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寝ている間に死ぬ、ということ

2014年09月26日(金)

昨夜も2件の看取りがあった。
シカゴ滞在中は、何も無かったのに帰国直後から往診と看取りの連続。
中には、寝ている間に亡くなられた人が2人いた。

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眠るように死ぬ。

朝起きていたら死んでいた。

眠っていたら死んでしまった・・・

全部、違う。

多くの人は眠るように死ぬ。
平穏死の場合、死ぬ前の10~30分程度、意識が無くなる。

意識が無いのと睡眠は違うもの。
だから、多くは、死ぬことと睡眠はあまり関係が無い。

朝起きていたら死んでいた。
これもおかしい。起きていないのだから。

眠っていたら死んでしまった。
これは、一人称で、きっとひとりだたのだろう。

今週の2人はどれも違う。
寝ていて夜中に目覚めて、うっと言って、2~3分後に亡くなった。

そんなことが、ホンマにあるのか?
実際はあるのです。

車で言えば、信号待ちをしていたら、エンストしてしまったようなもの。
今週の2人は、それぞれ、一番親しい人が、偶然にも看取っていた。

死に目に会う、という表現がある。
これは、他人に委ねた死の場合に使う言葉。

だから・・・・、寝ている間に死ぬ、という言葉が一番正確だ。
しかも一番愛し合う人が看取ったならば、最高の死に方ではないか。

末期がんではない。
老衰でも認知症終末期でもない。

単に歳を取って弱っているだけ。
難しく言えば、「フレイルの中でのピンピンコロリ」だろうか。

こうした最期はありそうで無い。
それが、2件も続いた、シカゴ帰りの3日間だった。




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