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劇団ザイタク・神戸公演の映像公開

2015年12月05日(土)

お待たせいたしました。
劇団ザイタクによる先週の神戸公演の短縮版が出来ましたのでアップします。
20分のダイジェスト版ですが要望が多ければノーカット版も考えていきます。
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ピンピンコロリって無理なん、知っとう?
 

 
去る11月28日に第6回近畿在宅医療推進フォーラムが開催されました。
毎年近畿二府四県を持ち回りでやっていますが、今年は兵庫県での開催でした。
 
「ピンピンコロリって無理なん、知っとう?」という劇をやりました。
役者は全員、近畿地方の現場バリバリの医療職です。
http://www.drnagao.com/img/lecture/kinnkizaitaku20151128.pdf
 
劇は、心不全と肺気腫と認知症で大学病院に入院していた患者さんが
症状が落ち着き、退院後の療養の話し合いをするシーンから始まりました。
 
「自宅でピンピンコロリしたい」、と願う患者さんでしたがイザ臨終の時が来ると、
慌てた家族はかかりつけ医ではなく、救急車を呼んでしまいました。
 
救急隊員は死後硬直が始まっているのを見て警察を呼びました。
警察が到着すると検死に続き事情聴取が始まりそうになった・・・
 
しかしこれは介護で疲れた娘さんの夢でした。
ああ、よかった、と療養生活を続けたのですが、イザ本番の時には・・・
 
また、かかりつけ医ではなく、今度は先に葬儀屋さんに電話をしてしまいました。
かかりつけ医より先にお坊さんも来てしまった、というストーリー。
 
患者役は医師会長、奥さん役は訪問看護協会会長をはじめ、現役の在宅医や大学病院医師や
訪問看護師などが、ケアマネ、消防隊、警察、葬儀屋、僧侶の役などを務めました。
 
第二部は、和歌山県が誇る名コンビ、坂口先生と安川先生による語りと歌でした。
涙する人が沢山いました。
 
参加者は504人で、会場は満席でした。(予約段階で満杯)
在宅医療推進に多大なご尽力をされている勇美財団の住野勇理事長にも観賞頂きました。
 
劇の練習をする過程で大きな学びと連帯感が生まれました。
近畿にはこんなに上手な役者が揃っていることが不思議な気分でした。
 
第一部の1時間20分の劇と第二部の40分の歌を、約20分間に短縮した映像をご紹介します。

https://youtu.be/XcBMhNEmHww
 
今回、難しい話は一切抜きにして、吉本風の劇で在宅医療の理想と現実を市民にお伝えしました。
こんな医者や看護師もいる、ということを知って頂き、笑って頂ければ幸いです。
 
私は総責任者なので、舞台の袖で雑用に追われていました。
なお来年は10月29日(土)、和歌山県和歌山市での開催となります。

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この記事へのコメント

死んだ筈のお父さんが、葬儀屋さんとハイタッチしたりなんかして面白かったです。

Posted by 匿名 at 2015年12月06日 12:18 | 返信

お疲れ様でした。濃い日常を過ごしていらっしゃる方々は、役者揃いだなァと思いました。
(有料で観劇なさった多くの方を思うと、そして来年開催地まで決定されている進行形があるならば
ノーカット版が掲載されるのは早計な気もします。)
”楽しい”が溢れているところには人が集まるという。常識なようでいて、実現は大変なこと。
業務を離れた専門職の方々の笑顔に、多くの人が勇気付けられることでしょう。
因幡晃の曲が似合いそうな美声、歌声は心に染み入るようです。

Posted by もも at 2015年12月06日 12:37 | 返信

在宅看取りを いかに わかりやすく 伝えるかですよねー

私も 来月 某病院での退院調整看護師会議に参加しての 知っとこ!訪問看護と題し 紙人形劇を 製作中です


今日は…
エンドオブライフ ケア 小澤先生の講座 1日目を受講してきました
明日も がんばるぞー

Posted by 訪問看護師 宮ちゃん at 2015年12月06日 12:38 | 返信

劇団ザイタク・神戸公演の映像 ・・・・・・・ を拝見致しました。


11/28【土】に開催された“第6回近畿在宅医療推進フォーラム”
を直に見ることが出来ず、大変残念に思っていました。

今般、関係者の皆さんのご尽力で、ダイジェスト版の動画をWeb
サイトにアップして戴きましたので、早速見せて戴きました。

劇団ザイタクの“ピンピンコロリって無理なん、知っとう?”
予想以上の完成度の高さに驚かされています。

在宅療養・在宅看取りなどの講演会で、救急車を呼ぶと入院措置に
よる救命〔延命処置〕に繋がり、尊厳死・平穏死を望んでいても思い
通りにならない可能性が生まれる ・・・・・ と説明されますが、寸劇とし
て拝見すると、“そういうことだったのか!?”・・・・・・ と、理解が
大幅に進みました。

映像のプロの方が、重要なところをピックアップして20分のダイ
ジェスト版を制作して呉れたので、フォーラムで発信したかった
情報は十二分にカバーされていることと思いますが、何気ない部分
でも見る人によっていろいろと感じ・学ぶことがあるように思います。

長尾先生のブログによれば、“第6回近畿在宅医療推進フォーラム”
の全編を映像として記録されているようですので、出来ましたら
ノーカット版もWebサイトで見られるようにして戴けたら、ありが
たいと思っています。

大勢の方たちの準備とご尽力で作り上げた“フォーラム”です。

より多くの情報を、より多くの人に発信して、“在宅医療”について
の理解と可能性を知らしめて欲しいと思います。 
よろしくお願いいたします。


それにしても、劇団ザイタクのお父さん役・お母さん役の名優ぶりは感動
ものですね!  脇を固めていた他の方々も、名演技が光り、伝えたい
メッセージがしっかりと伝わって来ました。 ありがとうございます。


最後にもう一度 ・・・・・・・“ノーカット版” もWebサイトで見られる
ように是非々々お願いいたします。

Posted by 小林 文夫 at 2015年12月06日 01:04 | 返信

訂正します。
「参加費無料!」でした。失礼致しました。

Posted by もも at 2015年12月06日 08:30 | 返信

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