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シカゴ滞在記
2014年09月21日(日)
10数年ぶりのアメリカ訪問で感じたことを書き残して、シカゴを出発する。
アメリカという国の歴史、スピリットを知れば知るほど、いろんなことを考える。
日本とアメリカは切っても切れない御縁だから、上手に付き合うことが大切。
アメリカという国の歴史、スピリットを知れば知るほど、いろんなことを考える。
日本とアメリカは切っても切れない御縁だから、上手に付き合うことが大切。
4日間、シカゴに滞在して感じたこと。
1)日本人が少ない。
道、ホテル、店など日本人がいない。
たまにいた!と思ったら中国人だった。
2)シカゴは、ニューヨーク以上の摩天楼の街。
摩天楼とは「欲望」の象徴。
ガラス張りのビルが多いが、閉鎖的な印象がある。
たまたま、一番高いとことにあるレストランに行ったが、
ここからの眺めは、凄い、のひとこと。
とても表現できない景色がアメリカの富と繁栄を象徴していた。
3)どうしてどこまでも、アメリカ人なんだろう。
あり得ないことがアメリカでは普通に起こる。
たとえば、レストランでの接客や料理など。
日本人はほんとうに繊細な民族なんだな、とつくづく思う。
アメリカ人が大雑把なのは、国土が広いから。
広大な国土にに比例して、動物も植物のサイズも大きくなり
人間の生活様式や立ちふるまいも巨大化する。
4)貧富の差が激しく、精神疾患が多い。
どちらも日本以上だと思う。
私に話しかけてくれるのは、ホームレスの人たちだけ。
必死で何かを言いながら追いかけてくる。
きっとお金をくれと叫んでいるのだろうが、あげてもいいが怖い。
しかし唯一と言っていいくらいに声をかけてくれるので、どこか嬉しい。
私自身、心情的にはこのホームレスや明らかな精神疾患に見える通行人たちに
なぜか興味がある。
文明や経済の陰で、多くの人間が疎外されている悲しい現実は日本の比ではない。
5)シカゴは、オバマ大統領の出身地としても有名。
弁護士事務所や昔住んでいた家などが残されている。
世界のリーダーがここから出ていることを感じることで
アメリカの世界政策がなんとなく理解できるような気がする。
とっても無邪気で単純な政策のスピリットがなんとなく理解できた。
6)建物の安全性は、日本が格段に上。
ホテルの客室内のメンテナンスや設備の安全性ややきめ細かさなど
日本とは比べようもないくらい劣っている。
ネット環境も、1日につき2000円かかる。
ホテルのコストパフォーマンスは、日本の半分以下。
裏を返せば、日本のホテルは安くて優れていることがよく分かる。
7)キリスト教文化。
アメリカのキリスト教率は、ヨーロッパより高い。
キリスト教にはとても敬虔なのが、アメリカ人。
日本語で言うなら、とても信心深い人たち。
この宗教性の深さは、とても面白い。
私は何も予備知識がないが、アメリカという国の土台になっている。
8)物価。
日本より少し(かなり?)高い感じかな。
チップが2割もするのは、よく分らない。
諸費税8%どころではない。
9)雄大に生きるか、蟄居するか。
人生は、2者択一のような選択がある。
移動するか定住するか。
肉食か菜食か。
雄大な世界で暮らすか、狭いわびさびの世界で暮らすか・・・
アメリカの広大な国土は、雄大な自然の中で生きることを教えてくれる。
しかし老人には、だんだんそれが必要が無くなってくる。
広いことはいいことなのか?悪いことなのか?
ずっと、アメリカと京都を比べて考えていた。
10) アメリカからみれば、日本はただの植民地。
これは感覚的に、そう感じる。
日本は敗戦国の中、今も支配されているし完全な植民地状態。
経済はアメリカの上に乗っているだけで、これは紛れもない事実。
TPPの外圧にどこまで耐えられるのか知らないが、長期的に見れば無理だろう。
日本人の精神性を高めることが、一番、対抗できる戦略ではないか。
物理的には及ばないが、精神性では上回ることができるだろう。
まさに錦織圭のように。
これからますます、日本人はアメリカに留学しなくなるだろう。
しかし若者は、アメリカを目指すべきだと思う。
日本人の学生は、どんどんアメリカを目指し、挑むべきだ。
私自身、若い時にアメリカにもヨーロッパにも行かなかったことを後悔している。
この1ケ月、ずっとナオト・インテライニを聴いている。
彼の音楽にこそ、アメリカを含めた「世界」を感じる。
若者よ、若いうちに世界を目指せ!と言いたい。
私自身も、もう一度、次回はバックパックでシカゴを徘徊したい。
患者さんやスタッフには、ご迷惑をおかけして申しっ訣なかった。
しかしここには書けないが、大きな収穫があったのも事実。
「死」というテーマがあるからこそ、いろんな勉強、経験をさせて頂いた。
これからホテルを出るが、たった4日間の「留学」がこれで終わる。
時差ボケがよくやく収まったところで、再度、時差ボケに入る。
1)日本人が少ない。
道、ホテル、店など日本人がいない。
たまにいた!と思ったら中国人だった。
2)シカゴは、ニューヨーク以上の摩天楼の街。
摩天楼とは「欲望」の象徴。
ガラス張りのビルが多いが、閉鎖的な印象がある。
たまたま、一番高いとことにあるレストランに行ったが、
ここからの眺めは、凄い、のひとこと。
とても表現できない景色がアメリカの富と繁栄を象徴していた。
3)どうしてどこまでも、アメリカ人なんだろう。
あり得ないことがアメリカでは普通に起こる。
たとえば、レストランでの接客や料理など。
日本人はほんとうに繊細な民族なんだな、とつくづく思う。
アメリカ人が大雑把なのは、国土が広いから。
広大な国土にに比例して、動物も植物のサイズも大きくなり
人間の生活様式や立ちふるまいも巨大化する。
4)貧富の差が激しく、精神疾患が多い。
どちらも日本以上だと思う。
私に話しかけてくれるのは、ホームレスの人たちだけ。
必死で何かを言いながら追いかけてくる。
きっとお金をくれと叫んでいるのだろうが、あげてもいいが怖い。
しかし唯一と言っていいくらいに声をかけてくれるので、どこか嬉しい。
私自身、心情的にはこのホームレスや明らかな精神疾患に見える通行人たちに
なぜか興味がある。
文明や経済の陰で、多くの人間が疎外されている悲しい現実は日本の比ではない。
5)シカゴは、オバマ大統領の出身地としても有名。
弁護士事務所や昔住んでいた家などが残されている。
世界のリーダーがここから出ていることを感じることで
アメリカの世界政策がなんとなく理解できるような気がする。
とっても無邪気で単純な政策のスピリットがなんとなく理解できた。
6)建物の安全性は、日本が格段に上。
ホテルの客室内のメンテナンスや設備の安全性ややきめ細かさなど
日本とは比べようもないくらい劣っている。
ネット環境も、1日につき2000円かかる。
ホテルのコストパフォーマンスは、日本の半分以下。
裏を返せば、日本のホテルは安くて優れていることがよく分かる。
7)キリスト教文化。
アメリカのキリスト教率は、ヨーロッパより高い。
キリスト教にはとても敬虔なのが、アメリカ人。
日本語で言うなら、とても信心深い人たち。
この宗教性の深さは、とても面白い。
私は何も予備知識がないが、アメリカという国の土台になっている。
8)物価。
日本より少し(かなり?)高い感じかな。
チップが2割もするのは、よく分らない。
諸費税8%どころではない。
9)雄大に生きるか、蟄居するか。
人生は、2者択一のような選択がある。
移動するか定住するか。
肉食か菜食か。
雄大な世界で暮らすか、狭いわびさびの世界で暮らすか・・・
アメリカの広大な国土は、雄大な自然の中で生きることを教えてくれる。
しかし老人には、だんだんそれが必要が無くなってくる。
広いことはいいことなのか?悪いことなのか?
ずっと、アメリカと京都を比べて考えていた。
10) アメリカからみれば、日本はただの植民地。
これは感覚的に、そう感じる。
日本は敗戦国の中、今も支配されているし完全な植民地状態。
経済はアメリカの上に乗っているだけで、これは紛れもない事実。
TPPの外圧にどこまで耐えられるのか知らないが、長期的に見れば無理だろう。
日本人の精神性を高めることが、一番、対抗できる戦略ではないか。
物理的には及ばないが、精神性では上回ることができるだろう。
まさに錦織圭のように。
これからますます、日本人はアメリカに留学しなくなるだろう。
しかし若者は、アメリカを目指すべきだと思う。
日本人の学生は、どんどんアメリカを目指し、挑むべきだ。
私自身、若い時にアメリカにもヨーロッパにも行かなかったことを後悔している。
この1ケ月、ずっとナオト・インテライニを聴いている。
彼の音楽にこそ、アメリカを含めた「世界」を感じる。
若者よ、若いうちに世界を目指せ!と言いたい。
私自身も、もう一度、次回はバックパックでシカゴを徘徊したい。
患者さんやスタッフには、ご迷惑をおかけして申しっ訣なかった。
しかしここには書けないが、大きな収穫があったのも事実。
「死」というテーマがあるからこそ、いろんな勉強、経験をさせて頂いた。
これからホテルを出るが、たった4日間の「留学」がこれで終わる。
時差ボケがよくやく収まったところで、再度、時差ボケに入る。
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