ばあちゃんからの「ばあちゃん・・・」への感想文

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ばあちゃんからの「ばあちゃん・・・」への感想文

2014年10月20日（月）

最近つくずく感じるのは、家族が認知症を造るケースが多いということ。
本人は極めて笑顔なのだが、しかめ面の家族が無理やり施設に入れる。
拙書「ばあちゃん・・・」を読まれた８０歳のばあちゃんから感想文が届いた。

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今日の手紙は、しっかりものの８０歳のばあちゃん。
その方の人生が変わるならば、著者としてとてもうれしい。

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始めまして。長尾和宏先生、丸尾多重子さんへ

『ばあちゃん、介護施設を間違えたらもっとボケるで！』
コント調対談で、楽しませて頂きました。

私も一人生活で、80歳老人。時間はたっぷりあり、読むのが好きです。

私が家から歩いて10分の所に特養老人ホームが15年前くらいに出来ました。毎日の散歩道、
学童とセットです。経営者は地方では有名人の元県会議員で、精神病院長です。
最近世間の話題人物となった徳洲会病院と変わりないと見ています。浅知恵ばあさん？

特養老人ホームの入り口に、
「ご自由に入って寂しい老人と世話話などして行ってください」と記している。
ヘルパーさんは二人交代だと云っていた。

ヘルパーさんと友達となり、
週１回は、（その特養老人ホームに）入ってみるが、個室で、いつ行っても寝ている。
部屋はなぜか暗い？　女性は車椅子で寝ているのか、起きているのか表情なし。
話しかけてよいのか考えてしまう。

ヘルパーさんは、「何でも話しかけてあげてください。本人はわかるのですから、宜しく」と出ていく。
３室くらいに声かけて、「お花が咲いて美しいですよ・・・今度外に出てみると、楽しめますよ・・・
学童の子どもは元気で羨ましいね。私、腰、膝が悪く大変なの・・・」

１時間ぐらい対話して、帰るパターン。
…ヘルパーさんが３人、ロビーに車椅子、ストレッチャーの人と連れ出す。
私がいる時は、ヘルパーさんは、「宜しくね、私は用事しているので、また身に来ます」との態度。

特養入所者は、私の見ている限り、10年生存です。
毎月１回、近くの元気老人会のボランティアさんが、食事を作りに来ているといいます。

お二人の本を読んで、理解できました。
長尾ドクターと丸尾さんの話すことにより、
80歳婆さんのボランティア（の心）が少しは、本人さんに
通じたのか、今となってはどうでもいいことです。

私も、孫が高校生になったら、何処か自由に過ごせるホームにと考えていたのですが、
今回は気が変わりました。
老人ホームに入所している人はなぜか、変と思って見ていたのです。

どうせ心苦しい日々でも、子供の家でやっかいになろうと、強く決めました。
ボケはボケでも、睡眠薬は使用しないと信じて、御世話になることに決めました。
現在は田舎。高台の自然の動物も多いところです。

子供は、母は80歳になったら、都会・横浜に来てもらう、と言っているのです。

老いて一人は生きづらい現代です。泣いて、涙を出せる子どもにお世話になると覚悟を決めました。

お二人のお蔭で助けて頂き、幸せです。

何もわからず生かされる命は、「可哀想」の一言しかないと知る。

自分の目でホーム入所者を見て話しているから、不思議に思っていた。

ボケボケばあちゃんでも考えさせられ、嬉しいかぎりです。

ありがとうございました。お元気でご活躍祈っています。

（誤字、脱字変な所、有るかもしれませんが許して下さいネ）

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