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大学が全医師の異動を生涯把握
2015年09月19日(土)
医師は少ない?、それとも偏在している?
西高東低という医師の偏在が指摘されている。
どうすればこの課題を、解消できるのだろうか。
西高東低という医師の偏在が指摘されている。
どうすればこの課題を、解消できるのだろうか。
昔は「白い巨塔」にイメージされる医局機能があった。
医局は、医師の人事権を握っていた。
大半の医師は医学部を卒業したらすぐに○○大学△△科に入局していた。
まさにヤクザの組のように縦社会であるので田舎に医師を派遣していた。
それが10年前から、新臨床研修医制度が始まってから医局制度は衰退した。
入門もせずどこの馬の骨か分からないフリーのヤクザのような医師が増えた。
卒業大学が全医師の異動を把握することは名案だと思う。
こうすることで医師の偏材が少しは改善するのではないか。
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
医学部新設問題
「大学が全医師の異動を生涯把握」提言
─日本医師会・全国医学部長病院長会議
日本医事新報社
第4766号(2015年 8月 29日)P7
http://www.jmedj.co.jp/weekly/jmedsearch_detail.php?jmedsearch_id=1692
■【概要】日医と医学部長病院長会議は19日、すべての医師の異動を生涯にわたって把握する「医師キャリア支援センター」を大学に設置することを盛り込んだ提言の骨子を発表した。
日本医師会と全国医学部長病院長会議が発表したのは『医師の地域・診療科偏在解消の緊急提言』の骨子。骨子では新たな医学部設置の差し止めや医学部入学定員の削減も求めており、医学部新設構想への対案と位置づけられる。近く医学部入学定員の議論が始まることを見越し、提言取りまとめの前に骨子を公表したという。両団体は詳細を記した提言を近日中に発表する予定。
●臨床研修は出身大学の地域で
緊急提言の骨子で提案されているのは①医師キャリア支援センター構想、②医師の地域・診療科偏在の解消策、③新たな医学部設置の差し止めと医学部入学定員の削減─の3点。
このうち①は、すべての医師の異動を生涯にわたって把握する「医師キャリア支援センター」を各大学に設置するという案。学部教育から臨床研修、専門医取得、生涯学習まで医師の相談に乗り、キャリア形成を支援する。各都道府県に設けられた地域医療支援センターと情報共有を行い、地域の医師会や医療機関とも連携。全国組織として「全国医師キャリア支援センター連絡協議会(仮称)」を創設する。
また、臨床研修は出身大学のある地域で行うことを基本とする。ただし、それ以外の地域で研修を受けても罰則はない。「出身大学のある地域」は、出身大学の関連病院のある範囲を含むとしている。
●管理者の要件に医師不足地域の勤務
②の偏在解消策として提言しているのが、医師キャリア支援センター設置を前提に、医師不足地域で一定期間勤務した経験があることを診療所・病院の管理者の要件に導入する案。医師不足地域の範囲や勤務の期間は、都道府県の地域医療支援センターと自治体が偏在の状況を踏まえて指定。医師不足地域は必ずしもへき地だけに限らない。
その上で、地域医療支援センターが地域の現時点と将来の医療需給に関するデータを把握・整備することも提案。需給データを各大学の医師キャリア支援センターが医師・医学生に提供し、医師数が地域・診療科ごとに適切な配置へと自主的に収斂されていくことを目指すとしている。
●成田医学部案の了承「遺憾」
③の新たな医学部設置の差し止めについては、「国家戦略特区で検討されている医学部を含め、新たな医学部設置を認めることはできない」と、千葉県成田市や東北地方での医学部新設に改めて反対を表明。医学部入学定員の早急な削減も求めている。
政府の東京圏国家戦略特別区域会議の成田市分科会が7月、医学部新設案を了承したことについて、日医の横倉義武会長は19日の会見で「大変遺憾に思っている」と述べた。
医局は、医師の人事権を握っていた。
大半の医師は医学部を卒業したらすぐに○○大学△△科に入局していた。
まさにヤクザの組のように縦社会であるので田舎に医師を派遣していた。
それが10年前から、新臨床研修医制度が始まってから医局制度は衰退した。
入門もせずどこの馬の骨か分からないフリーのヤクザのような医師が増えた。
卒業大学が全医師の異動を把握することは名案だと思う。
こうすることで医師の偏材が少しは改善するのではないか。
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医学部新設問題
「大学が全医師の異動を生涯把握」提言
─日本医師会・全国医学部長病院長会議
日本医事新報社
第4766号(2015年 8月 29日)P7
http://www.jmedj.co.jp/weekly/jmedsearch_detail.php?jmedsearch_id=1692
■【概要】日医と医学部長病院長会議は19日、すべての医師の異動を生涯にわたって把握する「医師キャリア支援センター」を大学に設置することを盛り込んだ提言の骨子を発表した。
日本医師会と全国医学部長病院長会議が発表したのは『医師の地域・診療科偏在解消の緊急提言』の骨子。骨子では新たな医学部設置の差し止めや医学部入学定員の削減も求めており、医学部新設構想への対案と位置づけられる。近く医学部入学定員の議論が始まることを見越し、提言取りまとめの前に骨子を公表したという。両団体は詳細を記した提言を近日中に発表する予定。
●臨床研修は出身大学の地域で
緊急提言の骨子で提案されているのは①医師キャリア支援センター構想、②医師の地域・診療科偏在の解消策、③新たな医学部設置の差し止めと医学部入学定員の削減─の3点。
このうち①は、すべての医師の異動を生涯にわたって把握する「医師キャリア支援センター」を各大学に設置するという案。学部教育から臨床研修、専門医取得、生涯学習まで医師の相談に乗り、キャリア形成を支援する。各都道府県に設けられた地域医療支援センターと情報共有を行い、地域の医師会や医療機関とも連携。全国組織として「全国医師キャリア支援センター連絡協議会(仮称)」を創設する。
また、臨床研修は出身大学のある地域で行うことを基本とする。ただし、それ以外の地域で研修を受けても罰則はない。「出身大学のある地域」は、出身大学の関連病院のある範囲を含むとしている。
●管理者の要件に医師不足地域の勤務
②の偏在解消策として提言しているのが、医師キャリア支援センター設置を前提に、医師不足地域で一定期間勤務した経験があることを診療所・病院の管理者の要件に導入する案。医師不足地域の範囲や勤務の期間は、都道府県の地域医療支援センターと自治体が偏在の状況を踏まえて指定。医師不足地域は必ずしもへき地だけに限らない。
その上で、地域医療支援センターが地域の現時点と将来の医療需給に関するデータを把握・整備することも提案。需給データを各大学の医師キャリア支援センターが医師・医学生に提供し、医師数が地域・診療科ごとに適切な配置へと自主的に収斂されていくことを目指すとしている。
●成田医学部案の了承「遺憾」
③の新たな医学部設置の差し止めについては、「国家戦略特区で検討されている医学部を含め、新たな医学部設置を認めることはできない」と、千葉県成田市や東北地方での医学部新設に改めて反対を表明。医学部入学定員の早急な削減も求めている。
政府の東京圏国家戦略特別区域会議の成田市分科会が7月、医学部新設案を了承したことについて、日医の横倉義武会長は19日の会見で「大変遺憾に思っている」と述べた。
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この記事へのコメント
薬学部の数は 逆に この10年で3倍に増えました。
Posted by 薬剤師 井澤康夫 at 2015年09月19日 12:00 | 返信
医局制度衰退って、知りませんでした。
一長一短なのでしょうねェ。色々書きたいけど、辞めておきます。
昔、わざと中堅Dr.担当の折、別大学出身医師の書籍を手に受診した事あります。
反応は言わずもがな、でした。(こちらの”意思表示”あてつけしました。)
余裕な反応を見せて頂きたかったですね。
近藤信者に嫌がらせも受けたと仰る長尾先生は懐がデカいですね、全否定しなかった。
さすがです。
Posted by もも at 2015年09月20日 05:35 | 返信
医療に限らず、都会と地方は格差があるようです。
医師も地方で治療をしたい人は、大勢いらっしゃるですけど、子供の教育や、研修会に遠路はるばる都会に出てくるのが、ついつい億劫になるのではにでしょうか?
テレビとかPCとか、書籍でカバーするしかないでしょう。
ドクターカーは、いいとおもいますけど、ドクターヘリっていつ落ちるか分からないので、こわいですね。
でも地方に行くとドクターヘリが欲求される率は高くなりますね。
Posted by 匿名 at 2015年09月21日 12:26 | 返信
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