あの世はあるのか？

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あの世はあるのか？

2016年03月05日（土）

昨日、お坊さんだけの講演会に、非お坊さんとしてただ一人参加した。
講師は、お坊さんたちに「日本人は何割くらいの人があの世はあると
思っていると思うか？」と、質問した。

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すると指されたお坊さんたちはみな

「さあ、８割くらいでしょうか」と答えられていた。

しかし正解は、４割、だという。

あの世は無い、と思っている日本人のほうが多いことが分っている。

講師の名は、戸松義晴さん

浄土宗総合研究所主任研究員で

東京都港区の心光院のお坊さん。

戸松先生の講演は面白ろすぎた。

全編をテレビで流して欲しいくらい興味深い講演だった。

あの世がある、と思っている日本人は４割だが、

大学生に聞くと９５％があの世は無い、と答える。

あの世があるという４割派は、女性の方が多い。
男性はドライなのか。

不思議なのは、あの世が無いと思っている人は４割なのに

８割の日本人は「先祖が見守ってくれている」と思っている。

そして６割の人は、死んでも霊魂は残る、と考えている。

では、あの世とはどこにあるのか？

あの世は、「あの世」ではなく、心の中にあるということらしい。

尊厳死や安楽死のの問題にも触れられた。。
戸松先生は世界の戸松なので視野が広い。

仏教界は急激な仏教離れに戸惑っている。

そして檀家制度は消滅に向かっているという。

その責任は国民にあるのではなく、仏教界にある、と説かれていた。
仏教界に活を入れに尼崎まで来られていることに気がついた。

釈迦が釈迦に説法するのを、聞かせて頂くという幸運に恵まれた。

戸松先生とはなにかとご縁がある。

・４年前、全日本宗教連盟に攻撃された時、ただ一人、助けてくれた。

・金子哲雄さんの「２０１３金子哲雄を語る会」でお会いした。

　私の平穏死１０の条件と戸松先生の金子さんへの関わりが交わった。

・１年前、尼崎の関西国際大学での講演前にお茶を飲む機会があった。

・今回の尼崎での講演会の前年度の講師は私であった。

戸松先生はほんとうに凄い方だ。

現代仏教界で心から尊敬申し上げる人のひとりである。

お坊さんと医療職がもっとまじくらないと、とも思った。

来月、タイのお坊さんが当院に来られる。

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posted by 長尾和宏 at 23:53 | Comment(0) | TrackBack(0)

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長尾和宏
医学博士

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