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認知症は半径500m以内を注意

2014年08月31日(日)

認知症の徘徊死亡の半数は、半径500m以内で起きているという
データが公表された。
ということは、やはり町内の見守りが大切だということだ。
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認知症高齢者の徘徊死亡7割は住居500メートル以内
高知大医学部が全国初の調査             高知新聞  2014年8月26日(火) 配信
 
 
 高知大学医学部は、徘徊(はいかい)中に死亡した認知症高齢者に関する調
査をまとめ、25日発表した。高知大学医学部で法医解剖を行った19例が対
象で、徒歩の場合は約7割が生活拠点から500メートル以内で亡くなってい
たことなどが分かった。こうした調査は全国初で、徘徊死亡事故の予防に期待
が持てそうだ。
 
 高知大学医学部の橋本良明教授と古宮淳一学内講師が調査。対象は高知大学
医学部が2003~2013年に法医解剖した女性10例、男性9例の計19
例。平均年齢は82・1歳だった。解剖記録などを基に、死因や死亡場所、通
報までの時間などを調べた。
 
 19例のうち自宅に住んでいたのは18例、病院が1例。外出方法は徒歩が
14例、自動車3例、自転車2例だった。死因は川や海などに誤って転倒、転
落したことによる溺死が最も多い8例で、交通事故などによる外傷死が5例で
続く。
 
 死亡場所が特定できたのは15例。うち徒歩は11例で、生活拠点から最長
で5・8キロのケースがあったが、8例は500メートル以内と身近な場所だ
った。
 
 また外出してから3時間以内に警察などへ通報できたのは2例にとどまり、
約2日後になったケースも1例あった。
 
 責任執筆者の古宮講師は「500メートル以内の捜索や早期通報が重要。独
居高齢者が増える中、認知症高齢者を社会全体で見守る態勢づくりに生かして
ほしい」と話している。論文は米国の認知症専門医学雑誌オンライン版にも掲
載されている。
 
 高知県の推計では、昨年10月現在の認知症高齢者は約3万5千人とされて
いる。

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この記事へのコメント

はじめまして。
私は、名古屋で納棺師を職業にしているものです。
年齢は先生と同じS34年生まれです。
実は、母が認知症で介護度5に認定され、
現在は自宅で父が介護しています。
その父も心筋梗塞の兆候があり、お盆前に
異常に足が浮腫んでいたので病院へ行き、検査したら
だいぶ、心臓が悪くなっているとのことでした。
母は、今でこそ毎日車椅子で生活していて、自分で何処か
行くこともなくなりましたが、以前は徘徊して
大変だったのです。
といっても私は一緒に暮らしていないから、父から「あの時は大変で、、、」と事後報告を聞くのみでした。
母にGPS機能付きの携帯を首からぶら下げる習慣を付けたのが、徘徊にとても便利で、父も慌てずにいられたようですが、田舎に住んでいたから、事故にも合わず、大きな怪我もせずいられたのかもしれません。
それと、村の人達の協力があったのも良かったかと思います。母が外を歩いているのを見た近所の人が、携帯で父に電話をしてきて、「今、あっちの方向に歩いて行ったぞ」とか
教えてくれたそうです。
8月24日の四谷区民ホールの先生の講演に友達が行き、
大層、先生の講演に感銘を受けたそうで、私にパンフレットを送ってくれました。
私は納棺師を仕事としていて、そのお仕事に誇りをもって
いますが、中々厳しいので、介護施設の夜勤をして生活を成り立たせています。
施設が「看取りの利用者さん」を受け入れていますのですが、身内でもなく、元気な時にお話をしたこともなく、
自分の夜勤中に知らないうちに亡くなっていた、ということが無い様に、息はしてる、と確認する看取りでしかありません。こんなんでいいのか?と思っていた時に、「看取り師」という職業があることを知り、大変興味を持ちました。
長々と書いてしまいました。
先生の書かれた本を2冊買いましたので、また読ませていただきます。

Posted by 岡崎明子 at 2014年09月03日 12:14 | 返信

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