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夜間高校で禁煙教室

2015年05月21日(木)

一昨日は、一晩に看取りが3人もあった。
がんや認知症での平穏死は私の日常だが、世の中は簡単には変わらない。
そうすれば病院の医者に平穏死が分かってもらえるのか?毎日考えている。
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GW明けから往診や看取りが多く、ほとんど眠る暇が無い。
というか、家に居る暇が無い。

在宅も外来も走り続けている。
雑用もどんどんやってくる。

毎日、たくさんの手紙やメールを頂くが、
あまり返事ができなくて、ゴメンナサイ。

「嵐」の歌詞ではないが、ギリギリで生きている56歳。
そんなフラフラ頭の中、昨夜は、校医をしている夜間高校での健康の授業だった。

ボランテイアで授業を始めて、もう10年くらいになるのだろうか。
昨夜は、高校生のための禁煙教室を体育館に全員集めてやっていた。

彼らにとって、タバコの授業は、おそらく一生で最初で最後!?
そう思うと毎年、力が入る。

喫煙率が、10年前の半分以下に下がっている。
これは私の成果ではなく、私の成果は10年後に出るもの。

そのあと、患者さんをたたき起こしながら、深夜まで往診。
一息つくのが、どうしてもこの時間になる。

昨夜は、幸いなことに少し眠れた。
途中で起こされたら、もう死んでいたかもしれない。

それくらいに疲れ果てていた。
勝谷誠彦氏がメルマガでうつ病を告白していたが、俺もなるのかなあ??

朝から往診とケア会議。
そして訪問診療。

途中で読売テレビの春川さんから電話を頂いたので
先日の愛川欣也報道の疑問をちゃんと伝えておいた。

昼休みは、マダムシンコさんの会社の産業医。
シンコさんとも話したくさん訪問診療や往診。

午後の診療を終えて、週末の市民フォーラムの準備を途中で切りあげて
最終で上京。

車内で、新聞や雑誌の原稿を4本書く。
しかし溜まりに溜まった宿題が、まだ大量に残っているので気は晴れない。

唯一のストレス発散がこのブログ、とは情けない。
深夜にキーボードに八つ当たりするボケ親父がいる。


明日(今日)は、朝一番から沢山の用事が目白押しだ。
厚労省での記者会見を含めて、都内を右往左往して、最終で帰れるかなあ? 


こんなオッサンの話をちゃんと聴いてくれた昨夜の高校生に感謝。
タバコや合成麻薬に近づいちゃダメだよ。





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この記事へのコメント

長尾先生は、まるで諸葛孔明みたいに「寝ない人」なんですね。
この際、病気になったつもりで、温泉か、ホテルにこもって休養したらどうですか?
「死せる孔明、生ける仲達を走らす」とは言いながら、(寝ない)孔明は早死にして、仲達が天下統一しましたよね。
ワーカーホリックなのでは?
長尾先生がほんとに病気になったら、困るなあ。

Posted by 匿名 at 2015年05月21日 04:21 | 返信

長尾先生〜!

絶対に 倒れないでください
正しいことは なかなか 伝わらない
でも 一人の人のために…必ず 広がると信じています

うちのステーションを立ち上げて 3年が経ちました
資本金100万円 たかが 看護師一人で仲間集めから スタートして
悔しい思いもいっぱいして 怒れることもいっぱいあって…
でも 困っている目の前の方が どうすれば 笑顔になるのか …必死に考えて
自分でできないことは どなたかに 助けていただくしかない
お医者さま ケアマネさまは 地域連携室さま 行政さま 民生委員さま …などなど
理想の形をみなさんが 持ってる引き出しから 取り出せるかが 勝負の鍵で

真心込めて 動けば 必ず 伝わると信じています

私なんか 全然 ダメだけど いろんなことに 意味があると思っています

ハートだけは 誰にも 負けん!
長尾先生!お身体を大切に…

Posted by 訪問看護師 宮ちゃん at 2015年05月21日 07:15 | 返信

長尾先生、お疲れ様です。お体、ご無理なさらないで下さい。月並みな言葉で申し訳ありません。ブログランキングの方ですが、クリックしても言うことを聞いてくれないことが多いです。小生のやり方が悪いのかもしれないですが。

Posted by 加藤 伴親 at 2015年05月21日 04:06 | 返信

 長尾先生こんばんは。
この時間帯にコメントを打つ時にはいつも、「先生は往診中かなぁ」とか「今日も看取りなさったのかしら」とかが頭によぎります。いつも御苦労様です、お疲れ様です。
 最近の嬉しい出来事、"Dr.和ブログ"がランキングのクリック数、3830に至ったのを目撃しました。
凄いですね、ヨカッタですね。その時に鳥肌が立ちました。おそらく最高記録かと思われます。
 おめでとうございます!!
 ブログ読者歴が、私よりも長い先輩な方々が数多くいらっしゃると思いますが、Dr.和ブログの歴史を思う時、感慨深い心境です。”Dr.和ブログ”という商店の棚揃えを、フォロアーというお客様により盛り立てられ、たくさんの本音を読む事が出来て知る奥深い現実。心底からの叫びの数々を読みながら、感動というには少し違うのかも知れませんが、その時の心境は文字には代えがたいというクリックなのではないかと思いました。こう解説すると、かえって安っぽくなる気がしてしまい、少々考えものですが、クリック数をお祝い致したく、文章をしたためた次第です。
 おめでとうございました。御多忙極まりない激務の中、貴重な場を提供して下さる長尾先生に感謝申し上げます。
これからも応援しています。

Posted by もも at 2015年05月22日 12:13 | 返信

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