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「抗認知症薬の増量規定」とは

2015年12月06日(日)

抗認知症薬に関するメデイアからの取材要請が相次ぎ、膨大な時間を費やしている。
本来、これは医学会や製薬会社が行うべき仕事なのだが、どうして私のような末端が
やらないといけないのか、そもそも「増量規定」とはなんなのか?から話すことになる。
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抗認知症薬の増量規定とはなにか?

製薬会社はそんなもの無い、という。
国も無い、という。

少量投与のエビデンスなどどこにも無い、
と医学会はいう。

以上は、すべて事実と異なっている!!

増量規定は現在も歴然としてあるし、(下記の共同通信調べ)
少量投与に関するエビデンスもちゃんとあるし、学会報告もある!!

不都合な真実をみんな隠そうとしているが、被害者が今日も出ている現実を
黙ってみていられない医療職や介護職や市民が立ちあがって会ができた。

それが、「一般社団法人・抗認知症薬の適量処方を実現する会」

みなさまからの情報提供をお待ちしています。→こちら
これ自体がひとつのエビデンスになり得るし、8月21日(日)に横浜で発表する。

詳しくは、
「認知症の薬をやめると認知症がよくなる人がいるって本当ですか?」を参照。

取材希望のメデイアの方も、是非とも本書を読んでから、聞いてきてください!



@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@


認知症薬、審査に地域差 9県で少量投与認めず 「認めるべき」12県 全国の診療報酬調査 記事:共同通信

 

 認知症の進行を遅らせる抗認知症薬を規定の有効量を下回って少量投与した場合、過去3年間で全国の国民健康保険団体連合会(国保連)のうち9県が医療機関からの診療報酬支払い請求を認めない査定をしたことが、共同通信の調査で21日、分かった。26都県では、認めない査定はなかったとし、12県が少量投与を認めるべきだとするなど、抗認知症薬の扱いに地域差があった。

 興奮などの副作用を避け、個々の患者に適した認知症医療の充実に、公平で明確な審査が課題となる。厚生労働省は「少量投与も医学的に妥当だと判断すれば認めているはず。審査の差異は解消しようと努めている」としている。

 抗認知症薬は飲み薬のドネペジルなど4種類が承認されている。いずれも少量で始め、約1・7〜4倍の有効量まで増量するよう添付文書で規定されている。高齢者医療に携わる医師らでつくる「抗認知症薬の適量処方を実現する会」(代表・長尾和宏(ながお・かずひろ)医師)によると、増量で興奮や歩行障害などの副作用が頻発しているが、患者の状態に合わせて少量処方をすると、審査で認められない場合がある。薬剤費が医療機関の負担になる恐れから医師が少量投与を控え、認知症医療の大きな障害となっているという。

 75歳以上の後期高齢者や自営業者らを対象にする各都道府県の国保連の審査担当者に、過去3年間に請求を認めない査定をした例があったかを問い合わせたところ、千葉、愛知、兵庫など9県で「ある」と答え、26都県で「ない」と回答した。

 認めなかった理由は「(添付文書の)用法用量に従う」(岐阜、静岡)、「有効用量ではない」(島根)などだった。一方、「医学的判断で少量投与もあり得る」(三重)、「患者により認められるべきだ」(広島、徳島)とする地域もあり、見解が分かれた。

 主に被雇用者が対象の社会保険診療報酬支払基金は今年7月の診療分で、北海道、栃木、埼玉、熊本で各1件、神奈川で7件の査定があったと回答した。

 ※抗認知症薬の増量規定

 アルツハイマー病の認知症状の進行を抑制する飲み薬としてドネペジル、ガランタミン、メマンチン、貼り薬としてリバスチグミンが承認されている。いずれも、吐き気などを防ぐため少量で始め、有効量まで増量するとの使用規定がある。例えば、ドネペジルは1日1回3ミリグラムから始め、1〜2週間後に5ミリグラムに増量。高度認知症にはさらに4週間以上経過して10ミリグラムまで増量するとされている。増量すると興奮、暴行、歩行障害、飲み込み障害などの副作用が出る場合もあるとして、裁量で少量投与を認めるよう主張する医師らの団体がある。


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※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

この記事へのコメント

「抗認知症薬の増量規定」とは・・・・・・を読んで


“抗認知症薬の適量処方を実現する会”・・・・の活動は
布教活動に似ていると、私は思っています。

長尾先生はこの活動を、
“本来、医学会や製薬会社が行うべき仕事”
抗認知症薬の増量規定について、
“製薬会社も国もそんなものはない”と事実と違うこと
を言っている・・・・・・と本ブログで記述されていますが、

この2つの事柄は、活動を立ち上げる前から織り込み
済みの事だと思います。

むしろ、そのような不都合な真実が標準治療として
国中に流布されているからこそ、敢えて“抗認知症薬の
適量処方を実現する会”の活動を開始されたのだと理解
しています。

これは布教活動・・・・・と考えれば、長尾先生に取材申し
込みをしてくるマスコミの記者さんに対する対応は、
もう少し優しく・丁寧である方が良いと思います。

これだけ長尾先生がブログで、書籍で、週刊誌で、
メディア〔テレビなど〕で、情報を発信し声を上げて
も、大多数のマスコミ関係者は反応を示さないままです。

今回長尾先生に取材申し込みをして来たという事実は
重いですし、今回の活動が実を結んだ暁には、これら
の記者さん達は、長尾教の親派になってくれる可能性
も高いように感じています。

“抗認知症薬の適量処方を実現する会”の活動を側面
から支援してくれることと同時に、長尾先生の他の活動
例えば、在宅医療・在宅看取り、更には尊厳死等などの
活動にも好意的な目を向けてくれる可能性を秘めた記者
さん達と私の目には映ります。

長尾先生が多忙を極めているだろうことは十二分に理解
していますが、記者さんたちもそれは同様と思います。

数いる記者さんの中で、長尾先生の活動に気づき、興味
を示された記者さん達です。 取材に来る前に、十分な
事前準備を・・・・・・と言う長尾先生のお気持ちは分りますが、
長尾クリニックの敷居はなるべく低いままにして戴きたい
と願っています。

この機会を逃したら、“ニュースリリース”をマスコミさん
にいくら投げ込んでも、記者さんに来て貰うことはなかなか
大変なことだと思います。

記者さんの方からアプローチをかけて来てくれるなんて・・・・・
素晴らしいことだと思います。

“ 満願成就!? ”・・・・・ も近いと思えます。

将来の長尾先生親派の記者さんたちに、“バリデーション”の
心を持って、優しく・丁寧に対応して戴きますよう、重ねて
お願い申し上げます。 

Posted by 小林 文夫 at 2015年12月06日 07:47 | 返信

記者を一律、一括りには出来ない事は承知の上で、
「出版社の収益基盤である大口広告主(この場合は医薬品企業)は常に意識している記者
ほうが大多数で、複数の出版社で取材攻勢をかければ本業が疎かになり、いずれこの情報発信も止まる」
と考える人が皆無というのは、美しい日本像ですが・・・

無い・・・という対応をした履歴を開示し、各都道府県毎に対応を変えていってもらわないと、

何しろ、相手には巨額の収益が懸かっていますから。

Posted by 通りすがり at 2015年12月07日 12:15 | 返信

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