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台湾の家庭医事情

2014年08月18日(月)

このブログは本当にいろんな方に読んで頂いているようで責任の重さを感じている。
台湾の医療事情について私なりにご紹介したが、台湾の医師から素晴らしい書き込みを頂いた。
私の調べ足りない分、書き足りない分を追加・補足して頂き、感謝申し上げたい。
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書きこんで頂いた台湾の先生とは全く面識がないが、
家庭医療に情熱を燃やしておられることが伝わってくる。

おそらくこの先生のの書き込みが真実の姿なんだろうと想像する。
すでにコメント欄にアップされているが改めて、以下、転記させて頂く。

どれも大切な問題ばかりだ。
ありがとうございます。

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

台湾のいろいろについて、ご紹介ありがとうございます。
宜しいければ、私のほうからちょっと追伸させてもらいませんか?

1.保険証のICチップの話について、記録できるのは、ある部分の投薬と検査のオーダーしかできません。この患者さんの個人医療情報は、ICチップで漏らさせると個人情報管理法に違反の疑いがあります。さらにお恥ずかしいですが、台湾政府の思うのは、ICチップを通して、医療保険の出費を管理するしかしたくないです。各院間の医療情報の共有というのはあんまり気にしていません。

2.子宮頚がんの予防接種、原則的には自腹です。台湾の予防接種の政策で、中央政府で作られましたが、財政的に困らない地方政府には、公費で中央政策外のワクチンを提供しています。A型肝炎、子宮頚がん、年配の方に対する肺炎のワクチンの方が、その形として提供しています。台湾全般的な状況とは言えません。

3.ジェネリック薬問題など薬の話について、病院によってバラバラです。ちょっと言われた成功大学病院、つまり私の病院の場合、病院の利益を最優先ではないとしてやり方と地方の私立病院のやり方はかなり差があります。根本的な原因は、医療保険の問題です。

4.在宅ホスピスの件について、本院の場合、24時間体制の医師対応がありませんが、代わりに、ホスピスを担当している看護師は24時間対応です。看護師までも処置できない場合、ホスピス病棟の番号ももっている家族や患者さんたちは、直接電話をかけて、夜勤当時している医師が責任をもって出ます。これも病院によって違います。

5.家庭医の話ですが、私自身は家庭医です。但し、在宅ホスピスを実行する条件について、ちょっと厳しいと思います。台湾では、ホスピス医療を提供できるのは、まだ他の専門医があります。その専門医を養成はほぼ内科医から、がんの専門医を経由して、緩和医療専門医の免許を取ることです。研修年間は6や7年間が必要です。家庭医までも研修医プログラムで2年をプラスして免許を取られるが、がんの専門知識が足りないのはかなりの欠陥です。さらに、研修年間も5年しかありません。ちょっとおかしいと思われませんか?一見、同じ資格なのに、同じ品質を提供できますか?家庭医システムについて、今の大先生たちも迷路に入りました。最初、家庭医を成立の目的は、専門医の壁を破り、もっと人間を大切し、クリニックの医療の磐石になり、医療教育と地元医療を捧げることです。但し、今の研修医システムは、家庭医学学会でかなりボリュームある本院までもこれを無視して、研修医に旅行医学、加齢医学、緩和医学や職業安全医学などの分野を推薦して、何かこれらの中に何も手に入れないと、家庭医として失格になる。私自身は研修医の末、本院の家庭医学の医局で、この研修医養成プログラムの計画担当ですから、学会に何回も顔を出しましたので、ちょっと家庭医ではない他人に口を出させたくないです。決して若い医師の情熱が不足と言うことにばかにさせたくないです。すみません、ちょっと興奮しちゃいました。

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