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1月10日は「2016かいご楽快」へ
2016年01月06日(水)
1月10日の「2016 かいご楽快」まであと4日と迫ってきた。
昨日の読売新聞と産経新聞に紹介記事が載った。
老いや認知症や介護で悩んでいる人は、いらっしゃい!
昨日の読売新聞と産経新聞に紹介記事が載った。
老いや認知症や介護で悩んでいる人は、いらっしゃい!
正しい、1月10日の過ごし方。
午前9時~ 福男が決まったばかりの西宮戎神社に参拝。
午前10時~ 「かいご楽快」に参加。(弁当持参)
午後5時~ ガーデンズで映画鑑賞「海難 1890」を観て夕食。
この映画はとてもいい。
昨日の読売新聞の記事。→こちら
昨日の産経新聞の連載 →こちら
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
産経新聞認知症の基礎知識シリーズ第3回 認知症ケアの現場から
1月10日はかいご楽快(がっかい)へ
謹んで新年の御挨拶を申し上げます。今年もよろしくお願い申し上げます。さて今回は、特に40代~60代の人に読んで欲しいことです。というのも、私のような50代後半のものが同窓会などで集まれば必ず親の認知症や介護の話題になります。友人からも頻回に親の認知症に関する相談を受けます。外来診療もまるで認知症外来ですし、在宅医療も末期がんは1.5ケ月の在宅期間なので、長く関わるのは認知症の人達ばかりになる。つまり右を見ても左を見ても認知症の時代。さらに10年後の2025年には、団塊の世代が全員、後期高齢者となり大認知症、そして多死社会が来ます。その時に子供世代は、親のボケとどう向き合えばいいのでしょうか。
親が物忘れや失敗をするたびに怒り散らす子供がいます。何度も子供や嫁に怒られた親は、被害妄想が強くなります。子供はなんとかして親を病院に連れて行こうと悩みます。あるいは親がボケたらもう人間じゃない、だから施設に入れないといけないと思い込む人もいます。親の「老い」が受け止められないのです。日本の医療や介護は子供世代が決定権を持っていることが多く、私たちも子供には逆らえません。本人は多少ボケても住み慣れた家で静かに過ごしたいと願っていても、結局は子供の言うことに誰も逆らえません。
一方、一生懸命に親の介護をやろうとする子供の中には仕事を犠牲する人もいます。「介護離職」という言葉は、介護職員が職場を辞めていくことではありません。親の介護のために子供が仕事を離れることです。そんな介護離職を減らそうと政府は力を入れています。しかし介護保険は家族介護を前提としているので介護サービスだけでは親の在宅療養を叶えられない場合があります。だから親の介護を巡って悩む子供世代が増えています。巷には立派な介護施設や高齢者住宅が沢山できました。ありすぎてどこで決めたらいいのか迷う人も多くいます。認知症介護で悩んでいる人は地元の家族会などに相談することをお勧めします。そして来週開催される以下の会に来て頂ければ、考えが大きく変わるはずです。
西宮市のNPO法人「つどい場さくらちゃん」は、毎年「かいご学会」という全国大会を主催してきました。認知症の人と介護者を支援する人の集まりです。か=介護、い=医療、ご=ご近所。今年は「かいご楽快(がっかい)」と少し漢字を改め、1月10日(日)に阪神西宮駅すぐの西宮市民会館アミテイーホールで開催されます。 映画「毎日がアルツハイマー」監督の関口祐加さんの映画と講演、仙台白百合女子大学教授の大坂純さんの「制度は幸せを保証するものではない」、鳥海房枝さんの「死はみな孤独死」、宅老所あんき代表の中矢暁美さんの「理想の施設は出来るの?」など盛りだくさんの内容。もちろん代表の丸尾多重子さんや私も登壇します。二度と無いメンバーで認知症ケアを学ぶ機会です。詳しくはNPO法人つどい場さくらちゃんのホームページをご覧下さい。イベントに参加できないという人は、先月出版された丸尾多重子さんとの2冊の共著「ボケた家族の愛しかた」(高橋書店)、「親の老いを受け入れる」(ブックマン社)をご覧下さい。前者は漫画が多く、後者は写真が多用され、とても分かり易いと両者とも好評です。
キーワード 映画「毎日がアルツハイマー」
関口祐加監督が母親の日常生活を描いた長編動画がYou Tubeにアップされ40万人に元気と笑顔が届けられ映画化された、続編の「毎日がアルツハイマー2」ではイギリスロケも加わり認知症のイメージを変えた。
午前9時~ 福男が決まったばかりの西宮戎神社に参拝。
午前10時~ 「かいご楽快」に参加。(弁当持参)
午後5時~ ガーデンズで映画鑑賞「海難 1890」を観て夕食。
この映画はとてもいい。
昨日の読売新聞の記事。→こちら
昨日の産経新聞の連載 →こちら
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産経新聞認知症の基礎知識シリーズ第3回 認知症ケアの現場から
1月10日はかいご楽快(がっかい)へ
謹んで新年の御挨拶を申し上げます。今年もよろしくお願い申し上げます。さて今回は、特に40代~60代の人に読んで欲しいことです。というのも、私のような50代後半のものが同窓会などで集まれば必ず親の認知症や介護の話題になります。友人からも頻回に親の認知症に関する相談を受けます。外来診療もまるで認知症外来ですし、在宅医療も末期がんは1.5ケ月の在宅期間なので、長く関わるのは認知症の人達ばかりになる。つまり右を見ても左を見ても認知症の時代。さらに10年後の2025年には、団塊の世代が全員、後期高齢者となり大認知症、そして多死社会が来ます。その時に子供世代は、親のボケとどう向き合えばいいのでしょうか。
親が物忘れや失敗をするたびに怒り散らす子供がいます。何度も子供や嫁に怒られた親は、被害妄想が強くなります。子供はなんとかして親を病院に連れて行こうと悩みます。あるいは親がボケたらもう人間じゃない、だから施設に入れないといけないと思い込む人もいます。親の「老い」が受け止められないのです。日本の医療や介護は子供世代が決定権を持っていることが多く、私たちも子供には逆らえません。本人は多少ボケても住み慣れた家で静かに過ごしたいと願っていても、結局は子供の言うことに誰も逆らえません。
一方、一生懸命に親の介護をやろうとする子供の中には仕事を犠牲する人もいます。「介護離職」という言葉は、介護職員が職場を辞めていくことではありません。親の介護のために子供が仕事を離れることです。そんな介護離職を減らそうと政府は力を入れています。しかし介護保険は家族介護を前提としているので介護サービスだけでは親の在宅療養を叶えられない場合があります。だから親の介護を巡って悩む子供世代が増えています。巷には立派な介護施設や高齢者住宅が沢山できました。ありすぎてどこで決めたらいいのか迷う人も多くいます。認知症介護で悩んでいる人は地元の家族会などに相談することをお勧めします。そして来週開催される以下の会に来て頂ければ、考えが大きく変わるはずです。
西宮市のNPO法人「つどい場さくらちゃん」は、毎年「かいご学会」という全国大会を主催してきました。認知症の人と介護者を支援する人の集まりです。か=介護、い=医療、ご=ご近所。今年は「かいご楽快(がっかい)」と少し漢字を改め、1月10日(日)に阪神西宮駅すぐの西宮市民会館アミテイーホールで開催されます。 映画「毎日がアルツハイマー」監督の関口祐加さんの映画と講演、仙台白百合女子大学教授の大坂純さんの「制度は幸せを保証するものではない」、鳥海房枝さんの「死はみな孤独死」、宅老所あんき代表の中矢暁美さんの「理想の施設は出来るの?」など盛りだくさんの内容。もちろん代表の丸尾多重子さんや私も登壇します。二度と無いメンバーで認知症ケアを学ぶ機会です。詳しくはNPO法人つどい場さくらちゃんのホームページをご覧下さい。イベントに参加できないという人は、先月出版された丸尾多重子さんとの2冊の共著「ボケた家族の愛しかた」(高橋書店)、「親の老いを受け入れる」(ブックマン社)をご覧下さい。前者は漫画が多く、後者は写真が多用され、とても分かり易いと両者とも好評です。
キーワード 映画「毎日がアルツハイマー」
関口祐加監督が母親の日常生活を描いた長編動画がYou Tubeにアップされ40万人に元気と笑顔が届けられ映画化された、続編の「毎日がアルツハイマー2」ではイギリスロケも加わり認知症のイメージを変えた。
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この記事へのコメント
長尾先生、おはようございます。
10日、京都から友人と一緒にかいご楽快行きます(^_^)!
年末年始、田舎の実家に帰ると、子どもの頃からよく知っている近所の
おばちゃんたち(80-90代)がほとんど皆認知症です。
先生おっしゃるように、大認知症社会がすでに現れています。
もう「認知症じゃない」ことが珍しくなくなる世の中になるかも…
多くの人に認知症を誤解されない社会にしていきたいですね。
微力ながら社会の片隅で動きかけたいと思います。
Posted by 匿名 at 2016年01月06日 07:27 | 返信
長尾先生。皆さん。こんばんは。
トルコに親日家の方が多いと聞いた事はありますが、
そのお話が映画になったんですね。
教えて下さってありがとうございます!
Posted by 匿名 at 2016年01月06日 11:00 | 返信
長尾先生。講師の先生方 今日はためになるお話をありがとうございました。
早速、現場に持ち帰り明日から今日得た知識を役立てたいと思います。
長尾先生の歌も踊りも良かったです。
今日は一日おつかれさまでした。
Posted by 匿名 at 2016年01月10日 09:55 | 返信
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