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がんは年間100万人がなり、37万人が死ぬ病気
2016年07月23日(土)
がんは年間100万人がなり37万人が死ぬ病気であると発表された。
この統計からいろんなことを連想している。
もちろんがんの種類によって事情はまったく違うが。
この統計からいろんなことを連想している。
もちろんがんの種類によって事情はまったく違うが。
新聞によって、報道の仕方がすこしずつ違う。
産経新聞 →こちら
日経新聞 →こちら
読売新聞 →こちら
100万人がなって37万人が死ぬということは
3人に1人が死ぬ((死亡率は3割強)ということ。
少なくとも、がん=死、ではない。
がん全体の5年生存率は、62%で3%上昇したという。
がんと言われても、5年後に、3人に2人が生きている。
5年後も生きている人が多いということは、
がんと言われてから第二の人生を生きられる人が6割いるということ。
拙書「がんは人生を二度生きられる」は、おかげさまで、4刷りになった。
さて、近藤誠医師(偶然にも昨夜、彼の同級生3人とお食事をした)に
言わせると、このデータは、こうなるのではあいか。
がんと言われている人の
3人に2人は”がんもどき”で
3人に1人が”本物のがん”
そうか、”がんもどき”のほうが多いのか。
過剰診断ってやつか・・・・
でも過剰診断かどうかは、死んでみないと分からないわけだ。
つまり”後だしジャンケン”をすれば、ちゃんと分かるという意味。
乳がんの5年生存率は、9割を超えていて死なないがんの代表だ。
しかしステージ1aの初期がんでも手術後に全身転移する人がいる。
がんが暴れ出す、ということだ。
この場合は、放置した方が良かったのだろうが、この意見も後だしジャンケン。
後からならなんとでも言えるのが、”医療”の本質。
しかし医療の不確実性こそが医療の本質であることを、何人の患者さんが理解してくれるのか。
それにしても膵臓がんが際立って成績が悪いことが気になる。
膵臓がんの5年生存率は、8%。
胆嚢がんが22%えで、肺がんが32%で、この3つが、本物のがん御三家だ。
ちなみに、Flashというエッチな写真週刊誌が「がんの名医特集」をしている。
私は「がんの名医など言えない」と言ったら、そのようなコメントが掲載されている。→こちら
膵臓がんは、ほとんどが本物のがんであると言えよう。
しかし、術前にがんかがんで無いか確定診断がつかない場合もある。
川島なおみさんの胆管がんも診断がつかなかったので、半年間、”放置”した結果が死だった。
つまり、がん医療に絶対”は無く、賭けである、ということだけでも理解しておいたほうがいい。
産経新聞 →こちら
日経新聞 →こちら
読売新聞 →こちら
100万人がなって37万人が死ぬということは
3人に1人が死ぬ((死亡率は3割強)ということ。
少なくとも、がん=死、ではない。
がん全体の5年生存率は、62%で3%上昇したという。
がんと言われても、5年後に、3人に2人が生きている。
5年後も生きている人が多いということは、
がんと言われてから第二の人生を生きられる人が6割いるということ。
拙書「がんは人生を二度生きられる」は、おかげさまで、4刷りになった。
さて、近藤誠医師(偶然にも昨夜、彼の同級生3人とお食事をした)に
言わせると、このデータは、こうなるのではあいか。
がんと言われている人の
3人に2人は”がんもどき”で
3人に1人が”本物のがん”
そうか、”がんもどき”のほうが多いのか。
過剰診断ってやつか・・・・
でも過剰診断かどうかは、死んでみないと分からないわけだ。
つまり”後だしジャンケン”をすれば、ちゃんと分かるという意味。
乳がんの5年生存率は、9割を超えていて死なないがんの代表だ。
しかしステージ1aの初期がんでも手術後に全身転移する人がいる。
がんが暴れ出す、ということだ。
この場合は、放置した方が良かったのだろうが、この意見も後だしジャンケン。
後からならなんとでも言えるのが、”医療”の本質。
しかし医療の不確実性こそが医療の本質であることを、何人の患者さんが理解してくれるのか。
それにしても膵臓がんが際立って成績が悪いことが気になる。
膵臓がんの5年生存率は、8%。
胆嚢がんが22%えで、肺がんが32%で、この3つが、本物のがん御三家だ。
ちなみに、Flashというエッチな写真週刊誌が「がんの名医特集」をしている。
私は「がんの名医など言えない」と言ったら、そのようなコメントが掲載されている。→こちら
膵臓がんは、ほとんどが本物のがんであると言えよう。
しかし、術前にがんかがんで無いか確定診断がつかない場合もある。
川島なおみさんの胆管がんも診断がつかなかったので、半年間、”放置”した結果が死だった。
つまり、がん医療に絶対”は無く、賭けである、ということだけでも理解しておいたほうがいい。
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この記事へのコメント
報道についての評価:新聞は小見出しを付けなかった読売新聞に一票。
内容が統計なので、記者の主観は不必要な気がしました。罹患したら「統計のどの部分に入るか」
なんて無意味ですしね。僅か数パーセントの悪い結果の方に入ってしまう可能性は、無きにしも
あらず。なので、傾向を主観的に小見出しにした他紙の記者には、少し反対。
Hな雑誌という週刊誌の記事内であっても、特集は興味深く読めます。
表に示した、病院名と医師名の紹介はリサーチの参考になりそうです。
長尾先生コメント(内容)を載せることにより、「名医」を論じることに"無意味"を表現している
ようですし、この週刊誌のライターが、「癌について」を知っているのが察せられます。
Posted by もも at 2016年07月24日 08:47 | 返信
我が家に来た野良猫のうち、雌猫4匹に避妊手術をしまして、食べ物をやっています。
そのうち一匹は、誰かに殺鼠剤を食べさせられて、死にました。
エサは、ロイヤルカナンと言う自然食品のキャッツフーヅと、猫用の缶詰め一つと、カツオのたたきと、とサーモントラウトです。
以前、弟子入りした先生のお嬢さんが拾ってきた犬に、牛肉ン缶詰めを食べさせ過ぎて前立腺がんで死んだので、ついつい、野良猫を甘やかしています。もう12歳になります。
でも自分の食事は、暑いので、お酒を飲んで寝てしまいます。
水道水は、自然食品店で、購入した水道水の浄水器のフィルターを越して飲んでいます。
ゼンケン浄水器と言う会社の2万円くらいしたのか忘れました。今ではカートリッジのフィルターだけで9、575円します。発がん性物質を取り除くだけの浄水器です。
夏バテ防止のためにも、野菜や魚や牛肉を食べなきゃと思うのですけど、火を使って調理するのがしんどいです。
Posted by 匿名 at 2016年07月24日 09:08 | 返信
電通はアメりカが操る洗脳広告代理店であり、テレビ、新聞、週刊誌、ラジオ等のマスコミによる偏向報道によって、見事な洗脳に晒され続け、思考停止状態にある日本人は、自分自身の脳、すなわち思考そのものを点検せよ! 我々はハッ、と気付いて用心し、注意し、警戒すれば騙されることはない。 すべてを疑うべきなのだ!
Z
Posted by 洗脳からの覚醒はベンジャミン・フルフォード at 2016年10月06日 01:41 | 返信
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