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集中減算、やられました

2016年04月06日(水)

当法人のケアマネ事業所も「集中減算」にやられた。
行政はなぜにこうした全くの筋違いの政策をするのか?
これはケアマネッジメントをやめろ、というメッセージなのか。
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集中減算については、このブログや、
週刊医療タイムスの連載(→こちら)で、触れてきた。

中央からは、見直しそうな気配も伝わっていた。
しかし、やられた。

これは、ケアマネ事業所への事実上の死刑宣告である。
黙って死を待つか、患者さんを生贄にするのかという選択を迫られている。


現在の在宅患者さんの当法人のケアマネさんを
他事業所のケアマネに”強制交換しなさい”という警告なのだ。

これは「まったくの筋違い」であると思うのだが・・・


そもそも、こんな有害な政策が出てくる理由は2つ。

・厚労省が現場をまったく知らない。
・訪問看護と訪問リハビリを介護保険に入れたのが、そもそもの間違い。


2つとも改善することは、やる気があればすぐにできるのだが。

どなたか、政治家さん、やってくれないかなあ。


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この記事へのコメント

特定事業所集中減算のことですね。
おそらくお国は、介護は福祉だから、儲かってはいけないと考えているのでしょうね。
ケアマネ事業所は単独では加算を取らない限り、相当数、利用者さんを担当しても、赤字です。
膨大な書類作成に加え、一事業所に8割を超えて、サービスを依頼してはいけないと。
優秀な事業所、連携の取りやすい事業所を選ぶこともできない。
いったい誰の為にケアプランを作るのか。
そんな対応に時間が取られるなら、利用者さんともっと面談できるのに。
と、おそらくケアマネの多くは感じていると思います。
いろいろな部分で介護業界に無理、負担を強いられている現実。
破綻寸前。誰が気付くのでしょうか?

Posted by ニシジョウ at 2016年04月06日 10:53 | 返信

長尾クリニックのケアマネ事業所が「集中減算」とされたのですか?
えー!それはひどいですね。こういう問題は、どこに聞き合せたら良いのでしょう?
介護支援専門員協会に、聞いてみたらどうですか?
先日の大阪の会場には、兵庫県の理事さんも参加していらっしゃいました。
しかし、怖いですね。

Posted by 大谷佳子 at 2016年04月06日 01:08 | 返信

個人に対して偏らない、平等なケアを目標としている行政の意図は分かるような気はしますが、
介護保険該当者が着々と増えていき、軒並みデイ利用やショートステイ利用であるとか、膨大な
人数を精査しなければならない時に、"目立つ処から手始めに" のような手っ取り早さはあるかも
知れません。けれども、イタチゴッコというか、あぶ蜂取らずになりはしないのか? なんだか
焼石に水のような対処にも思えてきます。「仕事」のための取り締まり、という側面があるようにも
思えます。どちらにしても、介護保険を抜本的に考え直さなければ、破綻は目前である気もします。

Posted by もも at 2016年04月06日 07:03 | 返信

私は試みたことはないですが、複数サービスのプランなら、訪問看護、訪問リハビリなど「集中減算」対象となるサービスだけは、利用者さんのセルフプランで、それ以外のサービスをケアマネジャーが作成してみてはどうですか?もちろんセルフプランは、ケアマネジャーが作成から請求まで支援するのです。もし、保険者からクリーム?があったら、「利用者さん(家族さん)と訪問看護、訪問リハビリの意向」とすれば問題ないはずです。馬鹿げた発想ですが、この際何でもありです。

Posted by 平穏CM at 2016年04月06日 09:39 | 返信

本当に 同感です
ケアマネージャーさんだって 利用者さまをはじめ 様々な業種の方と連携をとるのに
とても 努力されています
もちろん より良いプランを立てようとがんがっています

がんばっているお仕事に対しての報酬を 20%カットしましょうって どこの世界にあるんでしょうか?
誰が考えたのか 名を名乗れ〜!と叫びたいです

本当に 現場を見て 欲しいです

Posted by 訪問看護師 宮ちゃん; at 2016年04月06日 11:10 | 返信

私は、ケアマネジャーとしては3ヶ月しか働いたことが無いので、よくわかりません。
私の母の時は、社会福祉協議会直属のケアマネジャーを、お願いしました。
訪問看護師さんを(母が死ぬ1ヶ月前に)お願いしたいと申し出た時、ケアマネジャーは「大谷さんは、何処の訪問看護師を、ご希望ですか?」と聞いて、決めてくれました。
そういう事から、察するに、平穏CMさんの仰ると通り、訪問看護師と、訪問リハは、利用者と利用者家族の希望と言うことで、決めたら良いのかも知れません。
やはりケアマネジャー協議会主催の講習会や、主任研修は必ず出席して対策を練った方が良いと思います。
木村介護支援専門員協会前会長は、「制度ビジネスは怖い」と言っていました。医療保険制度は、歴史も古いし、お医者さんさえいらっしゃれば、そう苦労することはないのかもしれませんけど、介護保険は、3年か5年ごとに改正されるので怖いです。
兵庫県介護保険課に相談してこれから改善するからと言うことで、継続を、お願いしてみるわけには行きませんでしょうか?

Posted by 大谷佳子 at 2016年04月07日 04:00 | 返信

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