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海難1890

2016年01月07日(木)

公開中の日本とトルコの合作映画「海難1890」は観たほうがいい。
125年前に串本でこんなことがあったことを知っておいたほうがいい。
あるいは、小学生、中学生の教育にもとてもいいと思う。
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地味な映画だ。
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この映画のテーマは、ズバリ、「真心」。

日本人の良さ、美徳が光る内容。

そしてそれはいつか巡り巡って、還ってくる。
つまり因果応報ということ。

国と国が仲良くすることはとてもいいこと。
人と人が友情や愛情を深めることと似ている。

この映画も、「合作」に至るまで、いろいろあったようだ。
しかしトルコでも公開されているので、お互いの国でヒット作になって欲しい。


こんな時代(複雑な国際情勢)だからこそ、この映画の価値がある。

とにかく争いを避けることに、世界中が知恵を絞る年。
その年の初めに、このような映画に出会えることは大きな意味がある。



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この記事へのコメント

和歌山県出身のため、公開時いち早く観て来ました。
串本近郊の町なので小学生の頃大島へも遠足に行きました(^_^;)。
映画の日本でのストーリーの中心事物もお医者様ですね。
お医者様も一般民も大切なものを大切にするという本来の姿でした。
映画ご紹介いただき、ありがとうございます。

Posted by うさぎ at 2016年01月07日 07:32 | 返信

海難1890 ・・・・・・ を読んで〔映画を観て〕


125年前の和歌山県の寒村は、推測でしかあり
ませんが、裕福ということはなくおそらくは食う
や食わずの生活であったと思います。

そんな寒村の人々が、500名以上の海難犠牲者
を手厚く葬り、69名の生還者を手厚く治療・看護
して助けたという史実に、熱いものが込み上げ誇ら
しさを感じます。

私は封切り3日後の12月7日に“海難1890”
を観て感動しました。 とても良く出来た映画と
思います。

そう思う一方で、海難1890とテヘランにおける
邦人の救出劇1985はセットとして扱われるべき
エピソードであるのに、この映画で後者は付け足し
のように扱われているような印象を感じて、ちょっ
と違和感も感じました。


戦争直前の究極の緊張感の中で、自分の生命の危険を
抑えてトルコの皆さんが日本人に示してくれた美徳と
友情は、海難1890時に示した日本人の美徳と同等
のものとして扱われるべき事柄だと思います。

この映画を観て、いつか将来また極度の緊張感の中で
私たちの子孫である日本人が、他の国民を救うために
自らを後回しにしようと思えるような構成となってい
るとは思えず、その点はちょっと残念に思いました。

テヘラン1985が史実として起こったことが、この
映画を制作した直接的な動機であり、日本・トルコの
合作映画であるならば、この映画のタイトルは
“海難1890/テヘラン1985”と両エピソード
を同列に並べるのが良かったように思います。


過去の怨念が現在の友好に水を差すような事象が
多い中で、過去の美徳が後世まで語り継がれてい
ることを知ることは、大きな救いを感じることが
出来ると思います。


他人を思い遣る心と美徳を再確認して、人間って
いいな!と思える映画に仕上がっていると思います。

多くの日本人、多くのトルコの方々、そして世界中
の人々にこの映画が観られることを祈りたいと思い
ます。 

Posted by 小林 文夫 at 2016年01月07日 08:54 | 返信

高校生の頃、自転車旅行で串本や大島へ行ったときに、ここでトルコの船の海難事故があった事を知りました。
そして、大学生の時に、トルコへ旅行へ行ったら、どこへ行っても、日本人だとわかると、大歓迎してくれました。
その理由は、日本人には昔トルコの船の遭難時に大変世話になった。
ということでした。

ロシアは大嫌いだ!日本人は大好き!
「タバコ吸え」、「茶飲め」としつこいくらいすすめられたことを懐かしく思い出します。
もうん十年前の話しです。
と、言いながらこの映画まだ見ていないのですが。。。。

Posted by きたむら at 2016年01月07日 12:36 | 返信

10年前、上映された『バルトの楽園』。
これは、1918年、徳島県坂東町のドイツ兵捕虜収容所で演奏されたベートーベン『第九』をめぐる、
ドイツ兵と町民の交流を描いているそうです。
前年の1917年、日本軍が中国大陸で捕虜にしたドイツ兵のうち約1000人は、坂東町に送られ、3年を過ごしました。
演奏と合唱は、ドイツ兵によるもので、今や日本国内で大晦日恒例の『第九』は、ここに始まります。

1945年の福岡では、B29墜落時の捕虜7名の生体解剖が、軍命により、九州大学医学部の手で行われました。
全員、生きたまま臓器が摘出され、遺体は大学構内に埋められたといいます。
関係資料は、当時在籍の医局員が、戦後70年にわたって個人的に収集し、開業医院で公開しています。
九大医学部記念館は、今も資料展示を拒否しているとか。
「過去の怨念が現在の友好に水を差すような事象が多い中・・・」とコメントされる方も居られます。
ですが、生体解剖された方々や家族の「怨念」は、当時空爆を受けた福岡県民爆殺への報復として、
文字通り、相殺されるべし、なのでしょうか。
「報復に報復ではなく、人みな兄弟(姉妹)」とのヴォルテールの肖像を掲げたパリ市民につづきたいものです。

Posted by 鍵山いさお at 2016年01月07日 02:05 | 返信

エルトール号の遭難に際して、和歌山の名も無き村人が、全力でお助けしたことや、イラクに取り残された日本人家族を、トルコ政府が、航空機で日本に帰して下さったことを、2年ほど前に、ケアマネジャーのスーパーバイザーの真鍋一範先生からお伺いした時は、私も驚き、大変感激しました。
一方、鍵山いさお氏の仰っている、B29の墜落時の捕虜の生体解剖犯罪の件は、先日NHKで放映されたので、見ようと思っていて、忘れてしまいました。
名も無き地域の村人は、外国船の遭難に際して、無心に、りっぱに救助したのに、旧帝国大学医学部関係者は、アメリカ人捕虜に、国際法違反の犯罪を、犯したと言うことも、両方認識したいと思います。
愛国心というより、客観的に、日本とはどういう国なのか、知りたいです。
吉田松陰の生涯を描いた大河ドラマを見ても、伊藤博文は、本当に松陰の弟子だったのか、山縣有朋はいつから、明治政府に入り込んで、いつの間に、京都南禅寺別荘群に壮大な邸宅を建てたのか?
明治維新がいつの間に、変質していったのか、研究したいと思います。

Posted by 匿名 at 2016年01月08日 01:35 | 返信

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