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幸せってなんですか?

2016年05月09日(月)

今夜は、日ホス主催の黒田裕子記念神戸フォーラム2016の実行委員会だった。
40名の実行委員のみなさまと様々な議論、そして超楽しい懇親会を堪能していた。
いちばん揉めたのは、私の大会テーマ「がん、認知症、死ぬまでハッピー」であった。
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どちらがいいですか??

・ 「がんでも認知症でも住み慣れた場所で最期まで暮らす」

・ 「がん、認知症、死ぬまでハッピー!」


これだけでもさまざまな意見が飛び出して、結構な議論になった。
この議論だけで、ドキュメンタリー映画が1本造れるのではないか、という位。

・軽いなー
・ウルフルズみたい

これくらいの意見は覚悟していた。

・認知症で入浴死してハッピーなはずないじゃないか
・がんになって苦しむのに、ハッピーなはずないだろう

いろんな意見が飛び出した。
思いあまって泣きだす人も現れた。


懇親会では、がん闘病中の当事者に誰かが質問した。

「今、幸せですか?」

するとその人は少し考えて、こう返した。
「幸せってなんですか?」

結局、そうそうなんだね。

私も「あなたは幸せですか?」と聞かれたら自信が無い。
「幸せ」であるような、無いような。よく分からない。


そこから、「幸せ」についての議論になった。

いつしか、アドラー、法燃、親鸞、荘子、ドラッガー・・・
世界の哲学者をまじえた「幸福論」議論になっていった。

でも、

考えてみれば、「幸せ」ってなんだろう。
自分は今、幸せなのか?

幸せだ、と言うと、自分でもなんだかウソ臭いような気がするし
不幸せ、と言うと自分で自分に不幸の呪縛をかけている気もするし。


人は幸せを求めて生きている。
いや、求める力があるからこそ、生きることができるのだろう。

がんや認知症になっても(なるのだ!)、本当に死ぬまでハッピーでいられるのか。
私も知りたいテーマである。

こうした議論に興味がある方、参加したいなと思う人は、
是非、9月24日、25日の神戸を空けておいて下さい。→こちら

ポートアイランドの会場(神戸国際会議場)周辺にはいくつかのホテルがある。
来られるなら早めにホテルを予約しておいたほうがいだろう。

たくさんのサプライズを用意したい。
これから最終調整に入る。

天国の黒田裕子さんに恥じない、日本最高の市民フォーラムにしたい。
明日からさらにプログラムを練り上げていく。

ところで、
議論の結果、大会テーマは原案どうり
「がん、認知症、死ぬまでハッピー!」
になりました。

途中に「おひとりさまでも」を入れたほうがいい、とか
「ハッピー!?」のほうがいとか、いろいろな意見を頂戴したが、結局は原案どうりに。

このフォーラムの特徴は「誰も平等で、誰でも参加OK」。(日ホスとはそんな会)
要は、市民もプロも本音で語り合いましょう、という趣旨。

参加申し込みは、HP上で5月20日から開始。
懇親会はすぐに一杯になるだろうから、早めに申し込んだほうがいいだろう。









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※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

この記事へのコメント

幸せってなんですか?って..それは、自分らしくあることだと思っています。
各々の持ち場で、自分なりに懸命に生きる。
どの立ち位置に立てども、必ず苦難はあるのだけれども、
その時に人は一人では生きていけない、と悟ったり、人の愛=温かみに触れて
人間て捨てたもんじゃない。自分のために生きるのだけれども、それはイコール
人の為でもあるように、共存する。互いに気持ちを通わせ合うことにより、
心が満たされる、というような人の心の機微を感じる瞬間の心地よさ、
心の通い合いを感じることが出来た時に、人は "生きている" と実感し
心が満たされるのではないでしょうか。
もしかしたら、結論なんて出ないかも知れないけれど、その過程でも
人の真心を感じる瞬間が生じた時に、感謝が生まれて、「生きていてよかった!」と
思うのではないでしょうか。その時に人は誰でも "幸せ" と思う事ができるのでは
ないでしょうか。

Posted by もも at 2016年05月09日 09:36 | 返信

幸せって、自由であること。お互いの自由と人権を尊重できること。

制限された環境下で物理的には不自由でも、「心は自由である」強靭な精神力の持ち主もいるのかもしれない。
けれどもやはり、一党独裁国家には、自由も人権も幸せもないと思う。

幸せは、健全な競争が成り立つ自由平等な社会に存する。

Posted by 匿名 at 2016年05月10日 01:24 | 返信

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