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近藤誠批判本4冊読み比べて

2015年09月13日(日)

この夏、偶然にも、近藤誠理論批判本が私を含めて4冊出た。
私の本は批判本ではなく、近藤誠理論の検証と近藤誠現象の評論本だ。
そのあたりのことを、医療タイムス8月号に書いた。→こちら
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昨日、こんな便りを頂いた。

@@@@@@@@@@@@@@

長尾先生「近藤誠理論」の・・・読ませていただきました。
漫画から始まっていて「えっ!」びっくりしましたが、読み進むにつれ
涙が出て仕方ありませんでした。患者さんのことを大切に思われている
先生の想いが・・女性記者の方も、「治療の前にやりたいこと・・」と新しい
道を見つけられ、癌も小休止するかも知れません。そんな勝手なことと 
この10年で主人の両親、弟、主人、そして今年は父を見送った事を
思い出していました。
 
いろん な逝き方がありました。先生の本を読みながらいっぱい涙を流しました。
「その医者のかかり方は損です」を読みながら、長尾先生のような先生に
めぐり合うには病気にならないとだめかぁ~・・と考え中です。
 
長々と書いてしまいました。ありがとうございました。
すっかり、秋の気配です。どうぞお身体ご自愛ください。

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こんなことを書いてくれる人がいるので、下手でももう少し書こう、という気になる。

っご批判でも構わない。
アマゾンのレビューに感想を書き込んで欲しい。

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医療タイムス8月号  近藤理論批判本、4冊読み比べて 長尾和宏
 
 7月30日、「長尾先生、近藤誠理論のどこが間違っているのですか?」(ブックマン社)という本が世に出た。たった5日で重版されたが増刷が間に合わず、書店もアマゾンも品切れ状態が続いてご迷惑をおかけしている。本書はタイトルにあるとおり近藤誠理論を考える本である。2年前に出た「医療否定本に殺されないための48の真実」(扶桑社)に続く第二弾ともいえるが、今回も単なる批判本では無いことを最初に断っておきたい。2年前の本も重版を重ね文庫化され台湾でも翻訳本が読まれている。今回の本も出版直後に台湾や韓国から翻訳本のオファーを頂き驚いている。というのも台湾や韓国でも近藤誠医師の著書は人気が高く、その批判本ということで関心が高いらしい。

 本書では「近藤誠理論」を、「がんもどき理論に基づくがん放置療法」と定義し論評している。世の中にゴマンとあるがんを“がんもどき”と“本物のがん”の2つしかないと考えるのか、その中間がいくらでのあると考えるのかは実はたいへん難しい命題である。というのも、がん転移遺伝子が発見されており、転移して死に至るがんには100%発現しており、死なないがんには一切発現していないというエビデンスも報告されているからだ。しかしエピジェネテイック医学の視点からは二元論ではとても説明がつかない、と考えるのが一般的であろう。中にはそのような単純化できるがんもあるかも、という程度である。おそらく多くのがんはその間にグラデーションのように存在し、常に揺れ動いている、いうのが私のがんのイメージである。

 さて、本書で言いたいことはそんなことではない。本書はいきなり30ページ以上に及ぶ漫画から始まるのだが、近藤誠現象を生んだ本質とは何かについて解析している。また近藤誠理論に“洗脳”された肺がんを放置している女性ジャーナリストとの対話を通じて、マインドコントロールの怖さとその呪縛からの脱出を描いているのが第一のポイントである。そしてなにより、近藤誠現象という国民のがん医療への不満を、医療界は今後しっかり受け止めていくべきであるというのが本書で最も言いたいことである。

 奇しくも、ほぼ同時期に近藤誠批判本のような書籍が私を含めて4冊出ることになった。国民から見れば、「医療界が寄ってたかって近藤センセイをいじめているー」と受け止められるかもしれないが、単なる偶然である。さらに言及するならば、私以外の3冊と私の本は全く違う内容であることはここでしっかり述べておきたい。他の3冊は純粋で徹底的な「近藤批判本」であろうが、私の本は近藤誠氏の功績をしっかり認める一方、がん医療界も批判している。換言すれば、他の3冊は医者目線かもしれないが、私の本はどこまでも患者目線で書いたつもりである。であるので、近藤誠教の信者さんからの相変わらずの批判に加えて、新たにがん医療界からの批判にも喜んで受けて立つ覚悟でいる。

 願わくば、本紙の読者のみなさまにたとえ立ち読みでいいので、4つの書籍を読み比べて頂き、感想なりご批判をお寄せ頂きたい。私自身は、近藤誠現象に対する最終結論のつもりで本書を書いた。超高齢社会を迎え、過剰医療への警告は、近藤誠氏のみならず、私自身にとっても今後のテーマであるからだ。

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※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

この記事へのコメント

長尾先生、はじめまして。
いつもアピタルとこちらを拝見しております。

主人が30代前半ですい臓がん闘病中です。
病気なってから調べ すい臓がんの厳しさに涙が止まりませんでした。
また手術後、主治医の 「人生まだまだ長いですからね」 という言葉にもっと涙が止まりませんでした。

「医者の先生」というのは、長尾先生や 主人の主治医の先生のように 患者やその家族に寄り添っていて欲しい。
がんを放置。それは 患者とその家族を放置。 にしか思えません。

私にはこれ以上うまく言えませんが。

(クリック毎日してます!なのに2位?応援しています。)


Posted by blue bear at 2015年09月14日 11:08 | 返信

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