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台湾の国慶節の記念式典とパーテイ

2015年10月11日(日)

ご縁あり国慶節の記念式典と夜のレセプションパーテイのご招待を受けた。
まさに百聞は一見にしかずで、感動の連続、一生のいい想い出になった。
台湾の過去と現在について少しずつ詳しくなっていく。未来に活かしたい。


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なぜ、今、台湾なのか?

・日本にとって一番近い外国。与那国島から肉眼で見える国。
・かつて(70年前まで)日本だった。
・アジア切っての親日国、しかし国交が無い国
・中国との今後の外交は、台湾抜きでは考えられない。
・沖縄もそうだし、尖閣もそう。台湾との関係が重要。
・国交が無いので、民間外交が大切。
・台湾の高齢化は日本のあとを追っている。
・私の本が数冊、中国語の翻訳本として多くの台湾の人にも読まれている
・終末期医療や教育に非常に(日本とは比べ物にならない)熱心な国

数えてみれば、いくつかの理由がある。

豪華な案内状を頂いた。
高知大学の小林教授を団長とする今回の訪問団。

今回の一連のイベントは、残念ながら一般に人は参加できない。
テレビで観るだけだが、それでも感動は伝わるのではないか。

世界中から国賓が来られていた。
日本からも重鎮の国会議員が少なくとも2名は参加していた。

警備は厳しい。
記念式典は席順も決められているので驚いた。

式典は言葉は全く分からないが、印象としては
清潔でおおらかで無駄がなく節度があり、力強い。

兵士たちの鉄砲を使ったダンスのような動きが印象的。
ステルス戦闘機が空に3色を引く。

台湾の若者たちのアトラクションを見ていたら涙が出てきた。
若者の意識は日本を遥かに超えているように感じた。

午前9時からの記念式典は正午に終了。
素晴らしい!のひとこと


午後は、台湾大学医学部と付属病院を視察。
規模は、日本の医学部や附属病院3~4倍位、巨大である。

医療内容も一部においては日本を完全に追い越している。
医療者の熱心さも、おそらく日本以上ではないか。

ただ、人工栄養で暗い目をした患者さんが多く、心が痛んだ。
なるほど、私の本が売れるのだ、と思った。

5時からのレセプションパーテイは華やかそのもの。
ヨーロッパにいるのかと錯覚を起こす。

いろんな人と会い、楽しい話をした。
台湾の兵士の位の高い人はみな格好いい。

サモアの代表という大男の方とは腕相撲で負けてもらった。
ラグビーのおかえし、と言葉は通じなくても笑いあえる。

ヨーロッパ、アフリカ、南アメリカ、ポリネシア
ニュージーランドの来賓と台湾国内の議員や有力者で熱気ムンムン。

台湾は日本の前は、ポルトガルに支配されていた。
中華民国建国104年にあたるが、これは奇しくも日野原先生の誕生日と同じ。

食べ物がこれまた凄い。
台湾料理の贅を尽くした料理は種類が多すぎて食べきれない。

まさに竜宮城にいるように感じた。
国の威信をかて、世界中のVIPをもてなしている姿に感動。

馬総統も参加していた。
帰り際は、一瞬、体が触れる位の至近距離にいた。

一国の最高指導者とお会いできて良かった。
同時に日本でも、なぜこうして誕生日を祝う会をやらないのか、と思った。

日本であれば、記念式典は皇居周辺や赤坂御所でやり、
レセプションパーテイは、新宿御苑か皇居内か。

日本に圧倒的に不足しているのは自分の国を愛することだと強く難じた。
戦後教育の歪みが、日本という国を衰退に導いている気ががした。

ちなみに、馬総統は外省人の親中派で、日本軽視の立ち位置。
式典での日本人の座席位置は年々、上席から末席に絵に描いたように追いやられている。


パーテイの音楽がまた素晴らしかった。
ラストの 「We are the world」に、涙がこぼれた。

東アジア共同体というと攻撃する人しかいない日本。
鳩山さんをよくう言う人はまずいない日本。

しかし中国やロシヤやアメリカとの関係を考える時、
一番大切なのはお隣の国ではないのか。

ましてその国が親日であれば、たとえ国交が無くても交流すべきだろう。
民間外交ルートが何百もあれば、絶対最悪の事態は止められるだろう。

写真や動画はまた改めてアップする。










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この記事へのコメント

私も、日本人が、唯一仲良くできるのは、台湾人しかいないと思っていましたけど、例に依って、日本帝国主義は、台湾でも色々なことをやらかしているようです。
と、申しましても、私めのできる事と言ったら、Wikipediaで検索するしか能が無いのですけれども。
テレビの何かで台湾の何々族の人々が激しい抗日闘争をしたと放映していました。
霧社事件の事だったかもしれません。霧社セデック族の蜂起の霧社セデック族とが台湾高砂族だと書いて有るので驚きました。私の父が学友で一番尊敬していたのが台湾高砂族の王族の一人だったからです。
Wikipediaによれば、切っ掛けはセデック族の若者の善意から日本の警官を、セデック族の結婚式に招き入れようとしたのに、警官が警棒で、叩いた事から喧嘩になったらしいです。
詳しいことはWikipediaを読んで頂きたい。
なるほど、台湾、沖縄、日本とよく似た民族が並んでいるので、仲良くしたいものです。
しかし、兄弟姉妹、親子でも「愛する」というのは、おべっかやお上手ばかり言って上げる事でもなければ、甘いお菓子を与え続けることでもないでしょう。
日本を愛すると言うのであれば、果たして日本と言う国家が戦争中何を外国に対して、やらかしたのか、現実を客観的に正確に知りたいと思うのは当然だと思いますが、如何でしょうか?
勿論、日本の弱点をよく理解したうえで、日本人の良い点も認めるのは当然です。
日本を愛すると言うのは、昔犯罪を犯したことを、無かったことにする事ではないと思います。
日本の事だけではありません。ヨーロッパも、お互いに戦争して侵略したりされたりした歴史を認識して友好関係を保っているのだと思います。

Posted by 匿名 at 2015年10月12日 11:14 | 返信

「新台湾の主張」読んで 知らないことが多いと思いました。日本が台湾を占領したという中国の宣伝をうのみにしている人も多いかと思いますが、内実は違うこと それを台湾の人が今でも感謝していることなど この本を読んで勉強になりました。

Posted by 薬剤師 井沢康夫 at 2015年10月15日 03:20 | 返信

今の日本人に欠けているのは無条件に自分の国を愛する心だと私も思います。
日本人としての自覚を持ち、無条件に国を愛する心があって初めて過去に犯した罪を見つめようとする心が生まれるのではないでしょうか。
過去に犯した罪が他人事に思えるその分が、日本人としての自覚のない証だと思います。

国を思い、平和を願う。
その心が国民全部にあったら、今以上により良い世界になるのではと思います。

Posted by 桜 at 2015年10月17日 07:33 | 返信

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