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今日もアリセプト薬害相談

2016年07月21日(木)

毎日毎日、アリセプトで酷い目にあった人が来られては泣いて帰られる。
まさに薬害の相談窓口のようになっている。
今日はアリセプトで娘さんに噛みついたが、中止すると穏やかになった人が。
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横須賀ではアリセプトを飲んでいる認知症の人が妻を刺し殺した事件があった。
アリセプトの興奮作用が関係しているであろうことは、誰もが想像できる。

噛みついたり、刺し殺したりしても、それは副作用ではない、と
専門家は言い張るが、誰がどう考えてもそんははずはない、と。


アリセプトの薬害相談は時間がかかる。
できれば拙書を読んでからにしてほしい。

「認知症の薬をやめると認知症が良くなる人がいるって本当ですか?」


できれば、メデイアのかたもこの本を読んでから取材して欲しい。

でもなぜ、末端の町医者である私がこんなことをしているのか。
本来、これは専門家や製薬会社の仕事ではないのか??

それは、
それは・・・・

それは、もちろん、お金、である。

政治と同様、医学も落ちるところまで落ちた。

まさに末法の世。



以下、浜さんが発行されている会報より。

薬のチェック no.63 vol.16 Jan.2016』

メマンチン(商品名メマリー):認知症に対して価値なし

アルツハイマー病の治療薬剤を格下げ    → こちら
 

『薬のチェック no.64 vol.16 Mar.2016』

害反応

アルツハイマー病のくすりによる徐脈

この害反応が起きることに常に注意すること  → こちら

 

『薬のチェック no.65 vol.16 May.2016』

認知症用剤のドネペジルとガランタミンの長期試験

使用中止や死亡が増えている      → こちら


@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@


とにかく、世の中、大変なことになっている。
大手新聞やテレビはスポンサーの関係で絶対に報じない。

でも専門の医学会は、「そんなことは無い」で終わり。

そんなことあらへんやろね。
現場の人はみんな知っとるけんね。

私のところには、ゴマンと抗認知症薬の被害者がいるが、
こうした不都合な真実に対して、大手メデイアもそろそろ動くべきだと思う。




 


 


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この記事へのコメント

「娘さんに、噛みついたお年寄り」の話でもびっくりですけど、「横須賀で、アリセプトを飲んでいるお年寄りが妻を刺殺した事件」があったのは存じませんでした。恐ろしい話です。
小関先生の仰るとおり、私の母も「胃が痛い」と言いだしたので、アリセプトの服用を中止しました。
でも、なんとなくボーっとして来ると心配で4/1に割って服用させましたけれど、死なれてみると、アリセプトなんか飲ませなくても良かったと思いだして、悲しくなります。
私は最近、血圧が上がると「釣藤散」を飲むのですけど、これは、脳梗塞の漢方薬ですけど、なんとか認知症に穏やかに効く漢方薬は研究できないかと希望しています。

Posted by 匿名 at 2016年07月21日 07:55 | 返信

「どうにもならないこともある。」と、言ってくれた方が親切な場合もあります。
苦悩の時期もあったでしょうけれど、ある病気を受容(現実を受け入れた)することができたために、
その後を充実して過ごしている方と雑談した時に、先のセリフを聞きました。
障害が残ること=どうにもならない、ということを早く言って頂いた方がヨカッタという意味です。
運命を、努力によって変えたいと気持ちが躍起になろうとも、人間の身体には退化・劣化という宿命
があるのを、人は即座には、それを理解し難い生き物のようです。
けれども、真実を告知する勇気の方が、生身を削る作業なのでしょうか。
人によりますが、遠回りするよりも、早く真実を知ることにより潔く前進したい、その状態なりの
前進(納得)ができる人も、世の中には割と多いのではないでしょうか。
回りくどい作業(気休め)は無駄を生むと思います。
医師は、患者が真実を受け入れる時のサポート役でいて下されば幸いです。

Posted by もも at 2016年07月22日 12:52 | 返信

「私のところには、ゴマンと抗認知症薬の被害者がいるが」
その被害者の主治医は長尾先生でもなく、長尾クリニック勤務医師でもないわけで。
ならば、
被害者が長尾先生に泣きついてきて、
長尾先生は被害者のお話を聞くことはできるけれども、
被害者の現在の主治医に、処方内容改善を忠告するなど、直接に働きかけることはなさらないでしょう?
医者の仁義みたいなものがあって、医者が直接、他の医者の治療方法に口出しするってことは、まず、あり得ないと聞いています。

そうすると、
アリセプトなどの薬を飲ませるのが大好きな医者と、被害者およびその家族が自分で対決しなければならない。

医者と患者が薬について話し合うって、患者にとってはほんとに大変な作業なんです。
特に、ドネペジルなりガランタミンなりドグマチールなり、そういった類の薬を平然と処方する医者は、その薬を飲んだ結果、目の前で患者が苦しんでいるという現実を認めない。「本来の症状が悪化しただけ」と、こじつけ解釈してまた薬を追加する。
どうしようもない「医者もどき」なんです。

そういった医者もどきから、患者を取り上げなくてはいけません。
どうやって?
患者が逃げだせば良い。
しかし逃げ出す場所=かわりの医者が必要。
どうやって患者の近隣で長尾先生みたいな医者を探すか、それが難問です。

Posted by 匿名 at 2016年07月22日 02:44 | 返信

ちょっと前に投稿した続きです。
「アリセプト大好き医者」から逃げ出した患者はどうすればいいか。

河野メソッド実践医師はピンキリです。けれども少なくともアリセプトに関しては、投与するにしても極めて少量にするはずです。ゆえに、相談に来る方たちの近隣に河野メソッド実践医師がいれば一番無難です。
でも近くにいない場合は、車を運転できないとか老老介護で、やむなくタクシーで医者へ連れて行くと、そのたびに一万円札が軽く飛ぶ。介護タクシーや付き添いヘルパーが必要な場合もある。

私の母はもう亡くなりました。
母が存命中、私はいつも、河野メソッド実践医でありかつ、在宅訪問医師で最期まで看取ります、と、明言できる医者がいればどんなにいいだろう、と夢見ていました。

河野メソッド実践医って、看取りはやりたくない医者が多いんです。
(この点が、河野メソッドの「うさん臭さ」でもある。)

長尾先生、河野医師に看取りを教えて差し上げてください。

Posted by 匿名 at 2016年07月22日 02:54 | 返信

なんでも…
困ったことがあると なんとかしたいと思ってしまうんですよね

それは…
薬じゃないです

見守る勇気を持ちたいです

Posted by 訪問看護師 宮ちゃん at 2016年07月22日 03:00 | 返信

私は在宅介護をしたと言うだけの話で、本当はお粗末な介護でしたけれど、アリセプトの件では、母が「胃が痛い」と言うとアリセプトを飲ますのを止めたり、1/4に割って飲ませたり工夫はしました。
お医者さんは、国立大学を出てるのに、医師会に入れて貰えなかったヘンなお医者さんだったので、「アリセプトは飲んだり飲まなかったりしています」と報告したら、「それでいいよ」と言ってくれました。
こんな長尾先生みたいな、「ヘンなお医者さん」は、中々見つけるのが難しいですけど(笑)、私は「漢方薬をだしてくれるお医者さん」という事で一家揃って見て貰うことになりました。
でもそのお医者さんとケンカして他のお医者さんに代わろうと思ったけど、ダメでした。
他は皆医師会に入っていらっしゃるお医者さんばかりでしたから。
河野先生の仰るように、お薬のさじ加減ができると言うのが在宅介護の良い点ですね。
「匿名様」も在宅でお父様をみて、ケアマネジャーと相談して一週間全部ヘルパーさんに入って貰うわけには行かないのでしょうか?
ご自分で介護する必要は無いと思うのですけど。
親戚のおばさんに、少々のアルバイト代を払って、泊まり込んで貰うとか。
お仕事を持っていらっしゃる方は大変ですね。
それとも、思い切って関西の先生のご存じの施設に紹介してもらって入れて貰うとか。

Posted by 匿名 at 2016年07月22日 03:34 | 返信

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