「松江自助火鍋城」という地元の人が行く大衆食堂。

とにかく楽しい。
日本のてっちゃんにどこか似ている。

店の外で順番を並んでいると、杖で地面を叩きながら歩いて来る人と衝突した。
咄嗟に、中国語でなにか怒られた。

その2分後にも別の人がまたぶつかってきた。
これで分かった。

目の不自由な人が、22時位にたくんさん都会のド真ん中を散歩しているのだ。
杖で地面を叩いているのは「のいてください」の合図だったのだ。

みなさんのお散歩コースに異邦人がボーっと立っていたら邪魔なのだ。
体が不自由な人も障害を気にせず、堂々と散歩できる街なのだ。

鍋食堂にも要介護者、車椅子の障害者が普通にいて美味しく食べている。
店員さんも立ち食いいながら、口をもぐもぐさせながら、働いている。

地元の大衆食堂に入ると、その国、その土地のことがよく分かる。
もちろん日本人なんて誰もいない。

ヘルシーな鍋、肉も野菜も海の幸も腹いっぱい食べたが、
よく考えると完全な糖質制限食でもある。

台湾の国慶節。
明日はパレードとレセプションパーテイ。

台湾大学医学部と医学博物館。
取材を含めて2日間の台湾泊。

台湾に来るとなぜかホッとする。
先祖がここ出身だったのかなあ。



李登輝さんの近著「新・台湾の主張」は日本人必読。
我々に武士道を教えてくれる李登輝さんの真骨頂だ。

本書は、92歳の李登輝さんがこれからもさらに闘う
ファイテイングポーズを示しているのが素晴らしい。