師ですので、理論上は必要性は理解していましたが、お二人のご講演で、娘としての感情が納得した思いでした。有難うございました。

Posted by ルナース at 2014年07月28日 06:32 | 返信

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