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転倒する度に救急搬送を義務づけている介護施設
2016年04月11日(月)
今日は(もだが)、1日中、緊急往診に飛び回っていた。
施設での転倒者が毎日のようにあるのだが、今日も3件あった。
ある大企業が運営する施設では転倒の度に救急搬送が社内規則になっている。
施設での転倒者が毎日のようにあるのだが、今日も3件あった。
ある大企業が運営する施設では転倒の度に救急搬送が社内規則になっている。
緊急コールの大半は、介護施設からだ。
施設からの緊急コール率は、普通の在宅の数倍以上の確率になる。
今日だけでも、朝一から深夜まで数件の電話が鳴った。
正直、日曜日でも、早朝から深夜まで、休む暇はまったくない。
・発熱
・嘔吐
・転倒 が三大案件である。
熱で死なない。
食欲が無いのに3食無理やり押し込んだら、吐いて当たり前。
介護職員は医療知識が乏しいので、不安が大きい。
最低限は習ってはいるのだろうが、強い不安がある。
さらに、安全配慮義務による介護訴訟の不安があるので、なおさら
医者に責任を押しつけるべく、携帯電話が鳴る傾向が年々強まっている。
家族にしたら「1ケ月10数万円も払って預けているので何かあれば
文句を言おう」みたいな子供が(たいてい50~60歳代)が増えている。
国は、施設在宅の診療報酬を普通の在宅より低くしているのだが、
本当は逆で、なにをするにせよ、施設ほど大変な在宅は無いのだ。
しかも訪問看護が入れないという超アウエイ状況で闘わないといけない。
厚労省は、きっとこうした介護施設現場の事情を知らないのだろう。
ある企業系施設は、株主の最大利益確保が最優先なので、入所者が転倒する度に
救急搬送を義務づけているが、無駄な医療費などより保身が優先するのだろう。
救急搬送と救急医療で1回転ぶ度に、数万円の医療費がかかる。
これはみんなの税金から出ている。
そもそも町医者をあまり信用していない。
何かあれば主治医よりも救急車で病院へ、という方針のことろもある。
看取りも避けるところあるが、怖いのか。
ピンからキリまで、実にいろんな施設がある。
しかし電話は鳴る。
施設に殺される、と思う時もある。
一方、集中減算というおかしな政策のために、患者さんを事業所間で
物々交換ならぬ、人々交換しなければ、多くのケアマネ事業所は潰れる。
こんな理不尽な医療・介護に誰がしたのか。
それは介護保険制度を改善しないからだ。
ああ、2000年以前の素朴な時代に戻りたい。
こんなややこしい制度に苦しむには、もう年をとりすぎた。
介護保険の改良は厚労省ではなく、政治家の仕事である。
いい政治家を選ぶのは我々の仕事。
施設からの緊急コール率は、普通の在宅の数倍以上の確率になる。
今日だけでも、朝一から深夜まで数件の電話が鳴った。
正直、日曜日でも、早朝から深夜まで、休む暇はまったくない。
・発熱
・嘔吐
・転倒 が三大案件である。
熱で死なない。
食欲が無いのに3食無理やり押し込んだら、吐いて当たり前。
介護職員は医療知識が乏しいので、不安が大きい。
最低限は習ってはいるのだろうが、強い不安がある。
さらに、安全配慮義務による介護訴訟の不安があるので、なおさら
医者に責任を押しつけるべく、携帯電話が鳴る傾向が年々強まっている。
家族にしたら「1ケ月10数万円も払って預けているので何かあれば
文句を言おう」みたいな子供が(たいてい50~60歳代)が増えている。
国は、施設在宅の診療報酬を普通の在宅より低くしているのだが、
本当は逆で、なにをするにせよ、施設ほど大変な在宅は無いのだ。
しかも訪問看護が入れないという超アウエイ状況で闘わないといけない。
厚労省は、きっとこうした介護施設現場の事情を知らないのだろう。
ある企業系施設は、株主の最大利益確保が最優先なので、入所者が転倒する度に
救急搬送を義務づけているが、無駄な医療費などより保身が優先するのだろう。
救急搬送と救急医療で1回転ぶ度に、数万円の医療費がかかる。
これはみんなの税金から出ている。
そもそも町医者をあまり信用していない。
何かあれば主治医よりも救急車で病院へ、という方針のことろもある。
看取りも避けるところあるが、怖いのか。
ピンからキリまで、実にいろんな施設がある。
しかし電話は鳴る。
施設に殺される、と思う時もある。
一方、集中減算というおかしな政策のために、患者さんを事業所間で
物々交換ならぬ、人々交換しなければ、多くのケアマネ事業所は潰れる。
こんな理不尽な医療・介護に誰がしたのか。
それは介護保険制度を改善しないからだ。
ああ、2000年以前の素朴な時代に戻りたい。
こんなややこしい制度に苦しむには、もう年をとりすぎた。
介護保険の改良は厚労省ではなく、政治家の仕事である。
いい政治家を選ぶのは我々の仕事。
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この記事へのコメント
逆に、子供が親を在宅で看取りますと、「私が父を殺してしまった。母を殺した終った。あの時、ああすれば、父は(母は)まだ生きていたのではないか。」と時々思います。
私も、あまりにも「病院内が汚いことから、院内感染に曝されたこと」は、保健所に相談に行きましたけど。私の場合、裁判に訴えて、賠償金が欲しかったのではなく、「院内感染を撲滅して欲しかった」のです。それに病院の担当医に「院内感染で死んだことを言いふらしますよ」と申し上げたら「どうぞ言いふらして下さい」と仰ったので、保健所に言いつけたのです。保健所に、言いつけるとは思わなかったので、相当怒っていらっしゃるようです。
でもまあ、お葬式や、法事を執り行うと、御坊様や、神主さんが慰めてくれたり「お父さんやお母さんがあなたの守り神となって下さるのですよ」と言われると、何となく救われるような気になったりします。そうやって、「時間の力」で、消化していくしかないと思います。
でも施設に預ける時に「一ヶ月に、数十万円も掛かる」のでしたら、もっとヘルパーさんを増やすとか、利用者のリハビリや、お散歩に付き添うとかにその費用を回して欲しいですね。
しかし、年寄りと言う者は、転びやすいものですし、いずれ何かのご病気でお亡くなりになるんじゃないでしょうか。
幾ら大金を積んでも、古今東西を問わず、不老長寿の薬は手に入らないと思います。
Posted by 匿名 at 2016年04月11日 08:04 | 返信
表現が伝わるかどうか..感覚的な意見ですが、ボケを認知症という病気に仕立ててしまった経緯と
同じように、必要とされる以前に制度と職業を作ってしまった、それによるツケが肥大したという
イメージが湧きました。本人もしくは家族が、(被介護者)老人という位置付けを開始するにあたり
まずは、お上に申請という申し立てを開始しシステムに乗る。その後は制度というベルトコンベアに
運ばれながら、各々の職業に携わる方々の社内規則により、一挙手一投足を管理されていく。
先行きの門戸が狭いので、制度に乗り遅れまい、あぶれまいとして、健康体であっても早めに申請し
レジャー感覚での介護保険参加者も生じてしまう。そんな構図を感じてしまいました。
Posted by もも at 2016年04月11日 02:05 | 返信
ももさんの意見に同感です。
「利用者主体」「自立支援」「中立公正」などと、ご立派な理念を掲げた介護保険。とんでもない方向へ向かってしまっているのは、多くの関係者が分かっていながらどうにもならない現実です。
先生のおっしゃるとおり、政治を変えなければどうにもなりませんが、現場ではそれとは次元の違う楽しみが転がっています。今日も呆けたばあさん(利用者さん)と、あの世とこの世はどっちがいいか、真剣に話し合いです。
Posted by 平穏CM at 2016年04月11日 11:36 | 返信
なんでも 人任せにしているから わけのわからない方向に向かってしまったんでしょうか?
なんとかしないとたいへんなことになるって 誰もが感じている
なんとかっていう方法が あまりにも ヘンなんです
本当に困りました
Posted by 訪問看護師 宮ちゃん at 2016年04月12日 09:31 | 返信
どこもかしこも溢れかえっているday!
同じ介護保険料を支払いながら、街中で見掛ける被介護者と、逼迫した状態・環境に置かれた方々との
雲泥の差は計り知れません。年齢を経て、それなりの申請項目をクリアしさえすれば、何かしらの
フィードバック(介護)を得ることができるというのは、働く世代&後世を担う世代に重くのしかかる
理不尽だと声を上げる若者は...///声を上げろ、と促すことさえ酷ですね。
障碍者福祉の分野に目を向けて下さい。(参考にし、見習って下さい。)
基本型はボランティアで成し、自助努力を促す作業を行わなければ(真に援助を必要とする方に届く
福祉を考慮しなければ)、介護保険の破綻どころか、国が滅びる、という位な混乱ぶりではないのか?
と思ったりします。
Posted by もも at 2016年04月12日 11:25 | 返信
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