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3ケ月で腫瘍マーカーが10分の1に
2015年04月02日(木)
外来でステージⅣの肺がん患者さんを診ている。
3ケ月間に腫瘍マーカーが10分の1以下に低下した。
抗がん剤治療を一度もせず、補中益気湯という漢方薬だけなのだが。
3ケ月間に腫瘍マーカーが10分の1以下に低下した。
抗がん剤治療を一度もせず、補中益気湯という漢方薬だけなのだが。
4月2日(木) 無治療のステージⅣ肺がん
昨日は、とっても嬉しいことがありました。
70歳台のステージⅣの肺がんの男性患者さんの、当院での
3ケ月間の臨床経過に関してご紹介します。
昨年12月にある病院で肺がん(腺がん)が見つかりました。
副腎に大きな転移巣も見つかりステージⅣと診断されました。
主治医は抗がん剤治療を勧めましたが、強く拒否されました。
いわゆる“放置療法”になるのでしょうか。
別に医療否定本の影響を受けているわけではないのですが、
自分の哲学というか生き方として、そう自己決定されたそうです。
しかし主治医はそんな気持ちをまったく理解してくれないどころか
「抗がん剤をしないとすぐに死ぬぞ」という脅しのような言葉しか
言ってくれないと愚痴りながら、本で知った私に相談に来られました。
私は、その人のお考えをじっくり聞いたうえで
・治療をしないという自己決定を私は支持し応援します
・将来の緩和ケアや在宅医療は任せて下さい、と言いました。
たったその一言だけで、驚くほど喜ばれました。
その場で、がん専門病院への通院をやめました。
そして私に最期まで診て欲しいと、何度も話されました。
その後、2週間ごとに顔を見せに来られているのです。
現在、食欲旺盛で、痛みもまったくありません。
CEAという腫瘍マーカーをフォローしています。
12月が、486 (正常は5以下)でしたが、
1月末には、360に下がり、そして
3月末の採血ではなんと、38まで低下していました。
10分の1以下になったのです!
3ケ月間に私がした医療行為といえば、たったひとつだけ。
補中益気湯という漢方薬を、免疫療法として飲ませました。
多くのがん患者さんに飲んで頂いています。
一方、患者さんに日常生活で変わったのは1日の生活リズムです。
病院への通院が無くなったので時間がたっぷり余るようになった。
自分の名前をつけた農園を始めて、せっせと京野菜の栽培に熱中。
収穫した野菜を友人知人に毎日のように送っておられるそうです。
美味しい野菜のプレゼントにみなさんとっても喜ばれるとのこと。
たった3ケ月間でも、みるみる精悍な顔つきに変化してきました。
それにしても、ステージⅣの肺がんが抗がん剤治療を一度もせずに
漢方薬だけで、腫瘍マーカーが10分の1以下に低下するなんて。
もしかしたら、本人の免疫能が向上したのかもしれません。
がんの宣告と抗がん剤治療の勧めで、初診時は疲れ果てていました。
しかし私の一言でとっても安心され、普段はがん患者であることも
忘れて感謝して楽しみながら生活している、と笑って言われました。
サイコオンコロジー(精神腫瘍学)という研究分野があります。
精神状態(心の動き)とがんの関係を調べる学問です。
サイコオンコロジー的に言えば、ストレスが激減して免疫能が向上!?
真実はどうなのかよく分りません。
また来月のデータも無いと、1ポイントだけではなんとも言えません。
しかしたった3ケ月で、腫瘍マーカーが10分の1になってビックリしました。
こんなこともあるんだ・・・
昨日は、とっても嬉しいことがありました。
70歳台のステージⅣの肺がんの男性患者さんの、当院での
3ケ月間の臨床経過に関してご紹介します。
昨年12月にある病院で肺がん(腺がん)が見つかりました。
副腎に大きな転移巣も見つかりステージⅣと診断されました。
主治医は抗がん剤治療を勧めましたが、強く拒否されました。
いわゆる“放置療法”になるのでしょうか。
別に医療否定本の影響を受けているわけではないのですが、
自分の哲学というか生き方として、そう自己決定されたそうです。
しかし主治医はそんな気持ちをまったく理解してくれないどころか
「抗がん剤をしないとすぐに死ぬぞ」という脅しのような言葉しか
言ってくれないと愚痴りながら、本で知った私に相談に来られました。
私は、その人のお考えをじっくり聞いたうえで
・治療をしないという自己決定を私は支持し応援します
・将来の緩和ケアや在宅医療は任せて下さい、と言いました。
たったその一言だけで、驚くほど喜ばれました。
その場で、がん専門病院への通院をやめました。
そして私に最期まで診て欲しいと、何度も話されました。
その後、2週間ごとに顔を見せに来られているのです。
現在、食欲旺盛で、痛みもまったくありません。
CEAという腫瘍マーカーをフォローしています。
12月が、486 (正常は5以下)でしたが、
1月末には、360に下がり、そして
3月末の採血ではなんと、38まで低下していました。
10分の1以下になったのです!
3ケ月間に私がした医療行為といえば、たったひとつだけ。
補中益気湯という漢方薬を、免疫療法として飲ませました。
多くのがん患者さんに飲んで頂いています。
一方、患者さんに日常生活で変わったのは1日の生活リズムです。
病院への通院が無くなったので時間がたっぷり余るようになった。
自分の名前をつけた農園を始めて、せっせと京野菜の栽培に熱中。
収穫した野菜を友人知人に毎日のように送っておられるそうです。
美味しい野菜のプレゼントにみなさんとっても喜ばれるとのこと。
たった3ケ月間でも、みるみる精悍な顔つきに変化してきました。
それにしても、ステージⅣの肺がんが抗がん剤治療を一度もせずに
漢方薬だけで、腫瘍マーカーが10分の1以下に低下するなんて。
もしかしたら、本人の免疫能が向上したのかもしれません。
がんの宣告と抗がん剤治療の勧めで、初診時は疲れ果てていました。
しかし私の一言でとっても安心され、普段はがん患者であることも
忘れて感謝して楽しみながら生活している、と笑って言われました。
サイコオンコロジー(精神腫瘍学)という研究分野があります。
精神状態(心の動き)とがんの関係を調べる学問です。
サイコオンコロジー的に言えば、ストレスが激減して免疫能が向上!?
真実はどうなのかよく分りません。
また来月のデータも無いと、1ポイントだけではなんとも言えません。
しかしたった3ケ月で、腫瘍マーカーが10分の1になってビックリしました。
こんなこともあるんだ・・・
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この記事へのコメント
長尾先生のヒーリングと補中益気湯に加えて野菜のチカラがあるのかも。
栽培してプレゼントするだけでなくご自身も野菜を食べるのがお好きなのでしょうから。
私は野菜のチカラを信じてます。
Posted by komachi at 2015年04月03日 12:03 | 返信
抗がん剤だけが治療法とは私も思いません。
緩和ケアをしながら、たくさん笑うこと、美味しいものを大切な人と食べて幸せなときを過ごすことが、免疫を高めることも「がん治療」の1つだと私は思っています。
肺ガンでも、小細胞ガンか非小細胞ガンかで進行具合は異なるでしょうし、線ガンか扁平上皮でも予後は異なると思います。
けれど、全てにおいて個人差があるはずです。 その差は、病院でキツイ標準的治療を受けることで忘れられてしまえば、皆、大差なく、苦しみだけで終わってしまうと思います。
今後のことは神様以外の誰にも分からないともいます。
ステージIVでは治ることはありませんが、食事を取ることができていれば、直ぐに命が消えてしまうこともないと思います。
畑を耕し生命の力を感じることは、ご本人にとっては生きがいでしょうし、ご家族にとっても、長尾先生からもらった宝物のような時間を一緒に過ごせることは、素晴しいものだと思います。
Posted by よしみ at 2015年04月03日 11:49 | 返信
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