大きな会場がほぼ埋まっている。
シンポジジストは、以下。

長寿院・住職　　篠原鋭一氏
小学校校長　　　田之上誠文氏
船井本社社長　　船井勝仁氏
看取り士　　　　　佐藤智子
そして、日本看取り士会会長の柴田久美子さん

お一人お一人のお話はとても楽しく含蓄に溢れている。

今後、全国各地でこのような催しが開催されるだろう。
これからの時代とはそんな時代なのだ。

「看取り」は決して忌み嫌うものではない。
いい看取りを考えていくことが大切だ。

自宅で死ねないではなく、自宅でしか死ねない時代がすぐそこに来ている。
そんな中で、我々はどう看取っていけばいいのか。

これは個人の問題ではない。
社会の問題、まさに連帯責任ではないかと、篠原さんは説く。

出産は女の仕事だが、看取りは男の仕事だと船井さんは説く。
経営者（男性）が変われば、看取りが変わると。

生きる教育と死の教育の両方が必要だと田之上さんは説く。
それは、道徳教育、、倫理教育より大切なのではないか。

暮らしの中での自然な死を支えていく。
抱きしめて送りたい、と柴田さん。

今、看取り士は全国に３１人。
エンゼルの支部が５１ある。

１人の死を多くの人で見送る。
９９％が不幸でも、１％が幸福であればいい。

全国看取り士会の柴田久美子さんの挑戦は続く。
微力ながら私も応援したい。


ＰＳ）
午前中は、週刊現代の対談取材だった。
相手は、宇宙飛行士の向井千秋さんの夫の向井万起男先生だった。

テーマは、これまた「終末期医療」。
憧れの先生と対談した後に、記念すべき第１回の全国大会。

朝日新聞・アピタルも読んでほしい。
結構、時間をかけて書いている。