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抗認知症薬の少量投与を容認

2016年06月06日(月)

6月1日に厚労省から通達が出て、抗認知症薬の少量投与が容認された。
それを受けて、6月2日に「抗認知症薬の適量処方を認める会」として記者会見した。
そのことをいくつかの地方紙がまた書いてくれた。
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 メデイファックスさんが、私のコメントを正確に書いてくれた。 
「裁量権、再確認された」→ こちら

そしてたくさんの地方紙も報じてくれた。


東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016060201001426.html
 
西日本新聞
www.nishinippon.co.jp/nnp/medical/article/249337
 
静岡新聞
http://www.at-s.com/news/article/health/national/246680.html
 
河北新聞
http://www.kahoku.co.jp/naigainews/201606/2016060201001426.html
 
佐賀新聞
http://www.saga-s.co.jp/news/national/10208/318375  

・・・・

しかし残念ながら、読売新聞と朝日新聞はまだ報じていない。
その理由は、おそらくみなさまの想像のとうりであろう。

要は報じられない事情があるのだ。

日々、認知症の患者さんが抗認知症薬の是非を聞きに来られる。
私がそれを占い師のようにその場で即答できることはあり得ない。

今回の通達を知っている主治医とよく相談してほしい。
今回の通達を知らない医師ならば・・・ ちょっと困るが。

製薬会社は、この通達に好意的であると聞いた。
少量投与や適量処方であっても、売れればいい。

良かった。
殺されなくて目的を達成できた。

欧米では、抗認知症薬の評価は下がる一方だし、
効かないとの論文も出てきたがそれを報じるメデイアは無い。

これまで日本の認知症だけが、製薬会社の食い物にされてきた。
つまり「造られた認知症」が、たくさんあったのだ。

ちなみにイギリスもアメリカも認知症の人は減っている。 → こちら

一方、日本は凄い凄い勢いで増えている。

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※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

この記事へのコメント

時々お見掛けする高齢者の男性ですが、最近になって大手企業が経営するデイサービスに通うように
なった様子。認知症初期という感じは否めませんが、規模の大きい(収容人数の多い)デイサービス
なので、苦労もあるのでしょう。日に日に不安げな表情が増しているように見えてなりません。
親一人子一人の生活なために、日中にはデイサービスへ、と送り出す息子さんの気持ちも分かりますが
お年寄は、不安が増して、やつれていく様子が目に見えてなりません。
認知症かな?と思っても、即、投薬であるとか「デイサービスへ」とかの急激な対処は、考えものです。
認知症かも、と思った時程、近しい人との接点かな..と思った昨今です。

Posted by もも at 2016年06月07日 09:07 | 返信

朝日新聞には「朝日賞」というのがあって、たしかある認知症の権威がこの賞を授与されたはずです。権威殿が臨床治験をタテに抗認知症薬の増量規定、高用量処方を強力に推進してきたお立場上、朝日新聞がこの記事を掲載できないという事情が納得できます。大手新聞社が守りたいのは国民の安全ではなく、権威のメンツなのでしょうか?今回それを証明してしまいました。重要記事をスルーするようなジャーナリズムなど存在価値があるのか?と思います。

Posted by マッドネス at 2016年06月08日 08:40 | 返信

朝日新聞止めて、毎日新聞を取りたいんですけど、、気が弱くて日経新聞まで取らされています。
朝日を取ってるから、日経新聞取るのが当たり前とおもってるらしい。
断ると、新聞少年の給料が減らされるし...。

Posted by 匿名 at 2016年06月09日 07:40 | 返信

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