小林武史氏は現代Ｊポップを代表するプロデューサーの第一人者ですね。
彼の作編曲した数々の楽曲は次元を超えた洋楽マニアぶりを感じさせます。
特にサザンオールスターズの桑田氏との共同作品の出来は出色ですね。「希望の轍」とか。
私も機会があれば聴いてみたいです。

フルオケ鑑賞は好きなので、salyu with 小林武史 チケットを買っちゃいました。
アマゾンで注文した本も2冊届いたばかり。なんだか、影響受け過ぎ感ありです。
届きたてホヤホヤの「町医者だから言いたい! vol.1」は、まだ何枚かのページを
開いた程度ですが、これまで読み知る内容を改めて裏付けしてくれそうな気がします。
ざっと見た感じでは、やはり最初は丁寧ですね。エッセー集感覚で読み易そうです。

昨晩、Salyu with 小林武史 ステージ、 東京フィルハーモニー交響楽団とのジョイントを
堪能してきました。Salyuさんの無垢な歌声に聞き入る会場内は、観客が醸す集中力の緊張感に
満ちていて、オーケストラの演奏を引っ張る程の歌唱力は圧巻でした。素晴らしかったです。
往復の電車内では、李登輝さん著、新・台湾の主張 を読みました。
こちらも、いい本を紹介頂きました。統治時代、日本は他国が行う植民地支配とは異なり、台湾国に
教育や灌漑技術、農業を普及し、そのために尽力した日本人を紹介する下りから始まります。
台湾の人々が好む言葉に「日本精神」があり、台湾人が自らの誇りとしたものである、とまで紹介
されています。折々に日本人を形容する、その具体的著術を読む度に心を揺さぶられます。
あとがきに、中国と台湾の由々しき関係性について触れられていますが、これは、ともすれば
アメリカと日本の関係性のようにも思えてきて、「今なお台湾が見習うべき兄である日本国。」
「東アジアの尚いっそうの安定と平和のために、共に手を携えて共に歩んでいこう。」との
呼びかけは、堕落した現代日本へのエールのようにも思えてきました。
癒され心が洗われる、音楽と書籍でした。