多職種への在宅医療と終末期医療の話。
知り合いの先生からのからの依頼だったので引き受けた。

伊丹から秋田まで１時間２０分。
しかしＪＡＬの出発は理由不明のまま、４０分遅れた。

飛行機から見た秋田は、美しい。
スイスを連想した。

田んぼの色合いが絶妙。
山の杉の木がきれいに並んでいる。

私には、小腸の絨毛のように見えた。
そこに浮かぶ絨毯に着地するような着陸。

ＪＡＬの機内誌に「美の国、秋田」
と書いてあったがそのとうりだった。

聴衆はあまり多くなかったので、歌わなかった。
医師も何人か来てくれた。

主催者が立派な宴席を用意して頂き、誠に美味しい秋田料理を味わった。
午後４時半から秋田の名酒を飲む幸せ。

宴席におられる人は、菅原さんばかり。
秋田は、３分の１は菅原さんなので、下の名前で呼び合うという。

驚いたのは、１次会、２次会と横に座ってくれた人の名前。
なんと「越後家」さんというから、ここは秋田なんだと思う。

午後６時からなぜか花火大会が始まった。
ここでもコスプレイベント（小樽でもやっていた）があり、明日はサンバカーニバル。

２次会は、県内酒（秋田酒）専門店へ。
きき酒しながら、門外不出の酒が続々。

続いて、亜鼓娘（あここ）というこれまた美味しい焼酎。
リンゴのような香りがする酒。

カウンターにおられた先生に私のことを知っていると言って頂き、ご挨拶。
県医師会の理事先生は、毎月、日本医事新報の連載を読んでいるとのこと。

３次会は、おしゃれなピアノバーで上質の音楽とウイスキー。
こんな贅沢していていいのだろうか。

朝８時にホテルに迎えの方が２人来てくれたが、二日酔い。
持ちきれないほどのお土産も頂いた。

ホテルも空港の駐車場も満員。
おそらく東京からかなりの人が秋田に来ている様子。

一番凄いと思ったのは、中国人がいないことだった。
どんな地方都市に行っても中国人がいっぱいなのに、秋田にはいなかった。

同じ飛行機に、緩和医療で有名な新城先生乗っていた。
新城先生に会いたいと思ってメールしたところだったので驚いた。

新城も講演に呼ばれていたいう。
行きの飛行機も同じだった。

分かっていれば、一緒に講演をして、宴会もしたら良かった。
それにしても、用事があって会おうと思っていると秋田の機内で会うなんて・・・


はじめての、秋田は最高だった。
慌ただしい半日だったが、今度はゆっくり来たい。

秋田の人は、温かい。
食と酒と空気がいい。

どうも日本海側に弱い。
しかし寒いの苦手な私には、９月あたりがちょうどいい季節。


お世話になった沢山の皆さまに感謝。
私のシルバーウイークのいい想い出を頂いた。