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いい決勝戦だった

2014年08月25日(月)

あっという間に夏の甲子園が終わった。
逆転、逆転の好ゲームが続いた。
いつも深夜の熱闘甲子園を見て感動していた。
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プロ野球にはあまり興味がなくなったが
高校野球はいくつになっても見てしまう。

年を取れば取るほど、手に汗を握って見ている。
本当はライブで見たいのだが。

14歳の中学校3年生の夏、陸上部だった自分は
伊丹市の自宅から甲子園球場まで走っていた。

片道1時間くらい、往復2時間走っていた。
実は走るのが目的ではなく、甲子園球場の外野(無料だった)での観戦が目的だった。

あの夏の貯金の足の筋肉でこれまで生きてきた。
しかしもうその貯金もそろそろ終わり。

今日の決勝戦は近畿勢同士。
三重が近器かどうか異論があるだろうが、近畿だと思っている。

最後の0.01秒まで分らない紙一重の差で大阪が優勝。
三重がかわいそう。

三重の気持ちを考えると泣いてしまう。
高校野球を見て泣くようになってもう数年たつ。

これも老化か、認知症化か?
これだけ見るものを感動させる高校生スポーツが他にあるのかな。

野球が好きなのではない。
高校野球が好きなのだ。

昨夜、東京医大の東新宿のグランドのすぐ近く(200mくらいかな)のビルの上にいた。
そのグランドで、31年前の夏、たしかに準硬式野球で汗を流していた。

下手くそで同僚や後輩に迷惑ばかりかけていた31年前の東医体を思い出した。
恥ずかしくて汗が出た。

記憶の中の自分の野球。
テレビの中の今日の野球。

重なる部分は皆無だけど、昔、野球のユニフォームを着ていたことを思い出した。
あのユニフォームはどこへ行ったのだろう。

ママー、デユリメンバー?
と、新宿3丁目のどん底で、ジョー山中が酔っぱらって歌っていた。

その3丁目で、その日出会った人たちとお話をした。
30年なんてついさっきのように昔の町を思い出しながら。

夏は高校野球。
でもそれが終わった夏。

明日からは、夏の終わり、だ。

産経新聞には、心と体シリーズでの連載が始まった。→こちら
自分が一番、心と体がバラバラなのだが、思いつきで書いて行く。


産経新聞・心と体のバランス編第1回  熱中症と夏バテの予防
                         冷房温度の調節で自律神経バランス保持
 
 今年の夏は、雨が多いですね。広島県の集中豪雨による土砂災害で犠牲になられた方には心からご冥福をお祈りいたします。8月10日には、台風が兵庫県赤穂市に上陸しました。前日は伊丹市で、当日は姫路市で講演していましたが幸運にも雨風の被害はありませんでした。しかしひとつ間違えたら大変なことになっていたかも。今回の災害は決して他人ごとではありません。地域の防災意識を高めて、苦い教訓を少しでも活かしましょう。
 今回より「心と体のバランス編」です。私は何でも屋の町医者で、心の専門家ではありません。しかし日々、多くの精神疾患の人も診させて頂いていますので、その経験に基づいて思いつくまま書いていきます。

 さて、暑い兵庫の夏を無事乗り切るためには、熱中症対策が欠かせません。外来でも在宅でも「熱中症予防」を説いています。しかしただ水を多く飲めばいいという訳ではありません。汗で失われた塩分もいっしょに補給することが大切。最近は塩分を多く含むスポーツドリンクが販売されています。あるいは、お茶に梅干しでもいいでしょう。塩分の摂りすぎは高血圧やむくみの原因になります。しかしだからといってこれだけ暑い夏には、塩分の摂らなさすぎもまた問題です。適度な塩分摂取を心がけてください。

 「冷房を効かせすぎて風邪をひいた」という方が結構たくさん、受診されます。寝室を冷房で冷やしすぎるのはお勧めできません。昔ながらの扇風機が私のお勧めです。実は今年も冷房を一切使わず扇風機で寝ています。室温は、昼間であってもできれば28度くらいがお勧めです。扇風機を回すだけで室温が下がった感じがします。また冷房よりも除湿です。夏バテを訴えて受診される人もいますが、多くは冷房温度が低すぎることが原因です。室内と外気温の温度差が5度以上あると体温調節機能がうまく働かなくなります。「夏バテ」で食欲が低下して、「夏やせ」になる人もいます。なにかと自律神経のバランスが乱れやすい季節です。体力の低下は気力の低下につながり、仕事の能率も下がります。

 そこで「夏バテ解消の注射をしてください」と言われる患者さんが来られます。しかし口から食べられる人には注射や点滴は不要で、できるだけ口から補給してください。うなぎ、豚肉、枝豆などのビタミンB1・B2、酢、レモン、梅干などのクエン酸、そしてぶり、さば、あじなどのナイアシンやカリウム、マグネシウムなどのミネラルが豊富な食品をバランスよく摂ること。「どうしてもお薬が欲しい」という人には、漢方薬がお勧めです。私は補中益気湯や六君子湯などをよく使います。西洋薬は元気を低下させる薬が多いですが、漢方薬には逆に元気をつける薬が沢山あるので、この季節には重宝します。
 不眠も夏に多い症状です。上手く眠れないと機嫌が悪くなります。免疫能が低下してヘルペス(帯状疱疹)ができます。夏でもうつ傾向になる人もいます。なにかと自律神経のバランスが乱れやすい季節ですから、毎日、そのバランスに気を配ってください。歩行、入浴、睡眠がポイントです。そしてこの季節こそストレスを上手く発散してください。来週はストレス社会とうつ、について考えてみます。
 
キーワード 熱中症
気温が高い場所にいることにより体内の水分や塩分のバランスが崩れて起きる、めまい、けいれん、頭痛などの症状の総称。2013年6月から9月に58,724人が病院に搬送された。急に暑くなる日が特に注意が必要である。


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※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

この記事へのコメント

 これコピーして患者様に渡しています いつもありがとうございます
戴いた(サイン!!いり ⇒家宝にします☆~)三冊もすべて読みました。ありがとうございます。

Posted by 薬剤師 井澤康夫 at 2014年08月26日 09:05 | 返信

「あの夏の貯金の足の筋肉でこれまで生きてきた。
しかし、その貯金もそろそろ終わり。」
…同じ50代として、わかります!
私が過ごしてきた高度成長期の昭和の子どもたちは、外で遊ぶ中で筋肉の貯金ができていました。
今の時代、中高時代、運動部に入っていた子はともかく、そうでない子たちは…。
将来、子どもを産み育てる体力、生き抜いていく体力が心配です。
今後の日本人の平均寿命が、どうなっていくのか興味深いです。

Posted by 匿名 at 2014年08月26日 04:50 | 返信

今日もお疲れ様です。

私も高校野球は大好きです。
勝ち抜いてきた夏の高校野球の方が好きです。
私ももらい泣きを若い頃からしてました。

甲子園は・・・・・
一昨年の夏に観戦後、帰ろうっ!と思ったところ、歩けなくなって係員の人が車いすを準備してくれて、救護所に運ばれました。
体温計はHiと表示、下着姿で全身を氷で覆われ点滴されました。
まさかまさかの熱中症でした。
意識が半分朦朧としたなか、保険証持ってない、現金も身軽にしてきたなんて心配しながら2時間ほど過ごしました。
が、治療費はかからず、OS-1も頂き、頭を何度も下げ帰路についた苦い思い出の場所です。
まさか自分が熱中症になるなんて、全く前触れなしで、気がついたときには、自然治癒力は期待できない状態でした。
病気?がんもきっとそのうち襲ってきて、まさかと思うんでしょうねぇ~早期発見・早期治療ですかね。

うつは・・・・・
前触れはたくさんあったんですが、それがうつとは気づかず、我慢して辛抱して自分なりに頑張って、無理をしてなってしまったんですよね。
最後の一撃は上司の言葉でした。
言葉は凶器になりました。
言葉の重み、深み、鋭さをつくづく感じました。
複雑骨折した心は、整復し縫合しましたが傷痕は残ったままです。

まだまだ暑いです、お身体にご自愛ください。
あっ、年がら年中働いている感じの先生、たくさんのご褒美を身体にあげてくださいね!!

Posted by rara at 2014年08月26日 07:20 | 返信

先生、こんばんは。いつもは旦那さまをほったらかして9時が限界の岡村です。
うちは、旦那さまと結婚して14年間産経新聞なので、え???先生の連載???と必死で探しましたが見つかりませんでした。さては、大根をくるんだ新聞では?と確認しましたが24日の新聞でした。
おかしい・・・。実家は、兵庫県の赤穂市にあります。台風が上陸した日は、父は中国に語学留学中で不在・母は妹が住んでいる栃木県にいました。先生は、やっぱり食べることを大事にされているので詳しいなぁと尊敬いたしました。私も勉強中ですので大変参考になりました。ありがとうございました。
心と体がバラバラにならないでくださいね。でも、私も今とっても苦しいかも・・・。

Posted by 岡村典子 at 2014年08月26日 11:23 | 返信

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