とりあえず、介護学会に、行ってきました。
ちょっと始めの方は、遅刻したのですけど、なかなか面白そうな映画でした。西宮は社協がしっかりしているから、NPOのボランティアで、ご近所の見守りや、介護のお助けをしようと言う人々が居るのかなと思いました。
介護保険改正によって、市民のボランティアが期待されていると、宝塚自治会報に書いて有るのを見て、「これはえらいことになったなあ」とちょっと恐ろしくなっています。
関口祐加氏が「イギリスやオーストラリアの医師とは対等の仲間意識で付き合えるけど、日本の医師集団は、対等にはお話し難い」と仰っていました。
イギリスも日本と同じくらい歴史も古いし、エリザベス女王のいらっしゃる階級社会なのに、何故日本と違うのでしょうね。
日本や、韓国は儒教社会で、知識階級がとにかくエライと言うことになっているからでしょうか。
日本では「御典医様」と言う身分が昔からありますからね。天皇陛下や、武家の将軍や大名専属のお医者さんと言うのは、テクノクラートです。
何故イギリスのお医者さんと違うのかは、分かりません。
パネルディスカッションで「お婆さんをデイサービスに、行かせるには（イケメンが居るから行きましょう)と言えば行くようになる」とか、お爺さんには（オネエチャンが、ハグしてくれるよ）と言うとお爺さんも喜んでデイサービスに行く」という話が出ましたけど本当なんでしょうか。
病院経営でも美人で明るい看護婦さんがいると病院が良く流行ると言われます。
そんなもんなんでしょうかね。
「北の新地のホステスにヘルパーになって貰って、ハグしてもらったら、デイサービスが流行る」と言う意見もありました。
銀座のホステスと言えば、新聞や、本もよく読んで、教養があるときいていますけど、安月給のヘルパーさんになってお爺さんとハグなんかしてくれるのでしょうかね？
京都の舞子さんに、ちょっと大文字焼きの見物に付き合って貰ったら、あとで、つけ馬が来て何万円の「御花代」を取られたと「毎日が日曜日」という城山三郎の小説に載ってましたけど。
デイサービスの経営者は、そんな風に考えているのかしらね。
NHKの「マッサン」でもウイスキーを、いかにして売るかと悪戦苦闘しています。
でも、一番お酒を販売しているのは、樋口一葉の小説に出てくる「にごりえ」のお力さんのような場末の酌婦と蔑まれている女性たちなんでしょうね。映画のにごりえの淡島千景さんのお力は魅力的でした。最後に惨殺されるのですけど。
お婆さんが「イケメンがいるから」と、言われて、デイサービスにいくか？オヤジギャグというか中年のおっさんの考えみたい。

介護学会の帰りに、朝ごはん抜きだったので、阪神西宮駅の高架下の「黄老」と言う中華料理屋さんで、「春野菜の焼きそば」を、食べました。￥1400でしたけど、物凄く美味しかったです。
そのあと阪急西宮駅北の、COOP西館の赤十字社で、400mlの献血をして、宝塚に帰って、今年初めて散髪しました。
去年の８月に、を痛めてから宝塚の外に出たのも、初めてでした。
私が、杖をついていたからか、若い女性が「座って下さい」と言って席を譲ろうとしてくれました。
「結構です！ありがとう...。」と言っておことわりしましたけど、私も、年を取ったんだなあと実感しました。やはり献血400mlは、翌朝ちょっとしんどかったです。

私の知っているヘルパーさんに、西宮社会福祉協議会主催の「介護学会」の話をして「へるぱーさんが、お爺さんをハグしたらお爺さんがデイサービスに来るようになる」と言う意見があったと言うと、「私はヘルパーとして介護の技術に誇りを持っています。ですからひと様の入浴介助もしているわけです。でも（ヘルパーだからお爺さんとハグするのが当然）と言われたら、絶対嫌ですから拒否します」と言っていました。
内輪の飲み会で、冗談を言うのは勝手ですけど、西宮社会福祉協議会主催のパネルデスカッションなのですから、もっと介護保険改正と民間ボランティアの力を、どう活かすのか？問題点はどういうことかと言うテーマに絞って欲しかったです。