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朝と昼のあいだに
2015年06月13日(土)
昔、ピーターという歌手が歌った「夜と朝のあいだに」という曲があった。
今、私は東京タワーと滝を同時に眺められるラウンジで朝と昼の間を楽しんでいる。
東京プリンス・パークタワーのこのコーヒーショップでくつろげるのは3年ぶりだ。
今、私は東京タワーと滝を同時に眺められるラウンジで朝と昼の間を楽しんでいる。
東京プリンス・パークタワーのこのコーヒーショップでくつろげるのは3年ぶりだ。
夜と朝のあいだ、といえば深夜往診のことで、本当に辛い。
もう歳だし、いつまでこんなことできるのかな?と思う。
しかし朝と昼のあいだのコーヒーラウンジは、至福の時間だ。
診療を終えて、20時20分伊丹発の最終の飛行機で羽田へ。
なぜ飛行機なのかというと、飛行機パックが新幹線の半額と安いから。
都内のホテルは外国人観光客でどこもいっぱい。
浜松町の安いホテルが空いていたのでそこに投宿。
ビジネスホテルは朝10時に追い出される。
だから、朝と昼のあいだに時間ができた。
そうそう、なぜ東京に来たのかというと、昼から3月に急逝された
小山剛さん(60歳)をさんを偲ぶ会に出席するためだ。
http://www.mcw-forum.or.jp/image_research/DL/program-20150613.pdf
冠婚葬祭には不義理な私だが、小山さんの会の案内を受けた時、
これは万難を排しても行かなければと思った。
毎月1回はある勉強会で小山さんと、当たり前のように会っていた。
1年前には、小山さん自らの講演も聴き、感激した。
日本の社会保障界で、小山さん以上に先が見えている人を知らない。
私の素朴な疑問に小山さんはいつも笑顔で優しく答えてくれた。
「長尾先生、小規模多機能というのは本当は儲かるのですよ」
金儲けをせよ、と言っているのではない。
彼は、今後の医療介護は、小規模多機能的であることを知っていたのだ。
いや、知っていたというより、長岡市で実践して成果を挙げていた。
本当に山の上の特養を解体して、在宅医療に転換してしまった人なのだ。
いま「(地域包括ケア」の勉強会が各地で開催されている。
しかし話している演者自身が、まったく分かっていない。
なぜなら、現場ではない学者や役人がそれを語ろうとするからだ。
彼らは理念は語れても、実践を語るには荷が重すぎる。
だから、医師会や市民からブーイングが絶えない。
地域包括ケアの凄さを一度も味わったことがない人に語らせても無理だろう。
小山さんは、医療も介護も福祉も生活も行政もよく知っていた。
しかし知識をひけらかすことはなく、淡々と実践されていった。
「地域包括ケア・システム」とは、「地域が小規模多機能的」になることだ。
その意味を伝えるには、私は最低1時間はかかる。
9月12日には浜松市で厚労省のドン、唐澤剛さんとダブル講演する予定だ。
先日、大阪府高石市でも唐澤さんとダブル講演したのでこれで2回目となる。
そこでしっかり、小山さんの想いを伝えたい。
そういえば、小山さんも剛、唐澤さんも剛。
今、増上寺の隣で小山さんのご冥福をお祈りしている。
芝公園の横の東照宮でもお祈りした。
芝公園では、芝地区の住民が芝まつりをしていたが
まさにこれが地域包括ケアなのだ。
3年ぶりのお気に入りの場所での、朝と昼のあいだ・・・
至福の時間に、小山剛さんを想っている。
つなない追悼文を書いている。
もう歳だし、いつまでこんなことできるのかな?と思う。
しかし朝と昼のあいだのコーヒーラウンジは、至福の時間だ。
診療を終えて、20時20分伊丹発の最終の飛行機で羽田へ。
なぜ飛行機なのかというと、飛行機パックが新幹線の半額と安いから。
都内のホテルは外国人観光客でどこもいっぱい。
浜松町の安いホテルが空いていたのでそこに投宿。
ビジネスホテルは朝10時に追い出される。
だから、朝と昼のあいだに時間ができた。
そうそう、なぜ東京に来たのかというと、昼から3月に急逝された
小山剛さん(60歳)をさんを偲ぶ会に出席するためだ。
http://www.mcw-forum.or.jp/image_research/DL/program-20150613.pdf
冠婚葬祭には不義理な私だが、小山さんの会の案内を受けた時、
これは万難を排しても行かなければと思った。
毎月1回はある勉強会で小山さんと、当たり前のように会っていた。
1年前には、小山さん自らの講演も聴き、感激した。
日本の社会保障界で、小山さん以上に先が見えている人を知らない。
私の素朴な疑問に小山さんはいつも笑顔で優しく答えてくれた。
「長尾先生、小規模多機能というのは本当は儲かるのですよ」
金儲けをせよ、と言っているのではない。
彼は、今後の医療介護は、小規模多機能的であることを知っていたのだ。
いや、知っていたというより、長岡市で実践して成果を挙げていた。
本当に山の上の特養を解体して、在宅医療に転換してしまった人なのだ。
いま「(地域包括ケア」の勉強会が各地で開催されている。
しかし話している演者自身が、まったく分かっていない。
なぜなら、現場ではない学者や役人がそれを語ろうとするからだ。
彼らは理念は語れても、実践を語るには荷が重すぎる。
だから、医師会や市民からブーイングが絶えない。
地域包括ケアの凄さを一度も味わったことがない人に語らせても無理だろう。
小山さんは、医療も介護も福祉も生活も行政もよく知っていた。
しかし知識をひけらかすことはなく、淡々と実践されていった。
「地域包括ケア・システム」とは、「地域が小規模多機能的」になることだ。
その意味を伝えるには、私は最低1時間はかかる。
9月12日には浜松市で厚労省のドン、唐澤剛さんとダブル講演する予定だ。
先日、大阪府高石市でも唐澤さんとダブル講演したのでこれで2回目となる。
そこでしっかり、小山さんの想いを伝えたい。
そういえば、小山さんも剛、唐澤さんも剛。
今、増上寺の隣で小山さんのご冥福をお祈りしている。
芝公園の横の東照宮でもお祈りした。
芝公園では、芝地区の住民が芝まつりをしていたが
まさにこれが地域包括ケアなのだ。
3年ぶりのお気に入りの場所での、朝と昼のあいだ・・・
至福の時間に、小山剛さんを想っている。
つなない追悼文を書いている。
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この記事へのコメント
おつかれさまでした
ごくろうさまでした
Posted by tomohiro ozaki at 2015年06月14日 01:04 | 返信
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