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韓国も尊厳死の法的担保を決定
2016年07月24日(日)
韓国の国会も尊厳死の法的担保を2018年から行うことを決めた。→こちら
台湾は2000年から法的担保を行い、2度の改正を経て施行されている。
欧米の先進各国は尊厳死は当たり前で、安楽死の議論が中心である。
台湾は2000年から法的担保を行い、2度の改正を経て施行されている。
欧米の先進各国は尊厳死は当たり前で、安楽死の議論が中心である。
つまり、日本以外の先進国はすべてリビングウイルが法的に認められている。
アジアでもその動きが加速している。
日本だけが、先進国で唯一リビングウイルが認められていない。
そもそも、日本にはリビングウイルや尊厳死の教育が無い。
無作為に医者100人を選び聞いてみるがいい。
1)リビングウイルとは何か?
2)世界でリビングウイルが認められていない国は?
正解率は99%以下だろう。
そんな状況で、延命治療の議論をしている。
そして偉いさんは口を揃えて、「日本には医学会のガイドラインがあるから解決スミ」という。
そのガイドラインとやらを知っている医者が何人いるのだろう。
市民が何人いるのだろう。
国会も
日本医師会も
日本弁護士会も
全日本宗教連盟(仏教、キリスト教、神道)もすべて尊厳死に反対している。
だからリビングウイルに関する国会での議論は12年間、完全に停滞している。
それを議論する場さえ、完全に封殺され、それでよしとなっている。
マスコミは尊厳死に反対する人を善人として、賛成する人を悪人として常に報道する。
そんなマスコミのなかで、尊厳死と安楽死の違いに答えられる人はゼロである。
ブリタニーさんの安楽死(自殺)をすべてのメデイアが「尊厳死」と誤報したが、訂正も無い。
マスコミは、韓国や台湾に行って取材してきたらどうか。
要は、何も知らないまま「尊厳死反対」を掲げている。
お金が入るからだ。
日本尊厳死協会は会員数12万で、世界最大のリビングウイル団体である。
しかしその国だけに、りビングイイルが認められていないという構図にある。
今後の医学・看護教育で、死の教育は必須だ。
しかしそれを教えているいる医学部は、ほぼゼロ。
私は、いくつかの医学部で教えるようになったが、もう少し時間が欲しい。
叶うならば、1大学で4コマ位は講義させて欲しい。
直近は、9月1日の近畿大学医学部での講義である。
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この記事へのコメント
本当に…
心の時代の到来です
死という見えないもののお話で
誰かが きちんと説明してくだされば 後悔のない人生を送ることができるかと思います
一番 説明責任を果たすお立場であるお医者さまが
まもなく死を迎えるであろう方やご家族に 説明できない方が多すぎます
Posted by 訪問看護師 宮ちゃん at 2016年07月24日 01:34 | 返信
いかに死ぬかの議論も大切ですが、いかに今を生きるかを考えることもフリーの社会福祉士になると毎日必死です。
Posted by 社会福祉士河本健二 at 2016年07月24日 06:47 | 返信
>今後の医学・看護教育で、死の教育は必須だ。
>しかしそれを教えているいる医学部は、ほぼゼロ。
既に高齢化社会に突入しているにも拘わらず、医療者が「死」を知らないことが
不自然です。高度な医療技術よりも先に、シンプルな医療、優しい医療を習得し、
即戦力として実践して頂きたいと思います。
Posted by 匿名 at 2016年07月24日 10:27 | 返信
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