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ケリー外相の原爆資料館訪問

2016年04月12日(火)

暗い国際ニュースが多い中、少し光明を感じる報道があった。
G7のケリー外相が広島の原爆資料館を訪問したというのだ。
いろんな意見があるのだろが私は大きな第一歩を喜んでいる。
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G7外相会合が「広島宣言」を出して被爆地訪問を呼びかけた。



広島市で開かれていたG7主要7か国の外相会合は11日午後閉幕し、G7として初めてとなる、核軍縮・不拡散の分野に特化した成果文書「広島宣言」を発表し、「核兵器のない世界」の実現に向けて、世界各国の政治指導者をはじめ多くの人たちに、被爆地・広島、長崎を訪問するよう呼びかけました。

このほか、去年の外相会合に続いて、今回も共同声明から独立させる形で海洋の安全保障に関する文書が発表され、直接の名指しは避けながらも、中国が南シナ海などで海洋進出の動きを活発化させていることにG7として懸念を共有するとしたうえで、大規模な埋め立てや軍事拠点化の動きを自制するよう求めています。また、南シナ海の島々の領有権を巡って中国と対立しているフィリピンがオランダの仲裁裁判所に申し立てを行っている問題も踏まえて、国際紛争の当事国に対し、平和的解決のために司法が下した決定を完全に履行するよう求めています。

アメリカのケリー国務長官は自身のツイッターで、「広島市の平和公園と原爆資料館を訪れる初の国務長官となったことを誇りに思います」とつぶやき、みずからが記帳した 芳名帳の写真を投稿しました。

 芳名帳には、ケリー長官の署名とともに、「世界中の人々がこの資料館を見て、その力を感じるべきだ。ありのままで、厳しく、そして人を引き付ける展示は、私たちに核兵器の脅威を終わらせる義務があるだけでなく、戦争そのものを避けるために全力を挙げなければならないことを思い起こさせる」と記されています。
 さらに、「戦争は最後の手段であり、決して最初の選択肢であってはならない。この資料館は、世界中の人々が切望する平和な未来を築くため、そしてこの世界を変えるため、もっと努力するよう訴えかけている」と記され、平和な世界の実現に向けた決意を強調しています。

イギリスのハモンド外相は、原爆資料館でみずからが記帳した芳名帳の写真を投稿しました。ハモンド外相は芳名帳に、署名とともに、「ここは重要な場所で、心を動かされる。展示物は、争いを平和的に解決する義務や、戦争が一般市民に与える計り知れない影響を痛感させる。核兵器がなく、紛争が対話と妥協によって解決される世界のために共に一層の努力をしよう」と記し、核軍縮や平和のために各国が協力する必要性を訴えました。


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ケリー長官のコメントを聞きながら、感無量であった。
100点満点とはいかなくても、この情勢では95点のコメントではないのか。

私はアメリカの政治家が自分の言葉で分かり易く語ったことに驚いた。
きっと広島が持つ力が、、彼にそう言わせたのではないか。

核廃絶は、戦争抑止の土台である。
簡単なことではないが、昨日のG7が、歴史的な転換点になってほしい。

オバマさんにも伊勢志摩サミットの時に、広島に来てほしい。
政治生命をかけた大仕事だろうが、是非ともやり遂げて欲しい。

大きなことになる。
現実になることを願っている。

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この記事へのコメント

ケリー発言にケチをつけるつもりはないが、
広島に本社がある中国新聞によれば、
被曝者や被曝伝承者が生の証言を聞いてもらおうと用意した会場には、
事前に案内した海外報道機関の出席者は終日ゼロだったという。
生の証言は、世界には、ひと言も、ひと文字も、発信されていないのだ。
せめて1分間だけでも、、ケリーのすぐそばに居た被爆者の声には、耳を傾けてほしかった。

佐藤優によれば、オバマやケリーは、「政治家としての二枚舌」をつかっているという。
「核廃絶」を口にしても、結論は正反対になる。
核による悲惨な事態をまねかないためにも、相手を上まわる核の「抑止力」を維持しなればならない。
昨年7.14のイランとの「核合意」で、オバマらは、イランが地下の核濃縮工場を「研究所」として残すことを認めた。
これは、核政策変更の歴史的分岐点となった。

だから、サウジがこの日のために開発援助していた、パキスタン核を持ち込もうとしているのだ。
だから、トランプが、韓日の核武装を容認したのだ。
日本の法制局長官は、国会でなんどもくりかえし、言っているではないか。
「憲法第九条は、核の所有も使用も認めている。」
「実際に核武装するか、核攻撃に踏み切るかは、時の政府の判断にゆだねられている。」
だから、原発の再稼動も、再処理場も、「もんじゅ」も、永遠に存続させなければならないのだ。

アベくん。
こんど、習金平やプーチンを招待するとき、会談場所は、広島か、長崎にしてくれ。
いや、かえって、まずいか。

Posted by 匿名でごめん at 2016年04月13日 02:35 | 返信

長尾先生が、この記事を挙げて、そうコメントなさると予想していました。
当初、原爆資料館訪問に難色を示したのはアメリカ国だった、とNEWS報道を見た時には
どのように事が運ばれるか、不安と期待のような心境でしたが、結果は、ケリー長官からの
メッセージまで公表されるとは、喜ばしく歴史的な第一歩だと思いました。
長尾先生が仰るように、「広島が持つ力」に同感です。

Posted by もも at 2016年04月13日 05:25 | 返信

BS11のワールドニュースを見ていましたら、近じか、プーチンが北京へ出向いて、習近平と会談したいと、申し入れたそうです。
あのふたり、既にできてます(笑)。

Posted by 匿名 at 2016年04月14日 02:41 | 返信

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