このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com

無駄な医療

2015年06月12日(金)

先進国を中心に無駄な医療を考える時代になっている。
多剤投薬もそのひとつ。
ジェネリック誘導政策より多剤投薬のほうが先だ!と何度も言っている。
2つの応援
クリックお願いします!
   →   人気ブログランキングへ    →   にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ
 
 
どうしてジェネリック薬の管理ができていないのに、
強引なジェネリック誘導政策をとるのだろうか。


私は理解できない。

多剤投与は、無駄な医療だけでなく、有害な医療なのに。
これに手をつけずに、ジェネリックをやるのは本末転倒という。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


『Wikipediaに「無駄な医療」』

無駄な医療という項目ができる時代背景を感じます。


無駄な医療
https://ja.wikipedia.org/wiki

 無駄な医療(むだないりょう、Unnecessary health care)、過剰利用(かじょうりよう、overutilization)、濃厚診療(のうこうしんりょう)とは、適切な量や費用を超えている医療をさす。過剰医療を招く原因には、医療機関への診療報酬を出来高払い制とし、かつ医療費が公的・民間医療保険により補償されるという事情が関係している。このような制度の下では、医師と患者は、医療費や受診を抑えるという動機は働かない。

 似たものに過剰治療(かじょうちりょう、overtreatments)があり、不必要な医学的介入(治療)を指す。過剰治療は、それを行っても症状にほとんど改善は現れない。また過剰診断(英語版)とは、患者にとって症状がなく無害な状態に病名診断を下すことであり(偽陽性、False positive)、これにより過剰治療がまねかれる。

 2012年よりアメリカでは、不要であるばかりか有害でさえありえるような治療介入の一覧を示すChoosing Wisely(賢い選択)キャンペーンが始まったり、2013年のG8認知症サミットではイギリスが国家戦略として死亡の増加につながる不要な抗精神病薬の使用を低減してきたことを報告し、日本でも不要であるのに処方されている風邪薬を保険適用から外すことを検討するなど、無駄な医療への関心が集まっている。

2つのランキングに参加しています。両方クリックお願い致します。皆様の応援が日々ブログを書く原動力になっています。

お一人、一日一票有効です。

人気ブログランキングへ ← 応援クリックお願い致します!

(ブログランキング)

にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ ← こちらもぜひ応援クリックお願い致します!

(日本ブログ村)

※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

この記事へのコメント

多剤投与も問題ですが…
たくさんの病院へ受診するってことも かなり 危険です

A病院では 脳外科 B病院では循環器 Cクリニックでは整形 D歯科と通院している
それぞれの病院で 胃薬が投薬されて
A病院でロキソニン D歯科でカロナールと痛み止めが重なっている…

服用してて 大丈夫…なわけないですよね

Posted by 訪問看護師 宮ちゃん at 2015年06月12日 11:42 | 返信

コメントする

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com


過去の日記一覧

ひとりも、死なせへん

安楽死特区

糖尿病と膵臓がん

病気の9割は歩くだけで治るPART2

男の孤独死

痛い在宅医

歩き方で人生が変わる

薬のやめどき

痛くない死に方

医者通いせずに90歳まで元気で生きる人の7つの習慣

認知症は歩くだけで良くなる

がんは人生を二度生きられる

親の老いを受け入れる

認知症の薬をやめると認知症がよくなる人がいるって本当ですか?

病気の9割は歩くだけで治る!

その医者のかかり方は損です

長尾先生、近藤誠理論のどこが間違っているのですか

家族よ、ボケと闘うな!

ばあちゃん、介護施設を間違えたらもっとボケるで!

抗がん剤 10の「やめどき」

「平穏死」10の条件

胃ろうという選択、しない選択

  • にほんブログ村 病気ブログ 医療・医者へ