一昨年も、昨年も残念ながら雨天中止だった。
そして今年も天気予報は、雨だった。

しかし何故か今年は、私は雨の心配を全くしなかった。
「雨が降ろうと絶対にやる！」と心に決めていたから。

みんなの願いが通じたかのように、その時間帯だけ晴れてくれた。
そして夕方からはまた雨・・・・


素敵なギターアンサンブルの演奏。
私は、桜の歌を３曲歌った。

副院長の即興芸や看護師の笛の演奏など
みなさん、楽しんでいただけたでしょうか！？

今日の桜は満開。
少しだけ風で散る桜も見られた。

来年、またここで一緒に桜を見られる人はどれくらいいるのだろう？
みんさん、在宅患者さんだから、人によっては、一期一会の花見になるかもしれない。

私自身だって、来年、この桜を見られる保証は無いな、なんて思いながら歌った。
歌っているうちに、涙がこぼれそうになった。

白昼にそうした気持ちにさせてくれる桜に感謝。
素晴らしい尼崎の自然に感謝。

やっぱり、家の中より、日の光の下がいい。

奇跡的に、、いい花見ができた。

参加してくれた在宅患者さんとご家族、手伝ってくれた３０人を超えるスタッフの
みなさんに感謝しながら、また小雨の中の夜桜を眺めながら、酒を飲みはじめている。


ＰＳ）
昼の花見のあと、２件の往診をした。
末期がんで状態が悪すぎて来られなかった患者さんから呼び出しがあった。

遠方から集まった沢山のご家族を前に、２時間近く、「平穏死の講演」をしていた。
子供さんの一人は、、偶然、ラジオで私の話を聞いたことがあると言ってくれた。

もう一人は、私の私の記事を読んだことがある、とも言ってくれた。
そこに、お嫁さんが、大きな桜の枝を買ってこられた。

ベッドの上で寝ころんだまま、また、８人で花見となった。
患者さんは、吐きながらも、アイスクリームを食べてご満悦。

２度、いや３度、花見をしたことになる。
いや朝もしたので、４回もしてしまった。

まさに桜三昧の１日だった。


国見カメラマンがお花見の写真　2,500枚を記録として
そのまま動画にしてくれました。
こちら