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「がん見落し」と「がん放置」

2016年01月05日(火)

相変わらず「がんを見落として医者が訴えられた話」がメデイアに出る。
一方、同じメデイアが「がん放置」を絶賛する記事を書き続けている。
しかし、これって明らかに辻褄が合わないことなんですけど・・・
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がんを見落とせば裁判になり高額なお金を取られる。

一方、「がんを放置せよ」という本を書けば何億と儲かる。

もし「早期発見・早期治療なんてない」という主張の医師は
訴えられた医師の弁護をすべきだが、そんなことはあり得ない。

そろそろ市民もメデイアも気がついて欲しいな。

1月24日(日)にこのテーマで東京で話をする。 → こちら
よろしければ、ご参加ください。


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がん見落とし3年以上放置 名古屋大病院、男性死亡 記事:共同通信社

 名古屋大病院は21日、腎臓摘出手術後、定期的にコンピューター断層撮影(CT)検査を受けていた男性の肺にがんがあったにもかかわらず、見落として3年以上放置する医療ミスがあったと発表した。男性は昨年、肺がんが原因で、40代で死亡した。

 名古屋大病院は記者会見し、長尾能雅(ながお・よしまさ)副院長が「少なくとも3年は早くがんと診断できた。発見が早ければ治る可能性があった」と謝罪した。

 院内に設置した調査委員会の報告書によると、男性は2007年5月に別の病院でがん治療のため左側の腎臓を全摘出。同年11月から名古屋大病院で定期的にCT検査を受けていた。08年10月の検査で肺に小さな影があったが、放射線科医が見落とし、09年5月の検査でも影が拡大しがんの可能性が高まったにもかかわらず、放置された。12年6月にがんと診断され、治療を始めたが14年3月に死亡した。

 調査委は、背景として、直近の画像としか比較しなかったことや、前の診断報告書を引き写していた点を指摘。同病院では放射線科医1人当たりの画像診断件数が、国立大病院の平均の約1・5倍に上ることに触れ「画像診断を確実に行うのに適した環境とは言えない」とした。


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