抗がん剤による副作用での脱毛に関する支援の呼びかけ。何故か本末転倒に思えてしまいました。

ホントに…
産婦人科病棟に勤務してたけど 本当に抜けちゃいます

帽子を被ったり バンダナを巻いたり つらいですよね

男性も女性もなく、髪が抜けるようなことは、したくないのでは？　と、私は思っています。

まだ、抗がん剤についてあまり勉強をしなかったときに、髪があるように見えるピアスやバンダナを購入して友人にプレゼントしたことがありました。
とても、喜んでくれましたが、その後、再発をして、抗がん剤の副作用で亡くなりました。

何故髪が抜けるのか、どうして副作用によって命を失うことが起こるのか・・・どうして、もっと勉強しなかったのかと今も悔いています。　

そして、そうした経験などにより、家族への体に負荷をかけない抗がん剤治療を導き出すことができ、平穏死へたどり着けたと思っています。

けれど、治療への価値観は人それぞれです。　

大病院で標準的抗がん剤を求めることも、ベットの周りに多くの機会が設置されることも、家族や本人のプライドがそこにあるのであれば、悪いことではないと思います。たとえ、結果は分かっていても。

最近の経験から、私は黙って目をそらさずに、その現実を見守り、火葬されて骨がなく灰だけであっても、その現実から目はそむけないと決めました。

少しでも多くの人が、町のお医者様が、患者さんに向かい合い、個々にあった治療を考えてくれることや、声を聞いてくれることを知ることができれば、残された時間を大切に使えるのではないか、と思い、自分自身のできる範囲で、でしゃばらず、何かの役に立てるように努力をしてゆきたいと思っています。

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