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誰が日本のポリファーマシーに本気で取り組むのか
地域包括ケアの勉強会と同じ時刻に、大変重要な講演があった(そうだ)。
日本のポリファーマシーに関するシンポジウム。
在宅医療の騎手である佐々木淳先生が実況中継して頂いたので、コピペする。
これから対談です!
●秋下雅弘先生
○平井みどり先生
★宮原座長
★ガイドラインが出るという話があった。
薬剤師に求められる役割、作成にあたって考えられていることは何か?
●薬剤師に対する章ができたことが、薬剤師に対する期待の表れ。
薬剤師がやるべき役割は見えてきたが、実際には活動できる人は少ない。門前薬局の薬剤師が積極的に介入すると、病院の医者から怒られて萎縮するようなことがある。
そもそも医療を担う仲間として対等だという認識を持つべきである。
そのためにガイ
ドラインにも章を創った。
薬の専門家として何か問題がないのか、「処方監査」として機能してもらいたい。単なる「疑義照会」で終わってはいけない。
★平井先生は薬剤師であり、医師でもある。
いまの話でいかがお考えですか?
○私は現在薬剤師として仕事している。ありがたいお話で、薬剤師が提案しても、余計なことを、と言われることが多い。
薬局がなにを言うか!というようなこともまだある。
病院の若いドクターは、専門外の薬について薬剤師に質問してくれたりしてくれる人もいる。今後いい方向にいくのではないかと期待もしている。
老年医学会の取り組みは薬剤師にとっても画期的。
●いまの点で、東大病院では、病棟配置の薬剤師を20人増やした。
服薬管理なんとか料が取れる。
20人増やしたことで、費用以上の成果があった。
もっと増やすことを検討している。
○ぜひ増やしてほしい。東大がやるから、うちもやる、ということもあると思います。
●フレイルな高齢者では
●生活習慣病の管理目標が違う!
●
●高血圧
75歳以上であれば、治療開始は慎重に。
75歳以上の降圧目標は150/90未満、忍容性があれば140/90以下
※起立性低血圧・食後低血圧:
ふらつきや立ちくらみ、意識消失、転倒を繰り返すなどのエピソード
下がることを考えるとゆるやかな治療が必要。
●糖尿病
重症低血糖があると、認知症の発症率は2.1倍になる。
認知症の人は、重症低血糖を3.1倍起こしやすい。
こういうことを考える必要がある。
■国際的ガイドライン
フレイルはHbA1cは8.5%、認知症は8.5%まで。
終末期ケアでは症候性高血糖を避ける。
■日本のガイドライン
「治療強化が困難な際の目標」HbA1c8.0未満が目標
ここにフレイル・認知症が含まれると考える。
「高齢者の薬の飲み過ぎ」深刻な健康障害!原因不明の転倒やふらつき
2015/5/21
http://www.j-cast.com/tv/2015/05/21235784.html
薬の多剤処方が高齢者に深刻な健康被害をもたらしている。複数の慢性疾患を抱える高齢者は複数の病院、診療科を受診し、多剤処方を受けるケースが多く、薬の相互作用などによる副作用が起き、ふらつきや転倒、運動障害などにつながるという。
また、薬の種類、回数が多く、飲み方が複雑になることで、「飲み間違いや飲み残しなどの問題が浮かび上がってきた」(国谷裕子キャスター)。患者が飲み残す「残薬」は、在宅の患者だけで475億円分に上り、残薬は治療上の深刻な問題を引き起こす。
*多剤副作用抑えるためにまた薬
茨城県水戸市の水戸協同病院には、薬の副作用が原因と見られる高齢者が次々と入院してくる。救急車で運ばれてきたある高齢者女性は、数か月間も原因不明の転倒が続き、体中に痣ができるほどだった。
総合診療科で薬の服用状況を調べ、副作用を起こす処方を洗い出したところ、この患者は統合失調症と診断されていて、7種類の薬を日常的に服用していた。その抗精神病薬と便秘に対して処方された漢方薬が低カリウム血症という副作用を起こし、運動障害が起きたことがわかった。さらに、副作用の治療としてあらたな薬が追加され、症状が悪化していた。
総合診療科の金井貴夫部長はこう話す。「かなり不適切な処方に該当します。ひとつの薬が適切だとしても、相互作用、相互の関係はどうなのか。そこまで教育する必要があります。それが現状ではなされていない」 |
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●多剤併用を避けるために
高齢者に対する薬物療法はゆるくできる。
・予防薬のエビデンスは妥当か?
・対症療法は有効か?
・薬物療法以外の手段は?
・優先順位は?
少しずつ減らして、最後は1つにする、ということもやり方によっては可能。 |
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●多剤服用と老年症候群
薬物有害事象(入院患者2412人)
⇒6種類以上服用している高齢者はリスクが高い。
転倒の発生頻度(診療所165人)
⇒5種類以上服用していると転倒のリスクが高い。
(4割の人が転倒を起こしている)
70歳以上の高齢者は平均6~7種類の薬を飲んでいることがわかっている。
ごく普通の高齢者のレベルでポリファーマシーのレベルを突破している。
海外では5種類以上を飲ませることをポリファーマシーと呼んでいる。日本では10種類以上。世界的には遅れている。 |
★平井先生の講演の中で、ポリファーマシーの中で是正が難しいのは他院からの処方であるという話があった。
これに対応するために、われわれ在宅医療がまっさらな状態で初診を見るということはほとんどない。最初は全部が他院からの処方になる。そこで減らしていかなければいけないということで、ポイントがあれば教えてほしい。
他院からの処方を減らすために地域との連携という話があったが、具体的に何か考えがあれば教えてほしい。
○取り組みを初めてみたら、いろんな課題がみえてきた。どこから手をつけようか、という感じだが、他院からの処方には手をつけてはいけない。というのが医師の間にはあるようだ。
なにか悪いことが起こるのではないか、という恐怖心は絶対にあると思う。
佐々木先生の減薬の例はかなり濃厚に患者と相対した結果だと思う。
医師にそれをやらせるのは実際にはかなり難しいので、薬剤師に分担させてはどうか。フィジカルアセスメントができる薬剤師も増えている。実際問題として薬のモニタリングや副作用の発見に、薬剤師がいまよりももっと絡んでいくことが増えていく。
そうすれば、薬剤師から処方医にフィードバックできるし、よかった、わるかったという評価ができる。
●私はモニタリングに関しては訪問看護でできると思う。何が起こるのかを予測して、対応することができる。
○多職種が連携して対応できる。そういう環境を密にしていくことが大切。
●ITCを活用したり、モニターなどを見ながら会話をしてもいい。
○実際にそういうのはやられているみたいですね。
●もう一つ、他科の処方にどう介入するかということだが、老年病の場合は認知症の精査で入院するが、その症例のカンファレンスで、訪問看護師などの情報も聞きながら、これは切った方がいいんじゃないか、とか、効いていないんじゃないか、とか相談しながら調整していけばいいんじゃないか。
あまりに短期の付き合いの場合は介入しにくいが、退院サマリーに意見を書くことで向こうの医師にアイデアを伝える。
検討の結果という事実を残さないともとに戻ってしまう。
あとは、処方を老年病科にまとめるということを積極的にやっている。
○ポリファーマシー何が悪い?
副作用、医療費、救急外来受診率、入院期間・・・
○ポリファーマシーを防ぐために
日本老年医学会のよるガイドライン、現在、パブリックコメントが集約されている。6月に発表される予定。
○問題の根は深い
・処方薬が多く、重複もある
・入院中に頑張って薬を減らした
・無事退院
・3カ月後に外来受診時にはかかりつけ医により元通りにされていた
○残薬の問題
自分の判断で減薬・中止18.3%
理由は・・・
ー症状改善38.2%
ー面倒38.2%
ー副作用14.5%
残薬は日本全国で500億円
お金よりアドヒアランスの問題。
●アドヒアランス(服用率)をよくする工夫
①服薬数を少なく(力価の強い1剤か合剤にまとめる)
②服用法の簡便化(できれば1日1回に)
③介護者が管理しやすい服用法★
④剤型の工夫
⑤一包化調剤の指示
⑥服薬カレンダーの利用
●認知機能障害による服薬不良
⇒療養環境の変化に伴う薬の効き過ぎ
(例)ある独居高齢者。
息子と同居するようになってから、起床時・歩行時のふらつきが出現。
⇒ちゃんと薬を飲めるようになったために薬が効きすぎた。 |
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●STOPPリスト
認知機能を低下させる可能性がある薬剤
・定型抗精神病薬
・睡眠薬・抗不安薬
・抗うつ薬
・H2ブロッカー
・H1ブロッカー
・鎮痙薬
など
●ベンゾジアゼピン系睡眠薬の常用者は認知症発症リスクが高い
●認知症発症前から薬の管理に問題あり。
薬の管理能力が落ちているということは一つのシグナル。 |
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○足し算大好き日本人
○正常値信仰
・異常値はすべて撲滅
・薬はリスクよりも効果!
・患者の訴えは全部解決!
・他科の処方は触らないという暗黙の約束・・・
「認知症ある独居の高齢糖尿病患者をやんわりと治療していたら、骨折、入院したら、別の糖尿病の薬を足された。退院後、認知症が悪化したとヘルパーより。足された糖尿病の薬をやめたら、もとに戻った」
●転倒を契機に認知機能障害が出現した症例:80歳男性
脳梗塞後、心房細動、ワーファリン(抗凝固療法)、易転倒性
転倒により硬膜下血腫⇒認知機能が低下したケースである。
脳梗塞後遺症で転倒しやすい、そんな人にワーファリンをすべきか。
循環器的にはするべきであろうが、総体としたときにそれが適切かどうかわからない。
この人は転倒リスクが改善する見込みがないこと、ワーファリンの管理が難しいことから、抗凝固療法は再開しないという方向になった。
○市販の風邪薬:新ルルA錠
さまざまな有効成分が入っている。
風邪の症状は多様。
それを別々の薬で出そうとすると、たくさんの薬を出すことになる。 |
●東大病院老年病科・物忘れ精査入院患者の合併症
生活習慣病などの慢性疾患の上に多くみられる
生活習慣病が認知症のリスク。
認知症だけを治療してもだめ。
生活習慣病やその合併症をどのように管理するのか。
認知機能に合わせた治療のコーディネートが必要。 |
●薬は一元管理が重要
一元管理ができなければ、処方変更も困難。
●特定施設入居者の服薬数に影響する因子
医療機関(主治医)が1人なら6種類以下が多い。
2人以上になると7種類以上が多い。
●服薬管理と多職種協働
処方できるのは医師だけだが、アドヒアランス・支援ツール・教育など薬剤師や看護師の協働が必要。服薬管理の状況から、薬局で認知症を見つけることができる可能性もある。
●高齢者に対する生活指導の留意点
規則正しい食生活を送るように指導することが重要
・朝きちんと起床してきちんと朝食を取る。
・食事の回数を決める(2回なら2食と決める)
・自分で食事の準備ができるか確認
適切な睡眠となるように指導する
・夜更かし、早寝の防止(短時間しか眠れないことは脳波からわかっている)
・朝、きちんと起床できるように指導する
肉、魚、緑黄色野菜を含む多様な食事
★平井先生の講演の中で、ポリファーマシーの中で是正が難しいのは他院からの処方であるという話があった。
これに対応するために、われわれ在宅医療がまっさらな状態で初診を見るということはほとんどない。最初は全部が他院からの処方になる。そこで減らしていかなければいけないということで、ポイントがあれば教えてほしい。
他院からの処方を減らすために地域との連携という話があったが、具体的に何か考えがあれば教えてほしい。
○取り組みを初めてみたら、いろんな課題がみえてきた。どこから手をつけようか、という感じだが、他院からの処方には手をつけてはいけない。というのが医師の間にはあるようだ。
なにか悪いことが起こるのではないか、という恐怖心は絶対にあると思う。
佐々木先生の減薬の例はかなり濃厚に患者と相対した結果だと思う。
医師にそれをやらせるのは実際にはかなり難しいので、薬剤師に分担させてはどうか。フィジカルアセスメントができる薬剤師も増えている。実際問題として薬のモニタリングや副作用の発見に、薬剤師がいまよりももっと絡んでいくことが増えていく。
そうすれば、薬剤師から処方医にフィードバックできるし、よかった、わるかったという評価ができる。
●私はモニタリングに関しては訪問看護でできると思う。何が起こるのかを予測して、対応することができる。
○多職種が連携して対応できる。そういう環境を密にしていくことが大切。
●ITCを活用したり、モニターなどを見ながら会話をしてもいい。
○実際にそういうのはやられているみたいですね。
●もう一つ、他科の処方にどう介入するかということだが、老年病の場合は認知症の精査で入院するが、その症例のカンファレンスで、訪問看護師などの情報も聞きながら、これは切った方がいいんじゃないか、とか、効いていないんじゃないか、とか相談しながら調整していけばいいんじゃないか。
あまりに短期の付き合いの場合は介入しにくいが、退院サマリーに意見を書くことで向こうの医師にアイデアを伝える。
検討の結果という事実を残さないともとに戻ってしまう。
あとは、処方を老年病科にまとめるということを積極的にやっている。
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●どうやってポリファーマシーを解消するのか。
さまざまな疾患や合併症がある。治療は必要。
しかし、高齢者の治療に対するEBMの多くは前期高齢者に対するもので、後期高齢者や認知症の人に対するものはない。
個別に、しかも包括的に考えた治療が必要になる。
〔質問〕
生理的には5時間しか眠れない、そのためには夜遅くまで起きている、ということだが、逆に夜遅くまで起きているためにはどうしたらいいか。
「高齢者の薬の飲み過ぎ」深刻な健康障害!原因不明の転倒やふらつき
2015/5/21
http://www.j-cast.com/tv/2015/05/21235784.html
薬の多剤処方が高齢者に深刻な健康被害をもたらしている。複数の慢性疾患を抱える高齢者は複数の病院、診療科を受診し、多剤処方を受けるケースが多く、薬の相互作用などによる副作用が起き、ふらつきや転倒、運動障害などにつながるという。
また、薬の種類、回数が多く、飲み方が複雑になることで、「飲み間違いや飲み残しなどの問題が浮かび上がってきた」(国谷裕子キャスター)。患者が飲み残す「残薬」は、在宅の患者だけで475億円分に上り、残薬は治療上の深刻な問題を引き起こす。
*多剤副作用抑えるためにまた薬
茨城県水戸市の水戸協同病院には、薬の副作用が原因と見られる高齢者が次々と入院してくる。救急車で運ばれてきたある高齢者女性は、数か月間も原因不明の転倒が続き、体中に痣ができるほどだった。
総合診療科で薬の服用状況を調べ、副作用を起こす処方を洗い出したところ、この患者は統合失調症と診断されていて、7種類の薬を日常的に服用していた。その抗精神病薬と便秘に対して処方された漢方薬が低カリウム血症という副作用を起こし、運動障害が起きたことがわかった。さらに、副作用の治療としてあらたな薬が追加され、症状が悪化していた。
総合診療科の金井貴夫部長はこう話す。「かなり不適切な処方に該当します。ひとつの薬が適切だとしても、相互作用、相互の関係はどうなのか。そこまで教育する必要があります。それが現状ではなされていない」 |
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●昼寝を30分以内にしてもらう。
睡眠時間の調査をすると、高齢者ほど長くて、8時間くらい寝ていることになるが、脳波をとって生理的な睡眠時間をチェックすると、75歳を超えると5時間くらい、熟眠が減ることがわかっている。
長時間うとうと・・・睡眠薬をもらって飲んておきたい、ということかもしれない。
入眠時には超短時間作用型やメラトニンの薬を試すこともある。
風邪の人に抗菌薬を持って帰らせないためにどうするか、ということを考えた。「腸内細菌がボロボロになって悪いことが起こることもあるよ」と話すと「じゃあいらないです」ということになる。
○日本には8時間神話、8時間寝ないとだめ、という認識がある。
歳を取るとそういうことはない。
ご飯をたべるとどうしての眠くなる。
24時間開いているマクドナルドに高齢者が集結している現象もある。
マクドナルドが満員になるかもしれない。(笑)
町学長より総括
薬に関して不思議に思うことがたくさんある。
もっとも不思議に思うのは、がん医療の中で、ドラッグラグという問題があって、なんで海外で普通に使われている薬が、日本で使えないことを日本の医師や薬剤師や看護師がなぜおかしいと思わないのか不思議におもった。
自分の親だったら、こんなにたくさんの薬を飲ませるのだろうか。
患者・家族の立場から、ポリファーマシーを見ると、医療者は第三者としてしか患者に関わっていないのだな、と感じた。
その薬はだれのために処方されているのかを考えると、それはその人のために処方されているもの。他院の医師の処方がいじれない。というのは明日からでも改善しなければいけない話。
薬剤師さんには頑張ってほしいと思う。薬局が医療機関につながる架け橋になれると私は思う。
患者の立場でやれることもあるなと思った。
常日頃、自分の正常を知らないと異常がわからない。
家族と本人の立場から、家族から治療をやめたい、薬を変えたいとは言いにくい。自己判断でやめてはいけないといわれている、素人判断では難しい、そこは薬剤師に相談できるといいと思う。
医師が薬に一番詳しいとは思っていない。外科医がオールマイティという時代は終わっていると思うし、多職種が頑張る余地があると思う。
「ポリファーマシーはミステイク」まったくその通りだと思う。
多剤併用で認知症が重症化したら、それはその人の命を奪っているのと同じ。医療過誤と呼んでもいいことが日本の各地で起こっているのではないか、という怖さを感じた。
前例がないからやらない。というのではなく、自分たちがやる。変えていく、という姿勢がどの職種にも求められると思う。
勉強しすぎてモンスターになってはいけないが患者自身が勉強していかなければならないと思う。
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この記事へのコメント
プライドなんて クソ食らえ〜!
なんて 言ったら 言葉が悪くて すみません
「門前薬局の薬剤師さんが 積極的に介入すると 病院の医者から怒られる…」
よくある話で 内容にもよるけど 薬局に問い合わせると先生じゃないとわからないんですよねと返答がくる
だったら ひと昔前、受付事務員が 投薬してたのと同じじゃないかと 思ってしまう
多職種との連携…
本当に 進めていくなら アサーションでいかなきゃ 進まない
いつもこんな感じでコメントを書かせていただいてますが
言うことは 簡単で お医者さま 薬剤師さまの行政さま ケアマネさま などの皆さまに どう伝えたら 対応してくださるかと いつも 考えています
プライドなんて どうでもよくて
困ってる患者さん 利用者さん ご家族が 笑顔になってくれることが一番なんです
Posted by 訪問看護師 宮ちゃん at 2015年05月23日 03:02 | 返信
医療関係者=医療を提供することによってメシを食っている人達=の発言なので、当然、自らの団体というか「仕事仲間」をしらずしらずのうちに擁護してしまうのは仕方がないわけで。
ネットで検索すると次のような定義があり、とてもしっくり来ました。
(単にポリファーマシーで検索かけただけです。あしからず。)
http://manabunoda.cocolog-nifty.com/blog/2014/05/post-dcd9.html
--------------------------------------
「ポリファーマシー」に正確な定義はまだありません。文献によっても異なります。薬剤数でいうと、5剤以上、7剤以上、10剤以上など様々なことが言われています。また多剤併用だけでなく、必要な薬剤が使われていないことや、不要な薬剤が使われていることも「ポリファーマシー」の一部です。
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原因は単純なのではないでしょうか。
1.医者は、薬をたくさん処方すればするほど「処方料」で保険点数が稼げる。
これについては私自身が何度も経験済みです。医者が、明らかに「処方したがっている」のがわかるので、「飲まなくても良ければ処方してください」と言って3割負担を払って受け取ります。「飲みません」と断言すると医者が機嫌を損ねるので「飲まなくても良ければ」というのが渡世術。
生ごみと一緒に混ぜて何だかわからないようにして捨てます。
2.製薬会社を喜ばせることができる。
医者は製薬会社の社員と、とても仲睦まじいとのこと。製薬会社のお得意さんになると休診日には必ずゴルフのお誘いが来るとか。その他、表面化していない利益供与は金銭だけではないのでは?
薬剤を使用せずに症状改善アドバイス(生活環境改善など)をすることで、処方料以上のおカネになるような医療制度に変更することが喫緊の課題ではないでしょうか。
製薬会社の体質改善は、薬を製造する業務の一部を薬を使わないリハビリ施設などへ方向転換すれば良いのではないかと。「人間(動植物も)が薬を飲めば飲むほど製薬会社がもうかる」という構図が存在する以上、製薬会社の売り込みは止まらないでしょう。資本の本能だから。
お役人の近藤誠氏にご活躍いただいて、まず近藤氏の市から改善モデルのトライアル、期待してます。
Posted by komachi at 2015年05月23日 04:48 | 返信
多剤投与は、病院や医師の利益享受に繋がると、割と多くの国民が周知している事実と思います。
それ以上に、『過剰な投薬は医師本人の自信の無さを露呈している』のだと思います。
真の名医が「大丈夫」と言って下さるだけで納得できる、そんな診察もあります。重病を見分ける自信をお持ちでいらっしゃるからです。
Posted by もも at 2015年05月24日 12:39 | 返信
自分のコメントを読んでいてもう少し書きたくなりました。
私は、たいていの症状はツムラの漢方薬でしのげるのでめったに西洋薬は飲みませんが、咳がひどかった時に抗生物質が必要だろうと思って受診した時に、気管支拡張剤を処方されました。
その医師が「服用後気分が悪くなったり手が震えたりすることがあるかもしれない」と説明するので、「そんな薬飲まないです」と言ったら「飲まなくても処方します」と言うので、「そうですか、飲まなくても良ければ処方してください」という、まるで禅問答になったのでした。
その医者、子供にも気管支拡張剤を処方しているようです。市からの健診に行った時、親に同じ説明をしているのが聞こえて「この医者、よっぽど気管支拡張剤を売りたいのだな」と思いました。(素人の勘ぐりだと言われるんでしょうね。)
その医師のお父上は、もう亡くなったのですが、患者目線で話を聞いてくれる何でも話せる人でした。ツムラの漢方薬を私に勧めてくれたのもその亡き医師で、後を継いだ娘さん医師も、同じ漢方薬を処方してくれるから、私は年に2回くらいは受診しています。
父も母も、その娘さん医師に年に2回くらいは受診していましたが、彼女は「月に一回も来ないのにかかりつけ医なんて・・・(と言われては迷惑だ)」と発言する人です。
要するに、受診する必要もないのにちょこちょこ受診して希望しない必要もない検査でもちょこちょこ受けて「もっと診療費を稼がせてくれたらかかりつけ医になってあげるヨ」という意味だと、私は受け取っています。だから、80歳近くまで医者知らずだった父も母も「かかりつけ医」無しのまま老いたので、「医者」ではほんとに苦労しました。
私もきっと「医者」で苦労するのでしょう。だって、「かかりつけ医」になってほしいからといって、やりたくない検査を受けたり必要もないのに月に一回以上受診したり、する気にはなれませんから。
たまに必要があって受診した時には、「飲まなくても良いから」薬を処方したいのであればどうぞ、と思います。
私は、先代のイメージに引っ張られていますが、娘さん医師は診療所を改築していつも患者で一杯で、医院を繁盛させるのに一生懸命なのがとてもよくわかる。でもいつか、ぼろっちい診療所でゆっくり患者の話に耳を傾けていたお父上の良さに、気が付いてくれるのではないか、そんな淡い期待を持ってます。
すべて、ビジネスなのです。
医は仁術にあらず、商売である、ゆえに、患者は仁を期待するべきではない。商売ゆえの詐欺もある、と心得よ。これが現実です。
Posted by komachi at 2015年05月24日 01:39 | 返信
私は鍼灸師ですので、多剤投薬の問題は、分かりません。
でも鍼灸師も、お年寄りの症状が「肩も、腰も膝も痛い。眠れない。食欲がない。」等と訴える症状が多くなると、ついつい鍼数が多くなります。治療時間も多くなり、刺激量が多くなって、患者も疲れるし、却ってひとつひとつの症状が効かないと言うことにもなります。
悪意の治療ではなく、無能な鍼治療というべきか?
薬剤師に聞いた話ですが、漢方薬も、なるべく単品で効かす努力をした方が良いということでした。
養命酒みたいに、色々な素材を詰め込むのではなく、ジュウヤク(ドクダミ)だけ使うとか。
お年寄りの訴える症状が多いと満足させるために、薬剤も多くなるのでしょうね。
多くの症状の中から、一点か、二点に絞るのが賢明なのでしょうけど。
鍼灸の場合は今日は、膝だけ、明日は腰痛だけとか交代で治療すると言う方法もありますけど、患者のお年寄りを、どれだけ納得させるかという事でしょうね。
そういう意味では患者さんが賢くならなきゃいけないのでしょう。
今日の、「認知症、市民フォーラム」では、アリセプト3mgだけ服用している人が多いと聞いて安心しました。
私の母は正常圧水頭症の症状がでて10年になりますが、「アルツハイマー」と診断されていたので今更シャント手術をしても効果があるかどうか不明です。
どうか、多量の尿漏れと、足腰が立たなくなっている症状が改善されたら、それだけで幸いに思います。
抗生物質をこれ以上飲みたくないし、せめてご近所を散歩して食欲を出して欲しいと思っています。
Posted by 匿名 at 2015年05月24日 03:03 | 返信
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