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運動は医学である
2016年04月05日(火)
順天堂大学スポートロジーセンターの田村好史先生の講演を拝聴した。
意外かもしれないが、運動に関する研究は、まだ始まったばかりなのだ。
運動で日本は再生できる、と私も思う。
意外かもしれないが、運動に関する研究は、まだ始まったばかりなのだ。
運動で日本は再生できる、と私も思う。
Exicise is Medicine (運動は医学である)
糖尿病患者さんが運動をすると、BMIはそのままだが、HbA1cが下がる。
Circulation 2011 124 2483-2490 FIt or FAt
実は体重が下がるから死ぬのではない。
体力低下が死と相関しているのだ。
異所性脂肪
脂肪肝
脂肪筋 : インスリン抵抗性
3日間高脂肪食を食べさせると脂肪筋になる人や
ならない人までさまざまである。
=脂肪負荷感受性、という。
アジア人はなぜ、脂肪肝になり易いのか?
=肝筋関連による
GPTの上昇上昇は、運動不足+高糖質食、ないし
運動不足+高脂肪食、でおこる。
日本人の調査では、
週に1回以上運動している人は、50%
初診の患者さんに患者さんに食事指導をしtいる医師は8割なのに
運動指導をしている医師は、4割と半分に過ぎない。=忘れている。
医療機関を受診受診する度に医者に毎回運動の指導をされると1.8倍に、
年に数回でも指導をされると、運動をする確率は、6倍にも高まる。
=だから医師が運動指導することは大切だ。
毎日20分(2000歩)の運動で、HbA1cは、0.7%低下する。
これは、血糖降下剤一剤に相当する。
プラス3000歩(現在の歩数より3000歩多く歩く)で、
10年間の死亡率を25.3%下げる。
虚血性心疾患のの死亡率を16.2%下げる。
毎日8000~10000歩けば理想的。
「30分の神話」(30分程度は歩かないと効果が出ないという説)は本当か?
⇒ 連続しなくても、細切れでも効果があることが分ってきた。
つまり、プラス30分より、プラス3000歩、なのだ。
Breaking up : 90分座ったら、必ず立ちましょう。
ほとんど立っている人=長命
ほとんど座っている人=短命
⇒ 細切れに運動することがベスト!
糖をインスリンで筋に流し込む
1日に100秒X18回
スポーツ庁の鈴木大地長官は、
スポーツで国を救うことをミッションにしている。
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
拙書、「病気の9割は歩くだけで治る!」は、発売以来ずっとアマゾンの一位
(病院部門)であるが、田村先生の話ととても共通点が多い講演だった。
糖尿病は食事、運動、薬が3本柱だが、それぞれバラバラだった。
これからは、この3者の協働や関係性も研究対象になるだろう。
そして2020年に向けて日本はスポーツを国民運動にしていく。
その意味でも、みんなで歩く効用を見直すことができればいい。
あと、血液検査のGPTに、もっともっと注目すべきだ。
GPTは、脂肪肝のみならず、脂肪筋も反映している。
GPTを見ながら、歩行強度を変えることが大切だ。
糖尿病患者さんが運動をすると、BMIはそのままだが、HbA1cが下がる。
Circulation 2011 124 2483-2490 FIt or FAt
実は体重が下がるから死ぬのではない。
体力低下が死と相関しているのだ。
異所性脂肪
脂肪肝
脂肪筋 : インスリン抵抗性
3日間高脂肪食を食べさせると脂肪筋になる人や
ならない人までさまざまである。
=脂肪負荷感受性、という。
アジア人はなぜ、脂肪肝になり易いのか?
=肝筋関連による
GPTの上昇上昇は、運動不足+高糖質食、ないし
運動不足+高脂肪食、でおこる。
日本人の調査では、
週に1回以上運動している人は、50%
初診の患者さんに患者さんに食事指導をしtいる医師は8割なのに
運動指導をしている医師は、4割と半分に過ぎない。=忘れている。
医療機関を受診受診する度に医者に毎回運動の指導をされると1.8倍に、
年に数回でも指導をされると、運動をする確率は、6倍にも高まる。
=だから医師が運動指導することは大切だ。
毎日20分(2000歩)の運動で、HbA1cは、0.7%低下する。
これは、血糖降下剤一剤に相当する。
プラス3000歩(現在の歩数より3000歩多く歩く)で、
10年間の死亡率を25.3%下げる。
虚血性心疾患のの死亡率を16.2%下げる。
毎日8000~10000歩けば理想的。
「30分の神話」(30分程度は歩かないと効果が出ないという説)は本当か?
⇒ 連続しなくても、細切れでも効果があることが分ってきた。
つまり、プラス30分より、プラス3000歩、なのだ。
Breaking up : 90分座ったら、必ず立ちましょう。
ほとんど立っている人=長命
ほとんど座っている人=短命
⇒ 細切れに運動することがベスト!
糖をインスリンで筋に流し込む
1日に100秒X18回
スポーツ庁の鈴木大地長官は、
スポーツで国を救うことをミッションにしている。
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
拙書、「病気の9割は歩くだけで治る!」は、発売以来ずっとアマゾンの一位
(病院部門)であるが、田村先生の話ととても共通点が多い講演だった。
糖尿病は食事、運動、薬が3本柱だが、それぞれバラバラだった。
これからは、この3者の協働や関係性も研究対象になるだろう。
そして2020年に向けて日本はスポーツを国民運動にしていく。
その意味でも、みんなで歩く効用を見直すことができればいい。
あと、血液検査のGPTに、もっともっと注目すべきだ。
GPTは、脂肪肝のみならず、脂肪筋も反映している。
GPTを見ながら、歩行強度を変えることが大切だ。
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この記事へのコメント
以前TV放送で、酷い50肩に悩む方をドキュメントして番組にしていました。大学病院内で
理学療法の専門分野(部署)に受診を重ねることができ、理学療法の指導及び個人の反復により
良好な経過を辿り、完治に至るものでした。指導と運動方法は納得できるものでしたし、
理学療法=運動 を行うことにより完治に至るという、薬や注射に傾倒しない治療が何より魅力でした。
けれども、即座に疑問に思ったのは、大学病院内の専門部署を度重ねて受診できる術は何由か..。
そこまで辿りつけることができるのは誰なのか? 少なくとも番組で取り上げられた方のような
状態(症状)であっても、簡単には大学病院への紹介状は頂けないのではないか?と思いました。
運動=医学 である、という理念に大賛成です。理学療法士ではなく、理学療法医というDr.も存在
すると最近知りました。理学療法を一般人にも浸透させて欲しいです。
Posted by もも at 2016年04月05日 08:07 | 返信
おつかれさまでした。
おやすみなさいませ。
Posted by 尾崎 友宏 at 2016年04月06日 02:04 | 返信
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