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認知症は世界共通の関心事

2014年09月20日(土)

シカゴの世界大会に来て2日目。
なんとなく、まだ頭がボーとしながら過ごしている。
今日は、認知症についての議論だった。
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9月20日(土)  認知症は世界共通の関心事
 
今朝は認知症の増加について議論されました。
認知症の増加は、世界共通の話題のようです。
特に欧米人は認知症を極度に恐れるようです。
 
なぜなら認知症になったら自己決定できなくなるから?
自己決定を重視する人や、自己決定こそが人間の尊厳
だと考える人には、そうした大きな恐怖になります。
 
しかしもちろん認知症の程度によります。
会話が難しくなれば、自己決定も困難かもしれません。
どの程度までなら自己決定できるのかという話になります。
 
あるいはその自己決定は、本当に自己決定と言っていいのか
という素朴な疑問がつきまといます。
日本国内でも同様な議論が始まっていますが、海外も同じです。
 
昨年の第2回日本リビングウイル研究会で、私は認知症に
なってもある程度まで自己決定できるという講演をしました。
すなわち、口頭でのリビングウイル表明なら、結、できると。
 
ビデオを用いて講演しました。
興味のある方はご覧になってください。
http://www.songenshi-kyokai.com/messages/society/89.html
 
人生の最終章における医療についての意思表示を明確にするので
あれば事前指示書(アドバンスデイレクテイブ)が、お勧めです。
リビングウイルに代理人を定めたもの。
 
世界レベルでも事前指示書の重要性が議論されていました。
しかし、日本ではリビングウイルを表明している人は、わずか0.1
ないし3%と極めて少数なので、その啓発を行っています。
 
リビングウイルという言葉を、多くの医師でさえ知らない
日本の現状の中、事前指示書の話をしても仕方がないかも。
しかし、日本も世界も事前指示書に向かっているようです。

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この記事へのコメント

今朝は認知症の増加について議論されました。
認知症の増加は、世界共通の話題のようです。
特に欧米人は認知症を極度に恐れるようです。

なぜなら認知症になったら自己決定できなくなるから?
自己決定を重視する人や、自己決定こそが人間の尊厳
だと考える人には、そうした大きな恐怖になります。>なるほど 先日のNHKで放送していた欧米の認知症患者さんの話と辻褄が合います。

Posted by 薬剤師 井澤康夫 at 2014年09月24日 09:01 | 返信

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