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リハビリする場所がない
2016年04月02日(土)
リハビリが大切だということは誰でも知っている。
国は慢性期のリハは介護保険を使って在宅でやれ、と言っている。
しかしケアマネは訪問看護はもちろん、訪問リハも入れてくれない。
国は慢性期のリハは介護保険を使って在宅でやれ、と言っている。
しかしケアマネは訪問看護はもちろん、訪問リハも入れてくれない。
「リハビリ」
なんと希望に溢れた言葉か。
それは「ホスピス」と同様、市民は誰もが憧れをもつ。
しかし制度がそれを許さないことを市民に説明するのは難しい。
厚労省は、こうした現実を知らないので次次と的外れの政策を打ち出す。
今、大きな課題は、慢性期のリハビリだ。
急性期同様に慢性期のリハも大きな価値があるしとても重要なのだ。
在宅でも訪問ヒハビリも同様である。
訪問看護も訪問リハビリも入れないまま、やみくもに在宅療養を勧める政策。
そろそろ、何が本質なのか国を預かる人には気がついて欲しい。
解決法の本質とは、訪問看護と訪問リハビリを介護保険の枠の中に入れたことなのだ。
悪徳ケアマネが悪いのではない。
むしろ犠牲者なのだ。
そうしたケアマネを生んだ制度が間違っているのだ。
以下は、MRICから流れてきたリハビリ病院の話。
****************************************************
「リハビリする場所がない」に答える施設に
株式会社ワイズ(脳梗塞リハビリセンター)
早見 泰弘
2016年3月31日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行 http://medg.jp
---------------------------------------------------------------------
私たちが脳梗塞リハビリセンターを設置するまでの経緯の詳細は本年1月14日のMRICに掲載いただいた通りです<http://medg.jp/mt/?p=6424>。日々サービスを提供する中で、利用者の方から「リハビリしたくても、できるところがない。」と言う声を聞いていたものの、それはどのくらいの方が感じられていることなのかと疑問に思い、今回調査をしてみました。今回の投稿ではその一部を紹介したいと思います。
【リハビリする場所がない】
今回の調査は20~69歳の脳卒中(脳梗塞・脳出血等)経験者:310名とその家族:310名の計620名に調査を実施しました。
その結果、脳卒中経験者で“後遺症あり”の2人に1人が「リハビリする場所がない」「社会復帰願うもできない」と感じている実情が浮き彫りになりました。
脳卒中を経験した後の社会復帰について尋ねたところ、「部署や職種の変更」「転職」「離職し求職したが見つからず」「離職」など仕事を変えた・やめたの合計が55.3%(20-50代)となり、2人に1人が仕事環境の変化を経験しており、さらに後遺症を抱えた人に絞ると同64.4%となり就労継続の難しさが明らかになりました【図1】(http://ys-j.co.jp/img/news/2016-02-24-01.png)。
また『仕事環境の変化を経験』した人に今後の就労意向を尋ねたところ、「以前の仕事に復帰したい」「何らかの仕事につきたい」の合計が50.9%となり、再就労を希望する人は半数を超えました。一方、諦めているとの回答も2割近くと社会復帰を願うも難しい状況が明らかになりました【図2】(http://ys-j.co.jp/img/news/2016-02-24-02.png)。また仕事を変えた・やめた理由を尋ねたところ、「後遺症などにより復帰が困難だったため」が53.1%となり、「病後も続けるにはハードだったため」が30.4%と続きました【図3】(http://ys-j.co.jp/img/news/2016-02-24-03.png)。
後遺症を抱えた人の54%は、「退院後のリハビリ環境が十分でない」と答えており【図4】(http://ys-j.co.jp/img/news/2016-02-24-04.png )、「維持ではなく改善したい」「回数や時間の制限なくリハビリをしたい」という意見がそれぞれ73.4%。65.6%となりました【図5】(http://ys-j.co.jp/img/news/2016-02-24-05.png)。
さらに、脳卒中経験者の家族に、今後求めることを尋ねました。「有効なリハビリに関する情報」「自宅でできるトレーニングメニュー」がそれぞれ70.6%と高いニーズがみられました。また、介護者自身のレスパイトになる(負担を軽減する)サービスや介護者として同じ境遇にある人同士での情報交換についてもそれぞれ65%、53%(非常に必要を感じる+必要を感じる)と回答しました【図6】(http://ys-j.co.jp/img/news/2016-02-24-06.png)。
「求める退院後のリハビリ環境」についての自由回答においても、思う存分リハビリできる環境の整備(有償含む)など、介護負担軽減のためのリハビリの必要性についての意見が多く寄せられました。
【リハビリと就業】
このような実情のなか、2月23日、厚生労働省より「事業場における治療と職業生活の両立支援のためのガイドライン(http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000113365.html)」が公表されました。これは、がんをはじめ脳卒中などの疾病を抱える方々が、治療と職業生活の両立するため雇用先の企業がどのような体制を組むべきか、具体的な支援策を示した指針です。読み込んでいくと通院治療だけでなく障害、とありますので、リハビリテーションも対象になってくるようです。治療技術の向上により疾病や後遺症を抱えながら就労継続できる方が増えているということが背景にあります。
日本経済新聞によりますと、脳卒中になり病院を退院する方のうち、およそ半数が後遺症を抱えたままであると言われています。また厚労省は現在、日本国内には脳卒中患者が150万人おり、10年後には300万人に倍増する見込みと試算しています。
脳卒中の後遺症に対する病院での入院リハビリには日数制限があり、退院後の受け皿はデイサービスまたは訪問リハビリとなっています。それぞれ集団リハビリであることや時間制限があることなどから、勤労世代や個別のニーズに対応しきれてはいないのが現状です。
脳梗塞リハビリセンターは障害を抱えて復職へ向けて励んでおられる方々に多くいらして頂いております。それぞれの方の社会復帰に必要なリハビリは既存の制度内のリハビリだけでは賄えないため、マンツーマンで個々の目標設定を行ってリハビリをしているのです。
今後も、リハビリ環境の充実に努めるとともに、脳卒中を経験され、障害を抱えて復職へ向けて励んでおられる方々の声を発信していきたいと思います。
■調査結果(グラフなど)をご覧いただけます
http://ys-j.co.jp/news/20160224.html
■脳梗塞リハビリセンター
http://noureha.com
なんと希望に溢れた言葉か。
それは「ホスピス」と同様、市民は誰もが憧れをもつ。
しかし制度がそれを許さないことを市民に説明するのは難しい。
厚労省は、こうした現実を知らないので次次と的外れの政策を打ち出す。
今、大きな課題は、慢性期のリハビリだ。
急性期同様に慢性期のリハも大きな価値があるしとても重要なのだ。
在宅でも訪問ヒハビリも同様である。
訪問看護も訪問リハビリも入れないまま、やみくもに在宅療養を勧める政策。
そろそろ、何が本質なのか国を預かる人には気がついて欲しい。
解決法の本質とは、訪問看護と訪問リハビリを介護保険の枠の中に入れたことなのだ。
悪徳ケアマネが悪いのではない。
むしろ犠牲者なのだ。
そうしたケアマネを生んだ制度が間違っているのだ。
以下は、MRICから流れてきたリハビリ病院の話。
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「リハビリする場所がない」に答える施設に
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早見 泰弘
2016年3月31日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行 http://medg.jp
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私たちが脳梗塞リハビリセンターを設置するまでの経緯の詳細は本年1月14日のMRICに掲載いただいた通りです<http://medg.jp/mt/?p=6424>。日々サービスを提供する中で、利用者の方から「リハビリしたくても、できるところがない。」と言う声を聞いていたものの、それはどのくらいの方が感じられていることなのかと疑問に思い、今回調査をしてみました。今回の投稿ではその一部を紹介したいと思います。
【リハビリする場所がない】
今回の調査は20~69歳の脳卒中(脳梗塞・脳出血等)経験者:310名とその家族:310名の計620名に調査を実施しました。
その結果、脳卒中経験者で“後遺症あり”の2人に1人が「リハビリする場所がない」「社会復帰願うもできない」と感じている実情が浮き彫りになりました。
脳卒中を経験した後の社会復帰について尋ねたところ、「部署や職種の変更」「転職」「離職し求職したが見つからず」「離職」など仕事を変えた・やめたの合計が55.3%(20-50代)となり、2人に1人が仕事環境の変化を経験しており、さらに後遺症を抱えた人に絞ると同64.4%となり就労継続の難しさが明らかになりました【図1】(http://ys-j.co.jp/img/news/2016-02-24-01.png)。
また『仕事環境の変化を経験』した人に今後の就労意向を尋ねたところ、「以前の仕事に復帰したい」「何らかの仕事につきたい」の合計が50.9%となり、再就労を希望する人は半数を超えました。一方、諦めているとの回答も2割近くと社会復帰を願うも難しい状況が明らかになりました【図2】(http://ys-j.co.jp/img/news/2016-02-24-02.png)。また仕事を変えた・やめた理由を尋ねたところ、「後遺症などにより復帰が困難だったため」が53.1%となり、「病後も続けるにはハードだったため」が30.4%と続きました【図3】(http://ys-j.co.jp/img/news/2016-02-24-03.png)。
後遺症を抱えた人の54%は、「退院後のリハビリ環境が十分でない」と答えており【図4】(http://ys-j.co.jp/img/news/2016-02-24-04.png )、「維持ではなく改善したい」「回数や時間の制限なくリハビリをしたい」という意見がそれぞれ73.4%。65.6%となりました【図5】(http://ys-j.co.jp/img/news/2016-02-24-05.png)。
さらに、脳卒中経験者の家族に、今後求めることを尋ねました。「有効なリハビリに関する情報」「自宅でできるトレーニングメニュー」がそれぞれ70.6%と高いニーズがみられました。また、介護者自身のレスパイトになる(負担を軽減する)サービスや介護者として同じ境遇にある人同士での情報交換についてもそれぞれ65%、53%(非常に必要を感じる+必要を感じる)と回答しました【図6】(http://ys-j.co.jp/img/news/2016-02-24-06.png)。
「求める退院後のリハビリ環境」についての自由回答においても、思う存分リハビリできる環境の整備(有償含む)など、介護負担軽減のためのリハビリの必要性についての意見が多く寄せられました。
【リハビリと就業】
このような実情のなか、2月23日、厚生労働省より「事業場における治療と職業生活の両立支援のためのガイドライン(http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000113365.html)」が公表されました。これは、がんをはじめ脳卒中などの疾病を抱える方々が、治療と職業生活の両立するため雇用先の企業がどのような体制を組むべきか、具体的な支援策を示した指針です。読み込んでいくと通院治療だけでなく障害、とありますので、リハビリテーションも対象になってくるようです。治療技術の向上により疾病や後遺症を抱えながら就労継続できる方が増えているということが背景にあります。
日本経済新聞によりますと、脳卒中になり病院を退院する方のうち、およそ半数が後遺症を抱えたままであると言われています。また厚労省は現在、日本国内には脳卒中患者が150万人おり、10年後には300万人に倍増する見込みと試算しています。
脳卒中の後遺症に対する病院での入院リハビリには日数制限があり、退院後の受け皿はデイサービスまたは訪問リハビリとなっています。それぞれ集団リハビリであることや時間制限があることなどから、勤労世代や個別のニーズに対応しきれてはいないのが現状です。
脳梗塞リハビリセンターは障害を抱えて復職へ向けて励んでおられる方々に多くいらして頂いております。それぞれの方の社会復帰に必要なリハビリは既存の制度内のリハビリだけでは賄えないため、マンツーマンで個々の目標設定を行ってリハビリをしているのです。
今後も、リハビリ環境の充実に努めるとともに、脳卒中を経験され、障害を抱えて復職へ向けて励んでおられる方々の声を発信していきたいと思います。
■調査結果(グラフなど)をご覧いただけます
http://ys-j.co.jp/news/20160224.html
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この記事へのコメント
私は、「リハビリ」も「ホスピス」も希望に溢れた言葉とは思いません。
たしかに「市民は誰もが憧れをもつ」ようなひびきがあります。しかし、いかにも権威があるかのようなカタカナ文字は嫌いです。インテーク、アセスメント、ケアプラン、モニタリング、、、介護の人たちは、カタカナ文字がお好き?
因みに、40〜50歳代の介護保険リハビリも反対です。
Posted by 平穏CM at 2016年04月02日 01:37 | 返信
すべてのケアマネージャさんがそうだと言っているわけではありませんが
生活を支えるプランを立ててきます
なので コストの高い訪問看護 訪問リハは あと回しになる傾向があり…
どうして こんなに悪化するまで放置されていたのかと残念でなりません
それに 壁は ケアマネージャーさんだけではありません
訪問看護指示書を医師が書いてくださらないと 訪問看護には行けません
申し訳ないが…大した指示はありません
さらに 不思議なことに
ディサービスや ショートステイなど施設看護師が行う医療行為に関して 医師の指示書はいらないんです
ヘルパーさんも 吸引やれますとおっしゃってくださいます
んんん?
私たち訪問看護師は 指示書がないと吸引もやれないんですけど…
わたしが提案すること
療養上の看護に 指示書はいりません
特別管理加算対象者と麻薬投与に関しては 指示書をいただきたいです
どこに 訴えでれば この願いは叶うでしょうか?
看護…医療じゃない 介護じゃない 看護なんですけど〜
Posted by 訪問看護師 宮ちゃん at 2016年04月03日 11:57 | 返信
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