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後藤健二さんの本を読もう!

2015年02月01日(日)

後藤健二さんの悲しい知らせに驚き、生前の映像を観て泣いている。
こんな日本人がいたことは、我々日本人の誇りではないだろうか。
我々ができることは後藤健二さんの本を読んで真実を知ることだ!
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それが彼の勇敢な生き方を無駄にしたいために我々ができること。


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2月1日(日) 後藤健二さんの死を悼む
 
湯川遥菜さんに続き後藤健二さんの悲しい知らせが届いた。
お2人の死をしっかり受け止めて行かねばらないと考える。
遠い異国の出来事ではなく隣人の事として議論していこう。
 
後藤さんは、社会の底辺と向き合われていた。
常に貧困と子供たちなど弱者に寄り添われた。
つまり人間の生活を診ようとされていた。
 
一昨日のNHKスペシャルで報道された黒田裕子さんを想起する。
彼女も国内外の弱者の生活に寄り添うことが人生だった。
我々は後藤さんや黒田さんの精神にもっと学ばなければならない。
 
 
昨日は、愛知県豊川市で緩和医療と終末期医療について
講演をさせて頂きました。
多職種がまじくる「地域包括ケア」の勉強会でした。
 
こうした講演を全国各地で行ってきましたが、昨日は
感心したことが2つあったので報告させて頂きます。
ひとつは、医師会が「地域包括ケア」に熱心であること。
 
医師会長自身が、年間数十人の在宅看取りをされていること。
医師会長は忙しいのでとてもそんな時間が無いのが普通です。
しかし豊川市はそうでない。
 
在宅医療に一番熱心な医師が医師会長をやられている。
そして市の行政職員も地域包括ケアに非常に熱心です。
彼らの熱気が伝わってきました。
 
そして市民病院も緩和医療や在宅医療に熱心であること。
院長先生も医師会長も市長さんも、旗を振っておられた。
ここまでなら、全国にいくつかの自治体があるでしょう。
 
豊川市が凄いと思うのはそこに商工会議所が入っていること。
建設業や中小企業の経営者も地域包括ケアに参画されている。
つまり“住まい”づくりにも本腰を入れていることです。
 
サービス付き高齢者向け住宅が全国各地で建てられています。
厚労省と国交省がコラボして国を挙げて推進されていました。
しかしその内容は、玉石混合で問題山積なのが実情でしょう。
 
介護力不足とお金の問題で行き場の無い高齢者が急増しています。
介護者が居ないので自宅に居れない人。
お金が無い人。
 
サ高住は地域差はありますが月に10~20万円かかります。
グループホームも同じようなものです。
特養は数万円で済みますが、地域によっては10年待ちです。
 
だから年金生活者の行き場が無いのです。
私は日々、行き場の無い年金生活者の住まいで苦心しています。
徳島まで行くと安く施設に入れるので、移住した人もいました。
 
豊川市では、医師会と行政と商工会議所が協力して年金生活者が
安価で過ごせる場所造りをしている点が素晴らしいと思いました。
中小企業のおやじもいつかは、要介護者になるので我がことです。
 
地域包括ケアとは、街づくりです。
いい住まいがその土台になります。
多職種の知恵と協力が、必要です。
 
遠い国のことも大切だが、目の前で困っていることも大切。
我々は「置かれた場所で咲きなさい」でいいのだと思う。
心の中で後藤さんや黒田さんを想いながら我が街を良くしよう。
 
豊川市に元気をもらい
後藤さんの悲しい知らせに泣き、
複雑な想いで大阪の堺市に講演に行ってきます。

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この記事へのコメント

biglobeのブログ仲間の話では、後藤さんの瞬きが、モールス信号になっていて、「私を見捨てろ」「私を助けるな」と言う意味だそうです。

Posted by 大谷佳子 at 2015年02月03日 10:17 | 返信

後藤さんの本読みました。泣きました。
まだ受け入れられないでいます。
ご親族が可哀想でなりません。
後藤さんの本は私にとって、聖書
そのものです。家宝にします。

Posted by えいりん at 2015年02月20日 03:53 | 返信

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