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「長尾和宏の死の授業」発売

2015年02月18日(水)

拙書、「長尾和宏の死の授業」が発売された。
これまで死に関する本を10冊以上書いてきたが、集大成である。
若者との対話記録なので、誰が読んでも分り易い形になっている。
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尊厳死と安楽死の区別すらつかない医師が多い。

では、尊厳死、自然死、平穏死の違いは?

そう聞かれて、ちゃんと応えられる医者が日本にどれだけいるのか?


実は、この本は、若者にも読んで欲しい。

医者、医学生、看護師、看護学生、ケアマネ、介護福祉士など
地域で活躍するプロにこそ読んで欲しい。


その願いが届いたのか、発売初日から売り切れになっている。

「家族よ、ボケと闘うな!」も、発売後1ケ月間は、売り切れ状態が続いた。
この本も、たくさんの人に読まれると嬉しい。

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この記事へのコメント

今 緊急で呼ばれ 在宅看取りをしてきました

昨日 容態が悪くなり ご家族は 強制入院させれんかとおっしゃった
ご本人が 入院を希望してるんだったら 入院の選択もありです
でも おうちがいいと いつも 言っていた

入院するってことは 点滴 バルン… いろんなものに繋がれる…
家族のいる場所がない

いろんな説明を 繰り返し繰り返しさせていただいて
今日この日を迎えました

訪問看護師が 来てくれてたから 安心してましたと…
ご家族からおっしゃってくださって
よかったと思っています

Posted by 宮ちゃん at 2015年02月20日 12:26 | 返信

即日、手配していた書店にて、『長尾和宏の死の授業』入手しました。
複数の若い生徒を対象にした、対話式展開。
分かりやすくて、かなりの説得性があります。
ヒロポンの写真には、ドッキリ。60数年前の売り子との遭遇を思い出しました。

1週間前、柏木哲夫医師の「元気なときに死を語り合おう」という、講演会がありました。
2500人の、一人ひとりの看取りを見てきた立場からのお話しでした。
看取り医の立場からーーというお話しになると、「オレのとはちがうなあー」という、例の倉石検視官のツッコミを思い出してしまった。

自宅死から病院死への逆転が始まったころ、病院からのご遺体運送事業の許可申請をお手伝いしたことがありました。
各病院から「荷受依頼書」という月極め注文予約書類をいただくのですが、一人ひとりの死が、当然ですが、個数になっていました。
4人の父母を看取り、いずれ、自分も、側に誰も居ないひとり死を覚悟しなければと、言い聞かせていた時だけに、無表情、無感覚で受け取っていました。

『死の授業』をまず通読して、ホッと感がありました。
が、生老病死のドゥフカ、死生観、生死観について、非医師のがわとして、「往生際」がいまだ定まっていないなあと、かえりみているところです。

Posted by 鍵山いさお at 2015年02月21日 08:22 | 返信

テレビは見るのを、忘れましたけど、「死の授業」は購入して、読み始めているところです。
尊厳死と平穏死はほぼ同義語なんでしょう?
安楽死は自殺とよく似ているのでしょうね。
長尾先生とお父様の京都旅行のお話は何度聞いても、悲しいです。
お父様は、長尾先生に、何を訴えたかったのでしょうね。
勉強で、頭がいっぱいのご子息に、甘えるしかもう頼る所が無かったのでしょうね。
生の大木が、音を立てて崩れ折れるような、恐ろしさを感じます。
私自身も、高校時代に、クラブ活動に気を取られて、数学の点が悪いと言うだけで、一学期なのに落第させられた時は、建設途中の阪神高速道路に飛び降りようと思ったことがあります。
今まで生き延びたことが良かったのか悪かったのか、分かりませんけど。
お父様も、ご自分では、どうにもできない、何かご事情があったのでしょう。

Posted by 大谷佳子 at 2015年02月22日 04:29 | 返信

まだ手に入れられてませんので、感想は述べられませんが、"若者"に読んでほしいと書いておられる先生、中学生以下の子供に向けた「死の授業」をぜひ書いて下さい。
講演はそろそろ終わり、とも述べておられますが、子供に向けた講演をも企画していただきたいです。全国を飛び回るのは終わりなら、ネット上、例えばYouTubeで継続して発信する等・・・。

Posted by 小畑ふみこ at 2015年02月23日 08:36 | 返信

学校で、いじめ自死事件があると、決まって全校集会が開かれ、「いのちを大切にしよう」と、校長が訓示を垂れるそうです。
いったい、どんな話をしているのか、知りませんが、亡くなった生徒に、すべての責任を押しつけ、いじめはなかったことにしたいんでしょうね。

日野原先生の実習『いのちの授業』は、小学生の一人ひとりの心に、染み込んでいくそうです。
長尾先生の対論『死の授業』は、医学生の一人ひとりの心に、今後、いかように影響を与えていくでしょうか。

たしかに「ヒトの死は100%」なのですが、その「生物学的死」と、「ヒトとしての生と死」を、いかように納得していくかは、幼くても、老境に入っても、むつかしいものです。
先週、台湾と大阪の大空襲の話を聞く機会があり、ああ、突然死という多死社会が、70数年まえにあったこと、空襲警報のたびに、役にも立たない防空壕に逃げ込んでいたことを思い出した。

昨日は、宗教学者山折哲雄さんの話を聞く機会がありました。
「今日の聴衆の方はほとんど、私同様、後期高齢者であり、順調にいくと間もなく末期高齢者、臨終期高齢者という3段階をへて、涅槃にはいることとなります」と、冒頭から、笑いをとっていました。
涅槃像は、印度では閉眼しているが、東南アジアでは開眼しており、日本では半眼が多い、この違いはなにを物語っているのか、という面白い考察も披露されていました。

夏は3時、冬は4時に目覚め、ああ、今日も生きているとを実感するとともに、1時間の自己流坐禅を組むとのこと。
永年続けてくると、両掌の手印が、いつのまにか法界定印になったり、説法印になったりするという。前者のときは、心が内に向かい、後者のときは、心が外に向かっていることに、最近気づいたという。

『死の授業』が、多くの人びとに読まれ、また、その一人ひとりの生と死、心とからだの感覚が研ぎ澄まされることを願っています。

Posted by 鍵山いさお at 2015年03月15日 05:16 | 返信

19日、米朝さん。枯れて、枯れて、枯れて、枯れて逝かれたと、お弟子さんたちが言っていました。
世の達人は、枯れる達人でもあるのでしょうか。
みごとな自然死、平穏死だったのでしょうか。

ねかはくは はなのしたにて 春しなん  そのきさらきの もちつきのころ
西行の場合は、往生の日から逆算して、五穀絶ち、水絶ちをして、一日違いで果たしたそうですが、実際のところは、どうだったのでしょうか。

私事で恐縮ですが、免許証を返納し記録証を交付してもらうのに、証明写真を撮ったのですが、わが面立ちが、皺と幽を、しっかり帯びているのに、びっくり。
この世の自分とは、とても思えません?。
この10年で、20㎏も減っているのですから、むりもありません。
突然死でなければ、枯れて枯れていけるかも知れません。
「終活」「終活」と迫られるより、ごみ部屋のなかで、日々ゆっくり?枯れていくのも、いいではないですか。
ご同輩!

Posted by 鍵山いさお at 2015年03月20日 03:25 | 返信

おなじカメラでも、キャノンは皺が、はっきり出るような気がします。
アサヒペンタックスやミノルタは人物ポートレートはきれいです。
いまどきのコンピューターカメラではどうか分かりませんけど。

Posted by にゃんにゃん at 2015年03月20日 11:31 | 返信

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