泣く子も黙る私学の雄となった近畿大学総長であられる塩崎先生は
ご縁あって３０年前から知っている。

私が阪大病院第二内科（東７階）で働いていた時、同じ階の西７階の
第二外科の助手として精力的に胃がんの手術等をされていた大先輩。

その塩崎先生ご自身が、ステージ４の胃がんになるも、なんと
放射線治療で生き延びている、という内容だ。


胃がんに放射線治療？？

聞いたこともない未知の領域に、自らの病を実験台として提供している姿は、
さすが大物外科医としか言いようがない。大いに見習いたい。

しかも大学総長としての仕事を続けられている。
凄い精神力でもある。

近大には、歌手のつんくさんもいる。
つんくさんと塩崎先生が「がん対談」でもすれば盛り上がるかも。

私は、今年から近畿大学医学部の非常勤講師も拝命しており、
９月１日には、医学部の学生に「平穏死」の授業をすることになっている。

「平穏死・１０の条件」とともに、「がんは人生を二度生きられる」ことを
塩崎先生のメッセージとともに、若き医学徒に送りたい。

もちろん塩崎先生にもご挨拶して帰りたい。