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三浦雄一郎のウオーキング
2015年12月29日(火)
燃え尽きメタボ
父を見て克服
昭和60年、54歳の時に南米アンデス山脈のアコンカグア峰からのスキー滑降に成功し、世界七大陸の最高峰全てからスキー滑降を達成するという偉業を果たした。
今でこそ、アンチエイジングの代表みたいに言われる三浦さんだが、その後、達成感の反動で「燃え尽き症候群」に陥ってしまって、暴飲暴食を続ける毎日に。その結果、完全なメタボ体形になり、50歳代後半から60歳代半ばまで高血糖、高血圧、脂異常症とまさに「生活習慣病のデパート」とでもいうべき状態だった。
「かなり危ない状況で、糖尿病、腎臓病も患っていた。血圧も190まで上昇し、とうとう狭心症の発作を引き起こし、医者からはこのままではあと余命3年を宣告された」という。
メタボから脱出する契機となったのは、「父親の敬三が99歳でモンブランの大氷河をスキーで滑るという目標を立ててトレーニングを続けているのを見て、発奮し、私は70歳でエベレスト登頂に挑戦という目標を立ててトレーニングを開始した」ことだ。
最初は札幌の自宅近くにある標高531メートルの「藻岩山」も登り切れなかった。そこで、足に1キロの重りを付けて、背中に20キロの荷物を背負って歩く「ヘビーウオーキング」を開始した。「早寝早起きや、カロリーに注意しながらバランスの良い食事を摂る、などは『守る健康法』。
しかしエベレスト登頂という目標を達成するには、それだけでなく、体に負荷をかけて歩くという『攻める健康法』も必要だった」
2013年80歳にて3度目のエベレスト登頂に成功
健康法のひとつは欠かさず牛乳を飲むこと
メタボを克服し、エベレスト登頂も果たした三浦さんは、現在でも大阪出張の時などは、片足に各2キロの負荷をかけ、背中に20キロの荷物を背負い東京の事務所(渋谷区千駄ヶ谷)から東京駅までの道のり9キロを歩くこともある。ヘビーウオーキングで9キロも歩くと「新幹線にたどり着く頃にはフラフラで汗びっしょり。座席に荷物を置いたらすぐにトイレで着替える」。
ヘビーウオーキングをした後に心がけているのは、十分な休養。疲労回復の為に十分な睡眠をとり、少なくとも2日はゆっくり休む。傷ついた筋肉を休ませることが、新たな筋肉を育てることになる。
「高齢になると体幹部が弱くなってくる。骨密度が低くなり、筋肉が落ちる。これを防ぐためには、一般の高齢者にも『運動』『休養』『栄養』の3つがポイントになる」
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この記事へのコメント
三浦雄一郎さんが、50歳~60歳代半ばまで、生活習慣病のデパートとまで表現される状態で
いらっしゃったとは驚きです。具体的な「守る健康法」と「攻める健康法」を読むと、そこまで
究極のヘビーウオーキングは行はなくても、その2者を意識した自分レベルのメニューを実践さえ
すれば、脱生活習慣病=健康体に回復できる、と実証されているということですね。
生活習慣病は抱えていませんが、昨日、ゴミ収集車を追って走り、息切れし、身の重さを感じて
しまった自分としては、来年の抱負として考えてみようかな..。
Posted by もも at 2015年12月29日 10:18 | 返信
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