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二度目の台湾紀行
2014年08月17日(日)
GWに続き、二度目の台湾訪問だったが、さらに台湾が好きになった。
近くて遠い国、どこかつかみどころのないこの国と日本を比較していた。
司馬遼太郎の「街道を行く」の台湾編をいつかゆっくり読んでみたい。
近くて遠い国、どこかつかみどころのないこの国と日本を比較していた。
司馬遼太郎の「街道を行く」の台湾編をいつかゆっくり読んでみたい。
GWは、台南の成功大学が中心だった。
そしてお盆の今回は、台中と台北が中心の訪問だった。
台湾の医療事情を勉強して、見習うべき点が沢山あると思った。
医療のみならず、政策や行動様式にも私が学ぶべき点が多い。
以下、他愛も無いことばかりだが、何の予備知識も無く(地図さえない)
訪問した異国での私の正直な感想を書いておこう。
台湾人は、少々大袈裟で、もてなしが上手い。
ビルなどの建物や美術品に見られる美的感覚は
素晴らしいし、見た目を気にしているように見える。
しかしその一方で、「隠さない」という長屋文化のようなものもある。
一流のホテルやレストランでも日本なら隠すべき裏側を隠さない。
ええ格好しいの、あけっぴろげ、という形容が相応しいが、台湾人。
帰りの空港の手荷物検査で、お土産に頂いたお酢が引っ掛かった。
本来なら没収だ。
諦めていたら、「あちらで別に手続きをさせてあげる」と列を離れさされた。
「面倒くさいな」と思いながら、トボトボと10mほど歩いたところで
若い検査員は私の耳元で、カタコトの日本語でこう囁いた。
「コンカイハオマケ。ツギカラキヲツケテクダサイ」
臨機応変なのだ。
ホテルの朝食ビュッフェは10時まで。
しかし原稿書きで忙しく、ダイニングに降りた時は10時15分だった。
もう誰も食事をしておらず、食堂スタッフたちはかたずけの最中だった。
日本なら「申し訳ごさいません」で実質無視されて終わりだが、台湾では
コップを持ってきて2つのジュースを飲ませ、新たに卵を焼き、パンと
フルーツを皿に盛って、運ぶのを手伝いながら部屋まで着いて来てくれるのだ。
とても柔軟でホスピタリテイに溢れている。
中堅のビジネスホテルでも部屋は清潔で治安はいい。
日本のホテルよりずっと過しやすい。
深夜の台北を本当に隅から隅までタクシーで移動しながら彷徨ったが
治安は素晴らしいくいい。
バイクは恐ろしく多いが、道路も清潔で上手に整備されている。
タクシーなどの乗り物も快適で、日本円より安いので使い易い。
滞在中に10回以上乗ったが、料金をまけてくれそうになったり
日本のようにボラれそうになる気配は無かった。
台湾の夏は暑いかといえば、日本よりずっと涼しい。
ホテルのエアコンを切っても、まだ少し寒いくらい。
空気も澄んでいて、湿度も低い。
私が晴れ男のせいもあるのか、雨に無縁で晴天続き。
しかし日中でさえ汗をかうことが無かった。
恥ずかしい話だが、4日間、同じ下着、同じシャツで充分だった。
帰りの空港も、驚くくらい空いている。
すべて待ち時間はほぼゼロ。
どこに行ってもスムースで、お盆混雑とは無縁だった。
日本と台湾の時差はわずか1時間。
エバー航空は極めて快適。
飛行中もすっと晴れ。
関西空港に着いた瞬間に、「ここは暑い!」と感じた。
数日ぶりに、ジワーと汗が出る。
ネットでは大雨だと聞いていたが快晴だったので、ここでも晴れ男を発揮。
リムジンバスに並びかけた瞬間、携帯電話が鳴った。
鼻から管が入っている人が自己抜去して、家族から「すぐ入れて欲しい」との依頼。
「はいはい、1時間ちょっと待っていて下さいね」と返事し、一旦家に帰り直行。
その後、2件ほど別の連絡が在宅患者さんから入った。
まるで私の帰りを待っていたかのような携帯コールの連続。
いつもそうなのだが、出張から帰った瞬間に電話が鳴りやまない。
不思議で不思議でしょうがない。
在宅患者さんには、海外出張のことは言っていない。
電話は、世界中どこにいてもつながるから海外でもファーストコールは私が取る。
5日間海外に居て、今回、携帯が鳴ったのはたった2件だけだった。
セカンドコールの先生にいつもお願いして、出張するのだが、
まだ一度もお願いすることは無く、今回も無かった。
しかし帰国した5分後から往診依頼。
いったいどうなっているのだろう?
これは普段の生活の中ではあり得ない少なさ。
そしてその2件ともたいした用事ではなく電話で済んだ。
台湾がどんどん好きになっていく自分が怖い。
興味の対象が沖縄、石垣、西表から、完全に台湾に移っている。
嘉義で一緒に食事をした、嘉義キリスト教病院の白医師とはフィリピンの話をした。
白医師は、台湾とフィリピンで診療していると言う。
そういえば、2週間前、河野先生の勉強会で尼崎の小川先生ともお会いして
フィリピンの話をしたばかりだったので、興味がフィリピンにもどんどん膨らんで行く。
おそらく自分の先祖はベトナムから台湾に流れて来たのだろう。
そんな血を自覚している。
もし次に台湾に行くならば、高雄、そして台東に行ってみたい。
冬の東海岸を2週間ぐらいかけてゆっくり北上したらどんなに楽しいだろう。
GWもそうだったが、台湾の音楽も好き。
今回、台北101の89階で沢山見た「綺麗珊瑚」にも魅せられた・・・
深夜、尼崎の患者さんを3人、往診した。
そして吉野家でロース豚丼490円を食べたが、これも美味しかった。
もともと食にこだわりが無い。
なんでも食べられるが、台湾はとても美味しい。
クリニックの横にある24時間スーパー「玉出」の看板を改めて見上げると、台湾そのもの。
考えてみれば尼崎の町もどこか台湾の匂いがするな、と思いながら、さっき帰宅した。
そしてお盆の今回は、台中と台北が中心の訪問だった。
台湾の医療事情を勉強して、見習うべき点が沢山あると思った。
医療のみならず、政策や行動様式にも私が学ぶべき点が多い。
以下、他愛も無いことばかりだが、何の予備知識も無く(地図さえない)
訪問した異国での私の正直な感想を書いておこう。
台湾人は、少々大袈裟で、もてなしが上手い。
ビルなどの建物や美術品に見られる美的感覚は
素晴らしいし、見た目を気にしているように見える。
しかしその一方で、「隠さない」という長屋文化のようなものもある。
一流のホテルやレストランでも日本なら隠すべき裏側を隠さない。
ええ格好しいの、あけっぴろげ、という形容が相応しいが、台湾人。
帰りの空港の手荷物検査で、お土産に頂いたお酢が引っ掛かった。
本来なら没収だ。
諦めていたら、「あちらで別に手続きをさせてあげる」と列を離れさされた。
「面倒くさいな」と思いながら、トボトボと10mほど歩いたところで
若い検査員は私の耳元で、カタコトの日本語でこう囁いた。
「コンカイハオマケ。ツギカラキヲツケテクダサイ」
臨機応変なのだ。
ホテルの朝食ビュッフェは10時まで。
しかし原稿書きで忙しく、ダイニングに降りた時は10時15分だった。
もう誰も食事をしておらず、食堂スタッフたちはかたずけの最中だった。
日本なら「申し訳ごさいません」で実質無視されて終わりだが、台湾では
コップを持ってきて2つのジュースを飲ませ、新たに卵を焼き、パンと
フルーツを皿に盛って、運ぶのを手伝いながら部屋まで着いて来てくれるのだ。
とても柔軟でホスピタリテイに溢れている。
中堅のビジネスホテルでも部屋は清潔で治安はいい。
日本のホテルよりずっと過しやすい。
深夜の台北を本当に隅から隅までタクシーで移動しながら彷徨ったが
治安は素晴らしいくいい。
バイクは恐ろしく多いが、道路も清潔で上手に整備されている。
タクシーなどの乗り物も快適で、日本円より安いので使い易い。
滞在中に10回以上乗ったが、料金をまけてくれそうになったり
日本のようにボラれそうになる気配は無かった。
台湾の夏は暑いかといえば、日本よりずっと涼しい。
ホテルのエアコンを切っても、まだ少し寒いくらい。
空気も澄んでいて、湿度も低い。
私が晴れ男のせいもあるのか、雨に無縁で晴天続き。
しかし日中でさえ汗をかうことが無かった。
恥ずかしい話だが、4日間、同じ下着、同じシャツで充分だった。
帰りの空港も、驚くくらい空いている。
すべて待ち時間はほぼゼロ。
どこに行ってもスムースで、お盆混雑とは無縁だった。
日本と台湾の時差はわずか1時間。
エバー航空は極めて快適。
飛行中もすっと晴れ。
関西空港に着いた瞬間に、「ここは暑い!」と感じた。
数日ぶりに、ジワーと汗が出る。
ネットでは大雨だと聞いていたが快晴だったので、ここでも晴れ男を発揮。
リムジンバスに並びかけた瞬間、携帯電話が鳴った。
鼻から管が入っている人が自己抜去して、家族から「すぐ入れて欲しい」との依頼。
「はいはい、1時間ちょっと待っていて下さいね」と返事し、一旦家に帰り直行。
その後、2件ほど別の連絡が在宅患者さんから入った。
まるで私の帰りを待っていたかのような携帯コールの連続。
いつもそうなのだが、出張から帰った瞬間に電話が鳴りやまない。
不思議で不思議でしょうがない。
在宅患者さんには、海外出張のことは言っていない。
電話は、世界中どこにいてもつながるから海外でもファーストコールは私が取る。
5日間海外に居て、今回、携帯が鳴ったのはたった2件だけだった。
セカンドコールの先生にいつもお願いして、出張するのだが、
まだ一度もお願いすることは無く、今回も無かった。
しかし帰国した5分後から往診依頼。
いったいどうなっているのだろう?
これは普段の生活の中ではあり得ない少なさ。
そしてその2件ともたいした用事ではなく電話で済んだ。
台湾がどんどん好きになっていく自分が怖い。
興味の対象が沖縄、石垣、西表から、完全に台湾に移っている。
嘉義で一緒に食事をした、嘉義キリスト教病院の白医師とはフィリピンの話をした。
白医師は、台湾とフィリピンで診療していると言う。
そういえば、2週間前、河野先生の勉強会で尼崎の小川先生ともお会いして
フィリピンの話をしたばかりだったので、興味がフィリピンにもどんどん膨らんで行く。
おそらく自分の先祖はベトナムから台湾に流れて来たのだろう。
そんな血を自覚している。
もし次に台湾に行くならば、高雄、そして台東に行ってみたい。
冬の東海岸を2週間ぐらいかけてゆっくり北上したらどんなに楽しいだろう。
GWもそうだったが、台湾の音楽も好き。
今回、台北101の89階で沢山見た「綺麗珊瑚」にも魅せられた・・・
深夜、尼崎の患者さんを3人、往診した。
そして吉野家でロース豚丼490円を食べたが、これも美味しかった。
もともと食にこだわりが無い。
なんでも食べられるが、台湾はとても美味しい。
クリニックの横にある24時間スーパー「玉出」の看板を改めて見上げると、台湾そのもの。
考えてみれば尼崎の町もどこか台湾の匂いがするな、と思いながら、さっき帰宅した。
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