DAY１２月号　　介護職にお勧めダイエット法
　
　介護現場の人手不足は深刻です。忙しく走り回る職員さんを見ていると複雑な気持ちなになります。過重労働でバーンアウトしないように上手にこの楽しい仕事を続けてもらいたいもの。さて、これから風邪の季節を迎えますが、毎年、扁桃腺を腫らした介護職員がたくさん受診されます。介護職の風邪ひき率は高いと感じます。みなさん、仕事が不規則で睡眠不足であることや食事の偏りが原因でしょう。インフルエンザの予防の秘訣は、免疫能を下げないライフスタイルです。

　診察の時に胸や背中やお腹を診ますが、メタボ体型の方が多くいます。不規則な食事と睡眠不足、そして運動不足の結果でしょうかで。この秋、私は「歩くだけで病気の９割は治る」という本が出ます。「９割」は誇大広告としても、現代人は歩くことを忘れています。仕事で歩くのとウオーキングとして歩くのは大違いです。手ぶらになって肘を大きく後ろに引いて胸を張って歩いてください。またウオーキングシューズにはこだわってください。

　実は私自身もメタボ腹に悩んでいる身なので偉そうなことは言えませんが、この秋から冬に内臓脂肪を減らしませんか。最近流行りの「プチ糖質制限ダイエット」をご紹介します。それは夕食のご飯だけを抜くだけ。おかずは腹いっぱい食べていいのです。お昼も好きなものを食べていい。気をつけるべきは夕食時の、お米、麺類、パンだけです。肉や魚や野菜はいくら食べてもＯＫなので満腹感があります。簡単で長く続けることができます。介護職の方は白いご飯が大好き、という人が多いように思います。お米は美味しいのですが、一番血糖値を上げるので食べすぎると糖尿病や高脂血症になります。こうした生活習慣病でお薬を飲むのは邪道です。

毎日３０分のウオーキングとプチ糖質制限ダイエットだけで必ず改善します。かかるお金はほぼゼロ。
生活習慣病はできるだけ医者に行かずに治してください。