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「ハッピーエンドの選び方」を試写会で観た

2015年10月15日(木)

11月28日全国公開予定の映画「ハッピーエンドの選び方」を試写会で観た。
沢山の賞をとった日本では珍しいイスラエル映画だ。
多くの人に観て、考えて、語ってもらいたい映画だ。


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私なりの感想を述べたい。

この映画はとても深い。
いろんなテーマが散りばめられている。

老い、終末期医療、認知症、そして夫婦愛からLGBTまで。

イスラエルという国には行ったことは無いが、どんな国かよく分かる。
法令遵守に厳しく、安楽死は日本と同様に殺人罪である。

緩和ケアも日本とはかなり違うし
認知症に関する社会認識も違う。

認知症になれば老人ホームから介護施設に移らないといけない。
もちろん在宅医療システムも無いようだ。

日本とイスラエルの文化の差を強く感じた。
自己決定に関する認識もかなり違う。

同性愛、救急搬送の実態、がんの終末期医療も描かれている。

自分の人生の最終章を自分で終わらせるのか、
終わりを待つのか。

前者は、安楽死やや自殺幇助と呼ばれているが、この映画に描かれているのはチト違う。
まったく新しい、ハッピーエンドの選び方がどこかコミカルに描かれている。

高齢者のみなさまは、
終活もいいけど、老いをリアルを描いたこの映画を観て欲しい。

子供世代には、親が何を望んでいるのか、親孝行とは何かを考えて欲しい。
日本の医療問題は、実は、子供世代(50~60台)の問題でもある。

そして、若者には、には、安楽死とか法律といった先入観を持たずに観て
語り合って欲しいな。

医学部入試の2次試験の小論文にピッタリの作品。
不思議な議論になるはず。


私の結論は

老いても愛は残る! 


「ハッピーエンドの選び方」は、11月28日(土)全国公開→こちら

実は、この日は新神戸オリエンタル劇場で近畿を代表する在宅医
による「劇団ザイタク」が演劇をすることになっている。

「ピンピンコロリなんか無理なん、知っとう?」→こちら

奇妙なご縁を感じた。




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