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コメントへの返信

2014年12月31日(水)

大晦日に、コメントへの返信を書かせて頂きます。
医者と患者の関係性は、どんなに時代が変わっても変わりません。
きついかもしれませんが、私の考えです。
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>リンク先の『長尾和宏「近藤誠先生、あなたの“犠牲者”が出ています」【全文公開】』
>から、長尾先生いわく、
>「私は患者さんが現代医学で認められている治療法の中で自分が望み納得する道を
>選ぶ権利を奪ってはいけないと考えます」と書いておられます。
>この「自分が望み納得する道を選ぶ権利」があっても、その道が、担当医のめざす道
>と異なっていれば、患者は担当医に従わざるを得ないのです。
>時間的体力的経済的に余裕があれば医者を変えることもできるでしょうが、
>以前にも類似した内容を申し上げましたが、担当医の方針に異を唱える
>患者を引き受ける新たな医者は、まず、いません。

患者さんは、医師を自由に選べます。
もちろん医者にかからないという権利もあります。
一方、医師は患者を選べません。
もし選んだら、医師法19条違反で犯罪になります。
主治医に満足、納得できないなら、いくらでも方法があります。
拙書、「大病院信仰、いつまで続けますか?」等に書きます。

 

>長尾先生だって、いつも書いておられますよね。
>「主治医とよく話し合ってください。」
>話し合うことができれば話し合ってますよ。話し合いにならないのです。
>相手は「お医者様」だから。患者の責任じゃありません。

そんなことありません。
諦めずに話合って話合ってください。
医療とは、「話合い」です。
それができない医者を何故変えないのですか?
 

>医者にとって、モノ言う患者は、煙たくてめんどくさいのです。
>医者にとっての患者は、「黙って専門家の指示命令に従う
>心臓が動いている肉体」でさえあればよい。

理不尽な人は、どんな世界でも嫌われます。
医者も人間です。
しかしそれでも患者さんにベストを尽くすのが、医業です。
 

>高名な医師が担当となってしまったばかりに、
>勘三郎丈は手術する道を選ばざるを得なかったのではないかと。
>死後の担当医のコメント、「手術は成功>したのですが・・・・」
>ふざけんな、と思いました。
>放射線治療を選んでいれば、日本の宝はまだこちらの世界で光を放っていたと思う。

結果が100%保障されることは医療ではありません。
絶対に失敗しないというのは、ドラマの世界だけです。
そんな医師を選んだのも、患者さん自身です。
結果論だけで怒るのなら、この世から医療は無くなります。
主治医選びももちろん自己責任です。
「医療の不確実性」を理解できない人やメデイアが医療を壊します。
 

>患者は、常に医師の圧力下にあります。

たしかにそうかもしれません。
しかし医師も常に、患者や家族の「訴訟恐怖」の圧力下にあります。
 

>長尾先生、「患者さんが現代医学で認められている治療法の中で
>自分が望み納得する道を選ぶ」ことができる医療社会を作ってください。

医療は、市民が造るものです。
医者に任せていては100年待ってもそんなもとできません。
まずは、患者さんや市民が大きな声を上げることから始まります。

>ところで、「現代医学で認められている治療法」って、
>漢方薬治療や鍼灸は含まれないのでしょうか?

なにを言っているのですか?(笑)
もちろん、含まれているに決まっています。
亜流ではありません。
時と場合によっては、「本流」になります。

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この記事へのコメント

 私も紅白歌合戦を見ています。賑やかな場面を見ながらも、時にしんみりとした気持ちになったりと、私も欠かせない、年越しのための年中行事です。長尾先生も間に合って御帰宅できて、良かったです。
 文章に集中しきれないので簡単なコメントしかできませんが、実直な長尾先生なので、komachiさんの投稿を真正面で受け止めるために、このタイミングで、直球の返信をなさったのが分かります。
 けれど私は、komachiさんの気持ちが分かります。komachiさんは、おそらくですが何かの場面で"医者"業の方に酷く傷つけられたのです。インターネットという公の場なので、その核の部分は書けないのでしょう。具体的な内容を提示しているのは、後付けなのではないかと思いながら読みました。

 >医療は、市民が造るものです。>医者に任せていては100年待っても...
 >まずは、患者さんや市民が大きな声を上げることから始まります。
 この箇所に大いに賛同。そう思うので、コメントを重ねてきました。商店が棚揃えだけでは成り立たないように、お客さん=フォロワーがあって色味を帯びるブログ記事のようにも思えます。何年も前から、コメントを重ねておられる方々の活発な過去ページを拝読していて、いつも思っていました。勉強させて頂いています。
 内容の是非ではないですが、言えない事を堂々とハッキリとコメントなさるkomachiさんに、スカッとした気持ちになる読者さんも、どこかに、いらっしゃるような気もします。

Posted by もも at 2014年12月31日 10:16 | 返信

半年ほど続いている肩・腕痛を、医者に行かずに炭酸泉のある銭湯やスーパー銭湯をお遍路してだいぶ回復しました。今日も片道1時間ほどかかる銭湯から帰宅して、もう寝ようと思いつつ、いつもの習慣で「フリーライターかこさん」のブログとDr.長尾ブログを読むと、私のコメントに対する返信が書いてあり、「もも」さんが私をかばうようなコメントを書いてくださり・・・・シカト決め込むことできず・・・・・

まず、私は、長尾先生を攻撃する意図は皆無です。
むしろ頼りにしていますし、医者として言いにくいことを書物等で発言なさっている勇気ある方だと信頼しており、私は、長尾サイトをかき回そうとして投稿しているのではありません。

しかしながら、長尾先生の活字の端々には、「医師は信頼できる存在である」故に、その医師とうまくいかないのは患者が悪いんだ、というニュアンスを強く感じるのです。
一例として「理不尽な人は、どんな世界でも嫌われます。」って、患者が「理不尽な人」って、決め込んだ書き方です。

これらの理由についてですが、長尾先生と私は見ている世界が異なるのだと思います。

具体的に表現するならば、長尾先生は、私が出会ってきた(現在も関わらざるを得ない)医師や医療関係者のようないつもそろばんをはじいている連中をご存じないのかもしれません。
私はそういう、そろばん大好き連中が医療者である、として発言しているので、それが、良心的で性善である長尾先生に対する個人攻撃のように受け取られ長尾先生を不愉快にさせるのだと思います。

長尾先生は、大半の医師が性善であることを基準に、その性善である医師による患者のための医療が行われていることを前提に話をなさる。というより、そういう世界観を持っていっらっしゃる。
だから、そのすばらしい医師達が一生懸命身を粉にして患者のために尽くしているにもかかわらず、近藤医師etc.が、そんな医療を受けるな、と言うので、「性善」である医師達の身を賭した努力が無駄になる、患者は、患者のためになる(はずの)医療を受ける機会を失い命を縮めて気の毒である、故に近藤医師は医師の風上にもおけない、と怒っておられる、のだと、私は思います。

しかし、現実は異なります。というより、私が見てきた世界は異なります。

次の、患者の自己責任と「医療の不確実性」と、からめてお話しさせてください。

長尾先生は、『結果が100%保障されることは医療ではありません。
そんな医師を選んだのも、患者さん自身です。
結果論だけで怒るのなら、この世から医療は無くなります。
主治医選びももちろん自己責任です。
「医療の不確実性」を理解できない人やメデイアが医療を壊します。』
と、書かれています。

この、「医療の不確実性」は、医者にとって極めて都合のいいフレーズです。
如何様にも利用できます。

一例ですが、自分の手術実績を上げたいために、あるいは勤務先の病院からノルマが課されている手術数をクリアしたいがために(・・・これも「医療の性善説」を基準となさる長尾先生は否定なさるのかしら。外科医は「切ってなんぼ」なのです。・・・)、「手術自体は成功させる自信はある、しかし年齢etc.を考えるとその後の感染症は・・・」と思いつつも手術を勧める、それもひつこく何回も言い寄ってくる。「手術は悪いところを全部取るんだから完治する、放射線は完治ではない、だから手術すべきです。」etc.・・・・
彼らは、放射線などの治療方法を「姑息手段」と言っているのです。手術こそが正しい道であると。

そういう医師に騙されて手術に同意するのは患者が悪いのですか? 患者の自己責任なのですか?

一方、近藤医師に影響を受けて放置を選ぶのは患者の自己責任ではなく、近藤医師が悪いのですか???

悪徳医師はどちらでしょうか。その悪徳の度合いは?

入院して身を預けている患者・患者家族にとって、主治医の方針に異を唱えるって、ものすごいエネルギーが要るのです。「医療は話し合いです」なんてのんびりしたもんじゃないですよ。ウチはなんとか手術回避して転院して放射線治療にこぎつけましたが、話合いの場で「手術をしない」と明言した後は、病院スタッフ全員ぐるみで手のひらを返したように「一日でも早く退院してください。手術しない人にベッドを与えるわけにはいきません。放射線治療は自宅から通うのが普通です」と、抗癌剤の副作用で病室を歩くのがやっとの82歳の老人に、自宅から放射線治療に通えと言うetc. ・・・あれからもう丸5年たちました。もうすぐ88歳になる父は、今でも自分で歩いて自分で食べています。

長尾先生は、ご自分が良心的な性善な医師であるゆえに、現実の、医師を含む医療者を自分と同じであることを基準に話をなさるので、真逆の医療者を基準にしている私のコメントがお気に触るのだと思います。
・・・・・・・・無視なされば良いものを忙しい中を返信を書いてくださるきまじめさに、今後の投稿をどうすべきか迷っています。

三番目になりますが、「医療は、市民が造るものです。」については同感です。
長尾先生も市民のおひとりですから、良心的なきまじめな医師である市民として、現在も活動なさっているのだと思います。
「一人一殺」という言葉がありますが、私は身近な人にできるだけ私の経験を話すようにしています。医者を盲信しない方がよい、色んな医者がいるからじっくり見極めないと。薬はネットで調べた方がよい、ただしできるだけたくさんのサイトを参照すること、etc. ・・・・けれどもだいたいの人は医者の言うなりです。
下手すると私がヘンな人だと思われます。この、介護を含めた医療問題というのは、実際に経験しないと理解できない部分が大きい。

そういう時、近藤医師の存在はとても有益です。「近藤医師」というと、「ああ、あの人ね。今の医療って、いろいろ問題あるのよね・・・」となる。
私は、近藤医師はエライ、と思います。近藤医師があれだけ派手にマスコミを利用したから、「お医者様」を信頼しきっている「無辜の民」が少しだけ啓蒙されたのです。罪もありますが功も、あります。

これも、長尾先生の観点とは真逆です。長尾先生は良心的な医師であるご自分をとりまく世界から発信なさり、良心的な医師の権利を守ろうとなさる。はっきり感じることは、長尾先生は、患者の権利よりも医師の権利を守ろうとなさっている。当然ですね。医者だから。

最後に、漢方薬については、ほとんど知識を持たず全否定に近い対応をする医師に私はこれまで4人出会っています。彼らが一様に言うのは「漢方薬は科学的エビデンスが無いからよくわからない」。
「今まで服用していたから」というと処方はしてくれるのですが。
そういう事実がありますので、漢方薬による治療は、「現代医学で認められている治療法」ではないのだろうか、と疑問に感じた次第です。

長尾先生のような医師は、類希れな貴重な存在です。

以上、長くなりました。
お忙しい中、返信を書いてくださり恐縮です。
また、「もも」さん、好意的なコメント、ありがとうございました。ももさん、高濃度人口炭酸泉のフロ、スーパー銭湯などが導入しています。すごく効きます。全身に良いみたいです。お試しあれ。

良い年でありますように。

Posted by komachi at 2015年01月01日 05:07 | 返信

あけましておめでとうございます。
所で、新年早々、ももさんに、お伺いしたいのですけど、ももさんはいつも頭脳明晰なお話で、私達を魅了して下さいます。
ももさんは、お医者さんや看護婦さんみたいに、患者さんの心や身体に直に接していらっしゃるのですか?それとも事務のお仕事で貢献していらっしゃるのですか?
熱心にコメントして下さって関心するのですが、一体、何のお仕事をすることによって長尾先生に共感なさっていらっしゃるのかなあと興味を持ちました。
失礼とは存じますが、質問させて頂きます。

Posted by 大谷佳子 at 2015年01月01日 12:27 | 返信

 komachiさん、新年明けましておめでとうございます。

 >「もも」さん、好意的なコメント、ありがとうございました。ももさん、高濃度人口炭酸泉のフロ、スーパー銭湯などが導入しています。すごく効きます。全身に良いみたいです。お試しあれ。
 有益な健康情報をありがとうございます。私もスパ、リラクゼーションは大好きです。高濃度人口炭酸泉スポットを探して、早速行ってみたいです。
 >「もも」さんが私をかばうようなコメントを書いてくださり・・・シカト決め込むことできず・・
 かばうように、と受け取って下さって安心しました。衝動的に反応したので、今日になって余計な事をしたのでは、と多少気掛かりでした。私がお節介を焼かなくても、komachiさんは長尾先生に、きっとお返事なさったことでしょう。長年の信頼関係をお持ちでいらっしゃると、推察しております。

 近藤医師関連の内容は難しそうなので、今回はコメントスルーさせて下さい。「医療の不確実性」や「医療の性善説」の文言には少し興味あり、また何かのタイミングで、私も意見したくなるかも知れません。長文、大変でしたね。
 >・・・無視なされば良いものを忙しい中を返信を書いてくださるきまじめさに、今後の投稿をどうすべきか迷っています。
 長尾先生に宛てた"きまじめさ"と思いますが、そう言わずにkomachiさんの説得力ある投稿に、お目に掛かれますように、と期待します。
 そして、komachiさんにも、良いお正月でありますように。

ももからkomachiへの返信 at 2015年01月01日 02:26 | 返信

 大谷佳子様、新年明けましておめでとうございます。
 
 >ももさんはいつも頭脳明晰なお話で、私達を魅了して下さいます。
 滅相も御座いません、ほめ殺しでしょうか。
 >失礼とは存じますが、質問させて頂きます。
 いつぞやでしたか、かなり以前に拝見したやり取り、大谷様のコメントページに寄せられた、どなたかからの質問に対して、貴方様は「私は他の誰のコメントも読んでいないし、長尾先生宛てにコメントしたいだけ、誰の対応もしかねる。」といった内容のお返事をなさって、質問を却下なさっていましたが。私も同じく、正直言って尋問にはお答え致しかねます。ハンドルネームを使用していても、インターネットとは完全匿名では無い世界と心しています。それ故、些細な事柄であっても、積み重ねると立派な個人情報となってしまうもの。これまでの仕事経験から、このような社会勉強もできました。公表する内容範囲は個々の判断に委ねられるものですが、私は割と用心深いのです。コメントの折々に必要性を思えば、経験を書くこともあるとは思いますが。
 投稿内容に失礼や不都合があった場合には、長尾先生から御指摘頂けるような手筈にしています。長尾ブログへの参加に、別段旗印を掲げるつもりは御座いません。しいて言えば、12/31付け【応援ありがとうございました】ページにコメント致しました内容でしょうか。現在ただの一般人主婦が、シンクロ二シティなる力により引き寄せられて、縁あってブログ参加させて頂いている、という答えで納得して頂ければ幸いです。もし、長尾先生が私の詳細な経歴を必要と仰るのであれば、郵送致します。
 ごめんください、失礼致します。
 

ももから大谷佳子への返信 at 2015年01月01日 10:45 | 返信

もも様へ
私の質問に対して「仕事については、お話しできません」と言うお答を頂きありがとうございました。
「私は他の誰のコメントも読んでいないし、長尾先生にコメントしたいだけ、誰の対応もしかねる」とコメントしたのは、私ではありません。
コメントしたのは「匿名」と記憶しています。
                                  大谷佳子

Posted by 大谷佳子 at 2015年01月03日 02:56 | 返信

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